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  1. プロ野球福岡ソフトバンクホークスに所属する選手、柳田悠岐の愛称(あだな)である。詳細は本人のページにて
  2. ハーメルンのバイオリン弾き」に登場するキャラクター。本項目で解説。
  3. けいおん!」に登場するギター、ギー太の表記揺れ。
  4. 戦姫絶唱シンフォギアXD」期間限定イベント「雪山に宿る魂」に登場するゲストキャラクター。

概要編集

CV:二又一成(ドラマCD版)松山鷹志(テレビアニメ版)


同作における魔王軍の最高幹部たる「魔界軍王」のNo.4。

超獣王ギータとも呼ばれており、超獣王は原作ではウォーリア・キングとも読む。


外見編集

上半身はイヌ型の獣人で、下半身はイヌ丸1頭分の形を成している(ただし、足の先が馬の蹄状になっているなど、通常の犬ではない)

ケンタウロスにも似るが、上半身は下半身の背中から生えている形(上半身である獣人が、犬にまたがっているようなシルエット)のため、下半身にも犬の頭部がある。この下半身側の頭部については位置関係上、真正面から見るとちょうど上半身の股間から突き出ているようにも見えるため、ギャグパートで散々ないじられ方をしてしまう(後述)


性格編集

本人の名乗る通り魔界一の剣客だが、格上相手にはへつらうような、格下相手には小バカにするような丁寧口調で喋る、慇懃無礼な性格。

ただし、こういった「三下風の丁寧口調なキャラ」にしては珍しく、窮地に陥ったり激昂したりしても丁寧口調が崩れることは決してない。作中、他にも丁寧口調の魔族は何人か出てくるが、それらが追いつめられると粗野な口調になるのとは対照的であり、後述する「冷静冷徹な策謀家」の本性が見て取れる。


魔王軍幹部「魔界軍王」の一人だがその中では最弱であり、本人もそれを自認している。魔界一の剣客となったのも「魔族としての力の低さを補うために剣技を磨いたから」という、何気に努力家であり苦労人。


そのためか大変に屈折しており、剣技を磨いた理由について本人は

「自身の純粋な魔力は他よりも劣るものの、そこに剣士という技量が上乗せすることでどんなに強い相手でももがき苦しむさまを眺めることができるから」

と語っている。

ただし一方で紛れもなく彼自身が努力して研鑽したスキルでもあるためか、人類側で最強の剣士として名高かったダル・セーニョ王と立ち会う機会がなかったことを残念がるなど、剣士としてのプライドも本人なりに持ち合わせてはいる。


もっとも本質はあくまで「残虐非道な魔族」であり、修行で剣を磨いた達人キャラであるにもかかわらず「高潔な武人」のような性質は一切なく、人間をいたぶることに喜びを見出し、勝利のためには卑劣な手も厭わない外道である。


真の姿編集

彼の真の姿はケルベロス

普段の獣人型の上半身、犬型の下半身は本性に戻った時のそれぞれの首であり、双頭の巨犬の姿になる(つまり、実際の外見としてはオルトロスの方が近い)


さらに「他者の血を舐めることで、能力を取り込んで使用できる」という異能(※)を有しており、二つ名である「超獣王」の真の意味もそこから来ている。

劇中で真の姿を見せた際には、この異能によりこれまで得た血(幻竜王ドラム妖鳳王サイザーヴォーカル)の能力も発現し、ケルベロスをベースとしたキメラと化して主人公たちを圧倒した。


しかしこの戦いで敗北して逃げ帰った際、大魔王ケストラーに一度聖杯にされてこの強化分の魔力を吸い取られてしまい、以降は最後まで真の姿になることはなかった。


(※ 発動条件について詳細が明かされたことはないが、劇中で披露したのはいずれも「相手が瀕死または死亡した後」であることから、これに類するシチュエーションでないと取り込めないと推測される)

魔王軍一の策士としての顔編集

剣を極めた理由と同じく「自分は弱い」という自認から魔王軍随一の策略家であり、普段の強者に媚びへつらう三下のような振る舞いも、あくまで処世術である。

自分より強大な他の魔王軍幹部のことも隙あらば寝首をかいて取って代わろうと狙っており、実際に作中では幻竜王ドラム、妖鳳王サイザー、罪人ヴォーカルを手にかけている。

また謀殺ではないものの冥法王ベースへのトドメも彼の一太刀であり、結果的に「物語当初において自分より上にいた魔界軍王」は全員その刃にかけていることになる。


相手にとどめを刺すときなどに、普段の軽薄な態度とは打って変わった冷酷で獰猛な表情を見せるが、この時の凄みは同じく魔王軍の策士であるオル・ゴールを怯えさせるほど。


また、基本的には策に溺れての失敗をすることが無く、彼の策がやぶれるのは「愛と勇気、努力と根性で湧き上がるパワー」や「タイミングの良い仲間の助け」などの、事前に対策しようのない理外の要素が絡んだケースがほとんどである。

そのため、そうしたご都合主義が関与する余地のない魔王軍内部での権力闘争については、鮮やかに対象を謀殺してみせている。


魔剣コレクター編集

趣味と実益を兼ねて様々な魔剣を収集しており、「魔界一の剣客」と呼ばれる戦闘力の少なからぬ部分を、これら魔剣の能力に頼っている。

これは「剣技だけいくら極めても、他の大魔族との差は埋めがたい」という非情な現実も関係していると見られ、実際に人類側最強の剣士であったダル・セーニョ王は、魔界軍王No1の冥法王ベースによって剣技を発揮する余地もなく瞬殺されている。

基本的には実用品として集めているためか、魔剣を使い捨てることにもためらいが無い一方で、戦いながら魔剣の能力を楽し気に解説してくれるというコレクターぶりも見せている。


魔王軍きってのコメディリリーフ編集

登場期間が長く、また「普段は腰が低い三下キャラとして振る舞っている」というキャラ性が扱いやすいせいか、作中における屈指のコメディリリーフでもある。

特に、ドラムやヴォーカル、ケストラーといった暴虐な上位者から理不尽な扱いを受けて涙する「不憫な中間管理職」ネタと、ハーメルを筆頭とした主人公勢からの「下半身のイヌの頭が、丸出しにした巨大チ●コにみえる」という下ネタいじりは定番。


ただしギータ自身がボケることはほぼ無く、主人公側で似たような立ち位置であるオーボウと同じく、ギャグパートにおいては「常識人ゆえに周りの破天荒かつ非常識なキャラ達に一方的に振り回されざるを得ない苦労人」である。



作中での動向編集

魔界軍王の一人として登場するも、当初は魔界軍王No2・幻竜王ドラムの腰巾着のような立ち位置で一緒に登場することが多く、しばしばパワハラを受けていた。

ドラムと共に第二次スフォルツェンド大戦に参加し、自身はパンドラの箱を開けるための鍵を入手するために活動。フルートの持つ十字架こそが鍵であることに気づき、一度は手に入れるもサイザーに左腕を切断され、鍵を横取りされてしまう。

と、ここまでは魔界軍王最弱、いいところのない三下とみえたギータだったが、大戦終了直後に冷酷な野心家の本性をあらわして虫の息のドラムを暗殺。その能力を吸収する。


スラー共和国において、裏切りを行ったサイザー粛清のために冥法王ベースに現地に派遣され、パンドラの水晶を用いることでサイザーの動きを封じて勝利するもハーメルライエルに敗北。それでも箱だけは手に入れながらもベースの怒りを買い、処刑されかけるがオル・ゴールに助けられて生存。


傷を癒し、戦列復帰した際にはベースにお仕置きされているオル・ゴールを助けることで借りを返し、ハーメルに対抗するためにヴォーカルの復活も提案する。ヴォーカルのおかげでルビー剣は完成し、パンドラの箱の箱錠を壊すことにも成功した後、弱体化したヴォーカルを暗殺し、ルビー剣を自らのものとした。


ヴォーカルの反魂の法で操られている反魂サイザーをケストラーの聖杯にするために活動した際、ルビー剣内のサイザーの魂をライエルに奪還され、ルビー剣が使用不能になってしまう。真の姿となることで再び優位に立ち、オカリナの血も得るがオカリナの命と引き換えの鳳凰千破で敗北。撤退後、ケストラーの手で聖杯に変えられてしまうが左足が再生したことで機嫌を良くしたケストラーに吐き出され、弱体化しながらも復活。この件でケストラーへの恐怖と敬意はある目的に変わっていくのだった。


最終決戦編集

主人公達との戦いに敗れた冥法王ベースが、それでもしぶとく死霊として現れた際、それを一刀両断する形で登場。最後の魔界軍王として立ちはだかる。

このとき、旧知のオーボウからは「やはり、最後に残るのはお前だろうと思っていた」と評されている。


スフォルツェンド公国から因縁が生じたトロン・ボーンとの一騎打ちとなり、ケストラーに魔力を吸われたためか真の姿にはならずに獣人形態のまま戦うも「魔界一の剣客」の技量と、卑劣な策略家としての腕を存分に振るってトロンを圧倒。

しかしついにトロンが土壇場でくりだした三刀流で胴体を切断されて最期を迎えた…


と思いきや、実は上半身と下半身で命を1つずつ持っていたために生存。


ケストラーとの戦いを終えて、ハーメルたちが凱旋したのと入れ替わりに活動を再開するとケストラーの血痕を舐めることでその力を取り込み、ついに長年の悲願であった究極の下克上を達成。ケストラーに酷似した大魔王ギータとして復活を果たす。

……が、そこにひょっこり出てきたコル・ネッドの必殺技「聖母殺人伝説(ジェノサイドエクストリーム)」でギャグ的に瞬殺されるという、物語序盤から登場しつづけてきた敵側大幹部とはおもえない悲惨な最期を遂げた。


ただしギャグ演出とはいえ、本物のケストラーであれば耐えたであろう一撃でアッサリ死亡していることから、仮にここで死ななかったとしても、彼の野望はそう長くは続かなかったと思われる。


ちなみにシリアスとギャグを頻繁に往復する本作だが、基本的にはダークファンタジーであるため「死亡シーンがギャグとして描かれたキャラ」というのは意外に少なく、数少ない例も大抵はギャグシーンで登場したその場限りの端役である。

主要キャラであるにもかかわらずギャグ死したのはギータのみであり、ある意味では「ダークなシリアスと不条理ギャグ」を徹底して両立しつづけた本作を象徴するような、特別待遇の最期ともいえる。



そして、この件は彼の魂に深く刻み込まれたトラウマとなっており、続編で登場した「この歴史を経なかったIF」の設定で作り出されたギータも、この記憶はもってないにもかかわらずコルネットの姿をみるや蕁麻疹を発症して戦闘不能になるという醜態をさらしている。


アニメ版編集

上半身を下半身に収納することで犬そのものに擬態する能力も披露。


最終的にはベースに反逆した後、ドラムの力を用いるも自身の中で生き延びていたドラムに道連れにされてしまう。


余談編集

  • 続編の『続ハーメルンのバイオリン弾き』においては部下からの人望が厚く、部下たちはギータのためなら平気で盾になるほどでギータも同族に対しては仲間意識が強く、強さに対する執念は虐げられた同族に報いるためだったことが描かれた。
    • 仲間意識に関しては無印においても同族ではないが策士同士からオル・ゴールには親し気であり、助けてくれた借りを返す辺り、完全なキャラ変更というわけではない。大魔族の中では珍しく部下に無闇なパワハラをせず、旗下の軍団にも無駄な犠牲を強いる策をとらないなど、他の魔界軍王に比べて部下想いな一面はさり気なく描かれている。

  • コミカル描写では、前記した通り主にハーメルから(犬の頭部分を指して)チ◯コ丸出しの変態呼ばわりされており、その影響でpixivに投稿されている彼のイラストの中にはノーマルな内容にもかかわらず投稿者がR18カテゴリに指定している物もある。やめてやれ。

  • SNSにおいては「犬の頭を出した状態にしたらセンシティブ判定にされた(ので、構図を修正した)」という話すら見かけられる。ネタであって欲しい。

関連イラスト編集

ウォーリアキング・ギータギータさん。


関連タグ編集

ハーメルンのバイオリン弾き 超獣軍 超獣王ギータ

骨川スネ夫:原作者からはドラムとの組み合わせにおけるポジションに称されている。

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