概要
魔王軍の幹部である六大団長の一人『竜騎将バラン』の配下『竜騎衆』の一人『陸戦騎ラーハルト』が所有する、伝説の名工『ロン・ベルク』が製作した『鎧の魔剣』と対をなす傑作。
元々は本編開始より90年ほど前に大魔王バーンに雇われていた際にロン・ベルクが製作し献上したもの。
その後、バーンからバランに、バランからラーハルトの手に渡ったと思われる。
ある程度の傷ならば短期間で修復可能。
魔王軍魔影軍団最強の鎧であるデッドアーマーと同じく超金属に次ぐ硬度の金属製で、電撃系呪文以外の魔法を弾く。
対魔法の防御力を重きに置いた魔剣の装甲厚よりも機動性を重視し(そのため魔剣のような兜がなく頭に装着するのは額当て状のヘッドギアのみ)、あらゆる体勢から武器を取り出すことができ、
- 胸部の牙を引き抜けば短剣(投げナイフのように投射も可能)
- 膝には蹴り技に対応したスパイク
- 伸縮自在の槍は穂先側部から細刃が展開し、投擲すればブーメランにもなる盾(左腕に装着される)
- 刺突や投擲にも仕える右手の手甲
とまさに隠し武器の宝庫。
鎧の魔剣と同じく所有者の「鎧化」の掛け声に反応し鎧となるが、鎧の体を覆う面積は小さい。特に魔剣よりも頭部の露出面積が広く、攻撃の当たりどころが悪ければ直接的なダメージに繋がる。
ヒュンケルとの戦闘でグランドクルスの直撃を受け敗北したラーハルトは、魔槍を彼に託して戦死(ここで所有者がラーハルトからヒュンケルに代わる)。
だが、剣の扱いが長かったヒュンケルは槍を熟知するのにアバンの書を丸暗記してアバン流槍殺法を極めるべく、しばし修行を積む(実際の修業期間は5日間程度だが、ダイもデルムリン島にてアバンのスペシャルハードコース内の3日で大地斬や海波斬を覚えた)。
ダイ達が大魔王バーンとの初戦で敗北した後、ダイの剣と共に制作者ロンの下へと飛来し、その手により攻撃と防御力の強化(右手の手甲に仕込まれた予備長剣の追加、装甲面積の拡大、槍の穂先の変形等)が施され、ヒュンケルと共に大魔宮の激戦を潜り抜けるが、度重なる戦闘により疲弊していたヒュンケルから、バランに流れる竜の血の効果で死の深淵より生還したラーハルトの下へと戻る。
バーンとの最終決戦にて、半日足らずの内にヒムや数百の魔物、親衛騎団を除く超金属軍団にマキシマム、ミストバーン、真・バーンと戦い続けた。
作中最多の所有者変更が起きている武器で活躍の場が多い。
- ヒュンケルの因縁の相手であるミストバーンとの戦闘で活躍。
- 強化前と強化後はバーンとの戦闘で活躍。
- 強化前、強化後でもグランドクルスの触媒として活躍
- ラーハルトからヒュンケル、ヒュンケルからラーハルトへと戦友同士の受け渡し場面に恵まれている。
- アバンがミストに憑依されたマァムを救出するのにラーハルトから借用。アバンはバーンとの最終決戦でも魔槍の隠し武器の一つである予備の剣を借用して主武器としていた。
星のドラゴンクエストでは
装着後、電撃呪文以外は30%軽減。獣系のモンスターに有効な能力があり、攻撃力「+78」(Lv1)でここから「+120」(Lv2)、「+165」(Lv3)と進化していく。 メインスキルは魔剣と同じく【鎧化(アムド)】とブラッディースクライドが使用可能で、ハーケンディストールの使用が可能。
四度目のイベントでは『アニメ版~』が新たに実装。必殺技や覚醒後にTVシリーズの1カットが挿入(この場合は鎧化)。通常技の『虚空閃』が進化し、『秘技グランドクルス』となり、相手に掛かっているバフを消し去る副次的効果を与えるも、1戦闘に付き3ターンで解除されるデメリットを持つ(他の鎧化武具も同様)。
原作基準版と異なり、反動で暫く動けなくなるリスクは無い。『X』のアバター種族(ドレスコード)を纏い鎧化しても、装着後に肌が通常色に変化するバグは無いのでご安心を。
関連タグ
ロン・ベルク:鎧の魔槍の製作者