概要
ダイの両手の甲に浮かんだ竜の紋章を見て大魔王バーンが名付けた能力。右手の甲にはダイが生まれつき持っていた紋章を、左手の甲には歴代竜の騎士達が継承し続けた紋章が浮かぶ。
ダイの紋章は、当代の竜の騎士が存命という事もあり肉体的な能力と魔法の素質を受け継いだだけで闘いの経験そのものは引き継いでいない。それ故に、バラン達先代が戦いで蓄積し、引き継いだ記憶と経験値が上乗せされ、従来の竜の騎士をも上回る能力を得た。その能力は、『竜魔人級かそれ以上かもしれぬ・・・』とバーンは推測。
その特徴として竜魔人化しなくても、【竜闘気砲呪文(ドルオーラ)】を発動できる。従来の竜の騎士は呪文を撃てたとしても、反動で肉体が耐えきれず重傷化するリスクが付きまとい、竜魔人化しないと放てない様にリミッターが施されたが、此方は両手に竜闘気が集中している上、バラン達歴代の竜の騎士の竜闘気が上乗せされて増幅された事が竜魔人化しなくても使える理由である。
竜の紋章を全開にした竜魔人への変化は竜の特徴がある羽根や鱗が鎧状にはならず人間の姿のままだが、髪が逆立ち頭部全体に竜の紋章が浮かんでいる。双竜紋は消えて額で一つになってしまうため、この状態を解除した後に双竜紋に戻るかは不明。
戦闘能力も格段に跳ね上がり、常に発動させ続けていても歯が立たなかった真・大魔王バーンを素手で圧倒する。全開にする前にダイはレオナとポップに『自分の紋章の力を10とすると、父さんから受け継いだ紋章の力は 常に3か4ぐらいしか出ていない』と打ち明け、両方の紋章の力を全開にすると、紋章の共鳴が起きて、記憶を失う可能性が有ると打ち明ける。この事から本来世界で一つの紋章の共鳴がとても危険であることを知っており、受け継いだ紋章の力を開放するは竜魔人のように爆発的に強くなることが予想され、無意識に抑えていた。
力を得たダイよりもバランが唯一勝っているのが野獣のような殺意だと考えていた真・大魔王バーンは、この紋章を額に戻したダイの姿・とくにその眼光を見て、バランのごとき闘争心を感じ取り、『これこそダイになくバランにあったもの』と評すと同時に戦慄。同時に、戦いの相手として付け入る隙の見当たらなくなったダイを完全無欠の存在と認識して動揺する。
そして、ダイに勝つためにはその野獣の殺意をその身に宿し、自らもまた野獣、否魔獣と化さねばならないことを自覚、それを実行する事となる
戦闘以外では
最終決戦前、ダイが就寝前にメルルから貰った「夢見の実」を食べて就寝時に母ソアラの夢を見ることができた(バランがダイに語った『もう離れはしない、私達は常に一緒だ…』という言葉と母の姿を知らぬダイが夢の中で出会えたこと=ダイがバランの紋章を引き継いだことへの伏線となっている。)
関連タグ
ベロニカ(DQ11)&セーニャ(DQ11):『ドラゴンクエストⅪ』の登場人物。双竜紋のオマージュと思われる描写がある。