CV:戸田恵子(竜水晶(2020年版)も兼任)
概要
“竜の騎士”の生と死を司る神の使い。
歴代騎士の命が尽きようとする時に天界より降臨し、戦いで傷ついた騎士の体を労わるかの様に包み込み、その魂を天界へと導くのと同時に、その身に宿した新たなる命に“竜の紋章”を継承させ、次世代の騎士を産み落とす為に所縁有る土地へ赴くと謂われる。云わば竜の騎士という存在の産みの親。
神話より伝承される存在であったが、竜の騎士の死を察知し、大魔王バーンとの初戦で破れたダイの魂を迎える為にその姿を現したが、その実体は精神体の類い。
現在はバーンとは異なる邪悪な存在に蝕まれ、その命は尽きようとしており、その為に次世代の騎士を産む力すら残されていない。
また竜の騎士という存在自体が、それらに対抗する為に更に邪悪で凶悪な思想の持ち主が神をも凌ぐ力(軍事力、魔力、呪術、科学力、自然的な意思?)を得るに至った可能性から、覇を唱える者を征伐する神の御遣いとしてのシステムそのものを歴史と共に終焉せんと諦めかけていた。
「俺は生きているのか?」と呟いたダイに「いいえ、あなたは死にました」と語り掛けつつ、上述した現状とバーンの力が神の力を上回るとして、これ以上辛い戦いをさせまいとダイを天界へと連れて行こうとするが、ダイに宿っていたバランの意思に説得され、ダイに宿る未知の可能性を信じて自らの全生命力をダイに託し姿を消した。
ちなみに彼女を蝕ばむ邪悪な存在の正体については最後まで謎に包まれたままとなっている。
余談
なおマザードラゴンでも同じ時代に竜の騎士が2人存在する事については全くイレギュラーであったらしく、バランの魂の存在を感知していた時は驚きを隠せなかった。
その命を蝕む邪悪なる存在の正体は、本来、バーン編後に展開される予定だった“魔界編”(おそらく)のラスボスで、現在分かっている範囲ではバーンや冥竜王ヴェルザーらと魔界で覇権を争う第3勢力の存在であったらしい。