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概要編集

魔界軍傘下の冥法軍のナンバー2。冥法王ベースの副官を務める道化師のような姿をした魔族。

串刺しにされても死なない不死身の体を持つ。

魔族としては比較的若いらしい。口癖は「あー楽しイ」。

別名は死のオル・ゴール、死神(ジョーカー)、道化師等。

その実力は軍王にも匹敵するが悪ふざけが過ぎる性格のため副官に甘んじている。

ハーメル達と同じく魔曲使いで、武器は鎌とハープを融合した物。

奏でた音色で未練を残した魂を操ることができ、その能力を使って相手を精神的に追い込み、

もがき苦しむ姿を高見から見物するといった戦い方を好む外道。

不死身のカラクリは仮面が本体というもので普段使ってる肉体は全く関係ない死者のもの。

魔族随一の嫌われ者で元軍王最強と称された裏切り者の魔族であるオーボウからは蛇蝎のごとく嫌われており「魔族とはいえあんな最低な男見たことがない」「思い出しただけでもハラが立つ」「最低のクズ野郎」とボロクソに評価している。上官のベースからは賛辞交じりで「生粋の嫌われ者」と評価している。


作中での動向編集

初登場時は死霊使いの特性を最大限に生かし、「過去に故郷の村を滅ぼした」というトラウマを抱えるハーメルをはじめとして、一行の心の傷をえぐりまわした。

このエピソードはダークファンタジーである同作においても屈指の鬱エピソードとして名高く、オル・ゴールというキャラの悪辣性を存分に読者に植え付けた。


……が、中盤以降はあまりに悪辣すぎた活躍の反動か、似たような立場である超獣王ギータと一緒に、傍若無人な魔王軍幹部に振り回されるコメディリリーフ、苦労人ポジのようになっていく。

同僚ポジションである超獣王ギータが「三下の苦労人のような姿は擬態、本性は冷酷な野心家」というキャラであるためか、オル・ゴールのほうはより一層、振り回される苦労人としての側面が強調されている。


もっとも、そもそも「未熟な主人公パーティが抱える心の弱さ」につけこめるが故の悪辣さであり、オル・ゴールが悪辣に活躍できる=主人公たちが精神的に全く成長しない、ということにもなってしまうため、こうなるのは仕方なかった面もあるが……


続編においてはこの「苦労人ポジ」が完全に持ちネタと化しており、以前は魔王軍とは別の独立勢力に属していたものの、同様に上司から理不尽なパワハラを受けていた事が明かされた。


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