バラモスブロス
ばらもすぶろす
CV:土師孝也(HD-2D版『ドラゴンクエストⅢ』)
『ドラゴンクエストⅢ』で初登場した魔王バラモスの色違いであるボスモンスター。
体色は水色、着ている服も緑のマントに紫のローブと全身が寒色系のカラーリングで統一されている。
「ブロス(Bros.)」は本来「Brothers」の略だが、ここでは「バラモス's brother」の意味に誤用されている模様。『ドラゴンクエストⅩ』のバラモスブロス強の「まめちしき」によると、少なくとも『ドラゴンクエストⅩ』ではバラモスが兄であり、こちらは弟という設定になっている。
あくまで「バラモスの兄弟」としか呼ばれない為、彼自身の本名は不明。
スマートフォン版『ドラゴンクエストⅢ』の英語版での名前は「Soul of Baramos」(「バラモスの魂」)。
バラモスゾンビが「Bones of Baramos」(「バラモスの死体」)なので、死んだバラモスの肉体と魂が別々に襲い掛かってきた、という扱いのようだ。
ドラゴンクエストⅢ
「ゾーマの城」の最深部で出現する。
バラモスが地上世界の侵略を任されている一方で、こちらはいわゆる最終防衛ラインを守るように配置されており、ゾーマ直属の近衛隊長のような役職に就いているのかもしれない。
高位のほのお(リメイク版では「はげしいほのお」)や「イオナズン」を得意とし、バラモスとは違って補助呪文のような小細工は一切無しの真っ向勝負を挑んでくる。
そのためバラモスよりも火力が高いが、一方で厄介な行動はなく耐久も低い。
HD-2D版では出番が増えており、とある場所でも登場する(発売からまだまも無く、ネタバレ防止のためしばらく経ってから出現場所を記載してください)。
ちなみにこちらのはらわたを喰らいつくそうとするのは兄と同じ。
ゾーマの右腕を自称しており本人の発言が本当なら兄であるバラモスよりも地位が高いと思われる。
戦闘面でも変更が加えられており、1戦目では「デーモンアミゴ」なる白いアークデーモンのようなモンスターを2体引き連れている。
彼等は「バイキルト」や「スクルト」で補助行動を行ったり「ベホイム」で回復したり、「マホトーン」や「おたけび」で妨害を行ったりと多彩な行動をしてくるが、今作の「スクルト」は然程強くも無く、妨害行動として持つ「マホトーン」や「おたけび」も初ターンはあまり撃たず、「ベホイム」の方もこの時期にこちらが出せるダメージに追いつかないため、バラモスブロスへの「バイキルト」くらいしかまともな脅威と呼べる技は無い。
ちなみに、彼等の持つまともな攻撃技は「こおりの息」くらいだが、ここまで来て「こおりの息」など文字通りただの冷やかしにしかならないため脅威では無い。
バラモスブロス共々デイン系がよく効くので、覚えていれば「ギガデイン」で纏めて吹き飛ばしてやろう。
なおバラモスブロスの方はステータスが相応に強化された以外は原作とあまり大きく変わっていない。
2戦目はセリフが追加された以外は原作と同じであり、ときどき3回行動してくる上に今まで通りの技のほかに「バシルーラ」「マヌーサ」「ザラキ」が新たに技として追加され、通常攻撃にマヒ効果が追加されている。
回復役が「バシルーラ」や「ザラキ」の餌食になると一気に立て直しが難しくなるため、回復役は一人に絞らないか、いっそ開き直って勇者以外全員でゴリ押しするくらいでもいいかもしれない。
余談ながら、バラモスブロスに『ドラゴンクエストⅢ』の本編内でまともなセリフがついたのはHD-2Dリメイクが初であり、外伝作品や『ドラゴンクエストⅩ』などを含めなければバラモスブロスは実に36年越しのリメイク作品でやっと本編内で喋ったことになる。ちなみに劇中では自身の名前を名乗っておらずバラモスブロスが名前なのかどうかは不明。
ドラゴンクエストⅩ
伝説の三悪魔コインのほか、バトルロード「バラモスブラザーズ」やカードボス「バラモス強」でバラモスとともに登場する。
後者より「バラモスの兄弟」であることが公式となったが、
兄とは不仲なのかと思いきや バカにされると ハラワタが煮えくり返るほど怒りだす。なんだかんだで兄想いな奴。
とまめちしき(バラモスブロス・強)に記載があることから、ブロスは弟であり、しかも兄であるバラモスとは決して仲が悪くないことが判明した。
クリスマスで浮かれている姿も確認されている。
ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー3/ドラゴンクエストモンスターズジョーカー3 プロフェッショナル
色違いの大量に登場した同作では、ゾーマの側近たちの中で彼だけが呼ばれることはなかった。
過去のモンスターズシリーズでも出番があったゾーマ、バラモス、キングヒドラ、バラモスゾンビはともかく、兄の量産型であるバラモスエビルですらも呼ばれたというのに…。
一応バラモスエビルを「ペイント配合」すれば再現できるが。
ドラゴンクエスト どこでもモンスターパレード
とくぎセレクションで登場した???系のSSランクモンスター。固有特性は2回行動。
目玉特技は単体に2回攻撃+貫通ハック効果の体技「ひきはがす」。再登場時には【体技よそく】。
その後、強バラモスブロスとして大幅に強化されて再登場した。
目玉特技には自身を中心とした円形の範囲内に、耐性を一段階下げてルカニ+マインドの効果をもたらす「奈落の舞」。
特性は2回行動+ルカニの心得が合わさった「奈落への誘い」。
耐性はイオに加えメラ・ギラも無効化可能に。ステータスも攻撃力、MPを中心に全体的に上方された。
パレードスキルは味方の攻撃力15%アップ+体技で与えるダメージが5%アップ。系統指定なしでの強化としては数値が大きい。
奈落の舞はかなり強力だが、強バラモスブロスよりは壁モンスターが使ったほうが活きる特技である。
ドラゴンクエストライバルズ
第4弾「モンスターもりもり物語」に収録された魔剣士専用のスーパーレアカード。
パワフルバッジ:ゾンビ系のユニットカードを使う度味方リーダーのMPが1回復
ゾンビ系ユニットを展開しやすくなる効果を持っている。だが、このカードはゾンビ系ではないため使いにくかった。第7弾では魔王系が追加されたがこいつは魔王系にはならなかった。仮になったとしてもゾンビ系シナジーのこいつは使われなかっただろう。
ドラゴンクエスト モンスターバトルロードⅡレジェンド/バトルロードビクトリー
アーケード版レジェンドクエストⅢの第七章「遺志を継ぐ者」で初登場。
『ドラゴンクエスト モンスターバトルロード ビクトリー』のレジェンドクエストⅢの第八章「邪悪な波動」でも戦うことができた。
何と「魔王」の肩書きを与えられており、ドラゴンとバラモスゾンビを引き連れている。
能力はほぼバラモスと同じだが、「イオナズン」と「じゃあくのツメ」しか攻撃手段を持たない。
完全にレジェンド魔王カードのバラモスの使い回しであるうえ、キングヒドラだけ先に出してしまったためか数合わせといわんばかりのドラゴンがおり、ただ紫色になったバラモスのようにしか見えないバラモスゾンビと、このチームは原作と照らし合わせると色々何かがおかしい。
しかしチームのHPが4900と高く、普通に戦っても勝てる相手ではない。とどめの一撃で倒そう。
ドラゴンクエストウォーク
2020年3~5月実施の『ドラゴンクエストⅢ』イベントで4章のボスとして登場し、以降は各地に現れる強敵モンスターとして登場。
イオラの威力は最大で240程度にもなり、連続で使われるとそれだけで全滅の恐れがある。
更に2連続攻撃の「じゃあくな爪」は受けるとマヒしてしまう事があり、キアリクやまんげつそうは必須。
強敵には珍しくいてつくはどうで強化を解除される事もあるので、かけるなら強化よりも敵の弱体のほうが効果的。
なお、『ドラゴンクエストⅢ』では「マホトーン」が有効だったが、今作ではマホトーンは効かないので注意。