CV:戸田恵子(竜水晶(2020年版)も兼任)
概要
“竜の騎士”の生と死を司る神の使い。
オフィシャルファンブックによれば、神々が竜の騎士と共に生み出した母なる竜とのこと。
力尽きた竜の騎士が持つ竜の紋章を次代に引き継がせる役割を持つ。
歴代騎士の命が尽きようとする時に天界より降臨し、戦いで傷ついた騎士の体を労わるかの様に包み込み、その魂を天界へと導くのと同時に、その身に宿した新たなる命に“竜の紋章”を継承させ、次世代の騎士を産み落とす為に所縁有る土地へ赴くと謂われる。云わば竜の騎士という存在の産みの親。
神話より伝承される存在であったが、竜の騎士の死を察知し、大魔王バーンとの初戦で破れたダイの魂を迎える為にその姿を現したが、その実体は精神体の類い。
ちなみに彼女が察知した竜の騎士の死は、ダイではなくバランの方である。
現在はバーンとは異なる邪悪な存在に蝕まれ、その命は尽きようとしており、その為に次世代の騎士を産む力すら残されていない。このため劇中に登場するマザードラゴンは精神体である。
「俺は生きているのか?」と呟いたダイに「いいえ、あなたは死にました」と語り掛けつつ、上述した現状とバーンの力が神の力を上回るとして、これ以上辛い戦いをさせまいとダイを天界へと連れて行こうとする。
既にバーンの力は神を上回っており、むしろ竜の騎士がいたからこそ悪の力がここまで増大してしまったのかもしれないとダイに語る。そしてダイを最後の竜の騎士として定め、竜の騎士の歴史を閉じることを告げてダイを展開へと連れて行こうとする(既に悪しき者に蝕まれたマザードラゴンに新たな竜の騎士を生む力がないという事情もあった)。
そこへダイに宿っていたバランの魂が現れる。
バラン「力ばかりが全てを司る今の世界に 魂をもって悪を討つ!!!」
バラン「そのために神はこの子を世に生み出させたのではないでしょうか!!? ……頼む。…母(マザー)よ…!!」
聖母竜「…いいでしょう いずれにせよ私にはもうエネルギー体のこの身体以外に力は残されていません」
聖母竜「これをダイに与えましょう…」
ダイに宿る未知の可能性を信じて自らの全生命力をダイに託し姿を消した。
ちなみに彼女を蝕ばむ邪悪な存在の正体については最後まで謎に包まれたままとなっている。
余談
彼女を初めて見たミストバーンは「おお! あれが…!!」とやや興奮した様子で見入っていた。
その場にいたバーンやキルバーンは特に表情を変えず、逆にピロロは汗顔になっていた。
なおマザードラゴンでも同じ時代に竜の騎士が2人存在する事については全くイレギュラーであったらしく、バランの魂の存在を感知していた時は驚きを隠せなかった。
その命を蝕む邪悪なる存在の正体は、本来、バーン編後に展開される予定だった“魔界編”(おそらく)のラスボスで、現在分かっている範囲ではバーンや冥竜王ヴェルザーらと魔界で覇権を争う第3勢力の存在であったらしい。
関連タグ
バーバレラ:ドラゴンクエストⅥに登場するバーバラ(DQ6)の先祖。彼女の石像から子孫となる者たちが生まれて来るため、先祖でありながら母とも言える存在。