「問おう 愚かな侵入者よ」
「この私を真祖にして無敵の吸血鬼ドラルクと知っての狼藉か?」
プロフィール
名前 | ミドルネームは「W」 |
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誕生日 | 11月28日 |
身長 | 178cm |
体重 | 50kg以下 |
血液型 | 不明 |
出身 | ルーマニア |
家族 | 竜の一族 |
パンツ | 黒 |
好きな生き血 | B型 |
好きな食べ物 | 牛乳、トマトジュースも割と好き |
好きなアイス | ブラッドオレンジ |
好きな映画 | クソ映画 |
好きな音楽 | ゲーム音楽 |
好きな色 | 黒と赤、青と紫、マジロ色 |
好きな場所 | ジョンとよく散歩に行く河原 |
趣味 | ゲーム・読書・家事 |
絵心 | ゴミカス |
能力(?) | すぐ死ぬ |
利き手 | 右利き |
備考 | スーツには肩パットが入っている |
CV | 福山潤、田村睦心(幼少期) |
呼称
一人称 | 私、ドラドラちゃん |
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呼ばれ方 | ドラルク、砂、クソ砂、ドラ公、ドラちゃん |
概要
「真祖にして無敵の高等吸血鬼(ヴァンパイアロード)」…という触れ込みのクソザコ吸血鬼。こう見えて208歳。
ルーマニアの吸血鬼ドラウスを父親、日本の吸血鬼ミラを母親に持つ、ルーマニアと日本のハーフである(12巻カバー下参照)。
実は冒頭の煽り文は、観光地化していたかつての居城にツアーで訪れたバスガイドさんが適当に言ったら広まってしまっただけであり、本人も「町おこしのネタを無碍にする訳にもいかないから」という理由で、否定出来ずにいたもの。
本当はちょっとした事ですぐ砂になって死んでしまうクソザコ吸血鬼であり、死ぬ時は「スナァ…」という擬音が入る(アニメでは自ら口に出して「スナァ」と言っている)。
真祖の孫であり血統だけは本当に良いので絶対的な不死身だが、全ステータスが凄まじく低いせいで、本当に不死身な“だけ”の無害な存在になっている。
ちょっとシャレにならないぐらい弱いため、生物を襲っての吸血は当然出来ず(後述)、ロナルドにも時々「全然吸血鬼じゃない」「家事とゲームするただのおっさん」と馬鹿にされ、怒りを覚える事が多い(第74死ではヒナイチにすら、「全然吸血鬼っぽくないな」と言われた)。
第1死にて居城に不法侵入していたクソガキの起こしたドタバタと、自身のメビヤツ集団を無理に動かそうとした際の誤作動がきっかけで居城はガス爆発を起こし消滅、以降はロナルドの吸血鬼退治事務所に居候する事となった。
当初はロナルドからの許可は特に取っていないため、時折追い出されそうになる(と同時に使い魔のジョン(後述)を奪われそうになる)が、フクマの圧力及びロナルド自身が墓穴を掘る等で有耶無耶になり、結局居着く事になる(特に前者が上手いことドラルクの後ろ盾になっている)。
城爆破については、地域活性化に使われていたが人を怯えさせる真祖の噂を放置、明らかに命に関わる罠への誘導やクソガキを例に危険思想発言を行ったコンボも効いていると見られる。だがこれは初期のドラルクが、人間社会にそれほど帰属していなかった為でもある(参考ツイート)。
性格
誉れ高い竜の一族の吸血鬼であるため基本的に高飛車でプライドが高く、特に初期の頃は人間を見下した様な言説が時折見受けられた(単行本3巻に収録されている『実は私は』とのコラボ漫画では、ダンピールである白神葉子に対して「半吸血鬼の小娘がこの私を退けられるとでも?」と挑発したが、「変態砂おじさん」と言い返されショック死した)ものの、自身のスペック自体子供以下なのは重々承知である模様。
すぐ死ぬ事及びデスリセット自体は能力としか思っていないらしく、軽率に「さあ殺してくれ」と頼む。また同居人であるロナルドと共に過ごす内に双方感化され、話が進むにつれてお互い口が悪くなっており、その口の悪さは普段超親バカなドラウスにも心配された程(第291死参照。もっとも同話の柱の人物紹介では「もともとは確かに口調だけはおノーブルだったかもしれないが、スキあらば人をピスピスピスピス煽るおクソガキだったので、正しい姿に進化しただけである」と書かれている)。
同意のない一般人を吸血したり、悪意で人を襲う事は基本的にしない。一般人を無差別に襲おうとした吸血鬼には「他人が何を食事にしようとどうでもいいが…新横は私の領界だ、どこぞへと失せたまえ」と立ちはだかろうとしたり、店員などの普通の一般人には敬語で優しく接したり、初対面では本気で殺そうとしたロナルドと同居する内に、自身の悪戯の度が過ぎて本当に彼の命に危機が訪れそうな時は慌てて止めに入ろうとしたり、言い訳しようがない程の悪い事をしてしまった際は内心嫌ではあったが素直に詫びるなど、悪人ではない事は確か。
時々酒で酔わせたり催眠をかけて吸血しようと企む時があるが、どれも失敗に終わっている。人を襲うのは1世紀前に諦めたとの事。
女性キャラへの扱いは(下心ありだが)紳士的(しかしサンズに対しては、ロナルドにする様な煽りを行ってはその都度殺される事も少なくない)。毒舌家のター・チャンも、話し相手としては楽しいと認識している(それでも彼女の毒舌で死ぬが)。
一方で人一倍に好奇心が強く(本人曰く「危なそうなスイッチがあったら押したくなるタイプ」)、Y談おじさんのせいでY談しか喋れなくなったロナルド達を面白がってそれを録音しようとしたり、ヨモツザカが開発した『性格が反転する鱗粉』で変身したロナルド達を後でおちょくるために撮影録画するなど、ヒナイチや半田には「享楽主義」と評価されており、面白そうな事にはじゃんじゃん首を突っ込むがそのせいで大体痛い目に遭う(もっとも、享楽主義は高等吸血鬼全体の傾向として言えることだが)。
第69死柱の人物紹介では「他人の不幸はゲラゲラ笑うが矛先が自分に向くと死ぬ」と語られていたり、悪知恵や悪ふざけで事態を掻き回す事もしばしばで、基本的には享楽主義らしい性格をしたトラブルメーカー。
大半のパターンではロナルドから制裁を受ける事が多いが、上述の通りロナルドがやらかした際には逆に制裁を行ったり、或いは自業自得でフクマなどから制裁を受けるロナルドを放置するパターンもある。
また、退治人としては凄腕ながらも知識面で疎いロナルドに対して吸血鬼の能力や習性、マナーを説明する役割も担っており、なんだかんだでお互いになくてはならないコンビとなっている(第219死ではロナ戦のネタのために、古い吸血鬼の元へ取材する事になったロナルドから吸血鬼に対する礼儀について教えてほしいと頼まれた際、からかうつもりで途中から出鱈目を教えているが本人は後で正しいマナーをちゃんと教えるつもりでやった事であり、訂正前に取材の日が今日であると知り、自分が教えた嘘で取材が台無しになってフクマに殺される結末を想像して青ざめた(幸い、相手がおふざけ大好きなユーモア溢れる人物だったため事なきを得る。それでも心労で何度も死んだが))。
吸血鬼らしくないと言われるのを気にしており、指摘されると不機嫌になってムキになる。第228死では自分より吸血鬼らしい吸血鬼の耽美香(たんび かおる)の(彼の恋人のダンピール御条沙真代(おじょう さまよ)の依頼で吸血鬼臭を抑えるためとはいえ)吸血鬼らしさを削減させるために、私怨全開で奮闘していた(結局失敗した上に、沙真代が吸血鬼の気配フェチだったというオチだったが)。
逆に自分が畏怖な目で見られると快感を覚えるが、これは父親のドラウスや他の高等吸血鬼も同じ習性を持つ。
上述にもある通り、有り得ない程簡単に死ぬドラルクにとって『死』はあまりにも身近なものである故か、『死』に対する恐怖というものが理解出来ない節がある。
その事が露見した第137死の終盤でヨモツザカからその事に関して説かれても、イマイチピンときていない様子だった。
外見
普段
オーダーメイドの黒いスーツに黒いマントを纏った古典的吸血鬼スタイル。似たような服を何着も持っている。
「サリーちゃんのパパ」の様な髪型(byロナルド)をしているが、これはセットではなく遺伝的なくせ毛で、父・ドラウスや祖父も似たような髪型をしている。
爪には赤色のマニキュアを塗っている(ファッションと同時に、血色をよく見せる意味合いもある)。
風呂上がりは前髪を垂らしている。
体は骨が浮き出る程ガリガリで、顔色も非常に悪い。常に眠そうな目をしている。ちなみに大体20代の頃から外見は変わってない(その割には周囲から「オッサン」扱いされるが)。
変身した姿
変身能力も持っているが、上述にもある通り元より下手だったのかすっかり変身失敗グセがついてしまっており、ロクに蝙蝠にも変身できない。しかも一度変身すると、デスリセットするまでそのままである。
しかし一度成功した事もあり、その際はヒナイチに「かわいい」と評され、鼻息丸の名で愛でられていた。鳴き声は「ピスピス」(恐らく、イタリア語でコウモリを意味する『pipistrello』に由来)。
どらどらちゃんV
余談ながら、第249死で自身をVチューバー化させたどらどらちゃんVを考案(妄想)した事がある。本編では顔と上半身のみの登場だったが、20巻発売記念のアカウントジャックで(ほぼ)全身図が明らかに。ドラルクによると、ビジュアルはクソゲー・QSG(クエストオブソウルゲート)仲間のおぎゃぴー氏協力との事(参考ツイート)。
弱過ぎる体質
上述にもある通り、ドラルクは「虚弱体質」なんて生易しいものではなく下手すれば2ページに一回の割合で死ぬレベルのクソザコであり、それは身体的、精神的どちらにも言える事である。もちろんそれは単なる比喩表現でもなんでもなく、たとえ『座った椅子が冷たかった』という様なクソしょーもない原因でも簡単に死んでしまう。尿漏れかよ。
本人曰く「防御力は常人の1000分の1」、ロナルドからは「感度三千倍かオメーは」と言われる始末。
それと同時に本物の不死身なため、あっけなく死んで砂状になった後、割と早く復活する。そしてまたあっけなく死ぬ(※)。まさにスーパースターマンやリバイバルスライムの様な、倒れやすさと鬱陶しさを彷彿とさせる体質。作者によると、「『HPが1』であるためすぐに復活して見える」との事。
ただし、水と一緒に排水されて散り散りになったりすると流石に再生不可となり、狭い通気口で死ぬと復活と死を連続で繰り返す羽目になるなど相応のデメリットも抱えている。
※…ちなみに、連載開始前の2013年に描かれた読み切り版『吸血鬼すぐ死ぬ』でのドラルクは見た目や設定こそ今と変わらないものの、死んで砂状になってからの復活に時間がかかっていた(長くて30分〜2時間程)。
しかしロナルドの肩にかぶり付いて生き血を吸う事で、凶暴な見た目の真の姿に変身する事が出来るなど、強さも今よりまともだった。
死因の例
殆どはリアクションか一発芸感覚のものが多い。
身体的(物理)
- ドアに挟まって死亡
- 子供に脛を蹴られて死亡
- 自動ドアに挟まって死亡
- 一般人のチョップで死亡
- 朝日を浴びて死亡
- クシャミの反動で死亡
- ニンニクの匂いを嗅いで死亡
- 落っこちて来たシャンデリアにビックリして死亡
- 寝ながら操作していたスマートフォンが顔に落っこちて死亡
精神的(ショック死)
- 子供に悪口を言われて死亡
- ゲーム機を壊されて死亡
- ティッシュペーパーが自分に配られず死亡
- 変な動物に出くわして死亡
- 怖い話で死亡
- ジョンの可愛さで死亡
- ター・チャンの暴言で死亡
…などなどスペランカーを超えるレベルの弱さであるため、某海外アニメ並に死ネタが豊富である。
そういう訳で吸血をするなど夢のまた夢な話で、それどころか吸血鬼の癖に吸血すらままならず第2死で吸血をした際、本人曰く「近年不摂生で三食牛乳で過ごしていたらコッテリした血に胃がびっくりして」などという、生活習慣病を気にするお父さんみたいな理由で死亡した。なおこの有り様にロナルドからは、「吸血鬼やめちまえ」と呆れられている。
なので普段の食事は血の代わりに、牛乳を飲む事が多い(ドラウスからボトルを貰う事もあった)。しかし全く飲めない訳ではなく、飽くまで濃い味が苦手なだけで血液自体は美味と感じる事はでき、話が進むにつれ慣れたのか、167死で吸血鬼専門の外食店にてコップ一杯の血を飲んでいた(牛乳で薄めていたが)。
ちなみにロナルドや彼自身曰く、「人にビンタするとその反動で死ぬ」らしい。
当然ながらニンニクは大の苦手で、ちょっと匂いを嗅いだだけで即死している。そのため、ラーメンなどのニンニクを使った料理場には足を踏み入れたがらない。ロナルドとドラウスが吸血鬼ラーメンヘッドのマジニンラーメンを食べて帰ってくると、ガスマスクを着けて消臭剤をぶっかけた。
そんなクソザコかつすぐ復活する不死身のドラルクを完全に殺す方法は、『首をはねてニンニクを詰める』『火で焼き殺す』『心臓に杭を打つ』『流水に流す』『日光に晒し続ける』『銀の弾丸で心臓か頭を撃つ』などがある。
ちなみにこの体質を逆手に取り、「ノックアウトさせたら勝ち」(死んで砂になるのはノックアウト判定にならない)、「ロナルドが自分を殺したら負け」という条件付きの決闘で、ロナルドを追い詰めている。
しかし、後者ではすっかり死に癖ができた事でふとした事でうっかり自滅死しそうになり、焦りから短期決戦を目論んだ。
趣味・特技
主な趣味かつ特技はゲームと料理。ゲームはプロ級の腕前を誇り、それをオータム書店に見込まれてゲームのレビューを依頼された事もある。
しかし実際にはゲームはゲームでもいわゆるクソゲーの類いで、ドラルクは半ばブチ切れながら進めていた。しかしマニアの血が騒いだのか、回を経るごとにむしろクソゲーを好んでする様になり、現在ではゲームソフトのみならずゲームハードや映画などもクソと呼ばれる物を好んで収集している。
またゲーム配信者でもあり、『ドラドラちゃんねる』の“ドラドラちゃん”として主にシャブシャブ動画とヌーチューブ(どちらも動画投稿サイト)で活動している。人気はある様だがリスナーからの当たりも強く、「ロリコンマゾ豚クソ砂おじさん」「ヌー(ジョンの事)を出せ」などのコメントが付いている。
配信内容は、クソゲー実況・激クソ縛りプレイ・他の実況者とのコラボなど。またお料理動画も好評。クソゲー実況ばかり投稿しているため、たまに『のんびり〇イクラ』などを投稿すると「偽ドラちゃん」呼ばわりされる模様。
ソシャゲのガチャ配信も行っているが、『パズズズ(作中のソシャゲ)』のガチャでは超低確率ハズレアイテム『糸クズ』を逆神がかり的な運で引いてしまうため、ガチャ配信では『糸クズ弾幕』がお約束になっている。実際181死ではシャブ生配信中にガチャを回し見事糸クズを引き当て、「何千回糸クズ引いてんだよ」「砂に糸クズ お似合いです」などのコメントが付いている。
料理に関してはかなりの腕前を誇り、新横浜でも密かな評判となっているばかりか、彼に助言を求める者がいる程である(ロナルド曰く「それぐらいしか取り柄がない」)。なので事務所の夜食などの家事は主にドラルクが行っており、ロナルドが時々リクエストする様な形となっている。
ちなみに、ドラルクは基本的に血液や牛乳以外の食物を食べなくてもいいタイプの吸血鬼であるため、主な調理はジョンに味見させて好評だった時の味付けを参考にしている。そのため、知らず知らずに吸血野菜や下等吸血鬼で同じ調理をして、不評を買う事がある(それでも見た目は美味しそうに作れるし、ものによってはロナルド達を唸らせる絶品が作れる)。
食べ物を粗末に扱う事は許さず、第158死にてロナルドやショットがあやふやな知識で無茶苦茶な鍋を作った際には、食えなくもないくらいにまで調理し直して量が増えたそれを本人達に完食させるという形でお仕置きを行った他、『ほぼ日刊アルマジロのジョン』でも、ジョンがファミレスのドリンクバーで混ぜて変な色になったジュースを、ちゃんと自分で飲む様に指導している。
なお、前者の鍋騒動については騒動の原因の態度も悪かったと言えるが、こちらはロナルド達の手により制裁済(ロナルドをからかう為にロシアンルーレットクッキーを作った事もあるが、ハズレのクッキーもちゃんと辛さの中に旨味を感じれられるものにしているとの事)。
読書も趣味であり、裁縫も得意。本紙カラー扉では蔵書を披露する一幕も。
その一方で絵心はゴミカスレベル。歌唱力についても本作の登場人物の中でもぶっちぎりの最下位で、何を歌っても読経レベル(参考ツイート)。第126死のカラオケ回では「音程がガタガタなのに抑揚がない 死にかけた和尚の読経」、「カラオケ下手過ぎて死んだ自縛霊が集合合体した奴」、「ホラゲの環境音」など散々な言われようだった(同話では、ジョンにすら「ヌェッ」と吐き気の様な反応をされている)。だがキャラソン『真祖にして無敵のドラルク様』では、中の人のお陰もあるが滅茶苦茶上手く歌えている。
アニメニ期の最終回では『読経レベルの音痴』をしっかり披露しており(歌ったのは一期のOP)、しかも歌う度にイントネーションが変わっている。
夜一(人間でいうところの朝一)には公園へ出かけ、人間に畏怖された時に備えて畏怖練をしており、ジョンから(生)温かい目で見られている(やる前は近くに子供がいないか確認している。いると馬鹿にされて死ぬため)。一度だけ、吸血セロリを倒そうとしたメビヤツのビームがタイミング良くドラルクの近くに着弾し、そして着弾地点に偶然にもチスイオオムカデのブラッディピードが隠れていたため、自分の位置を察知して攻撃されたと誤解された。
危うく襲われそうになったが、へんな動物のエッチ思考に反応して吸血鬼君がエッチなことを考えると流れ星を降らせるおじさんの能力で降ってきた巨大隕石がブラッディピードに直撃して事なきを得た。運が良いのか悪いのか。
また吸血鬼特有の能力として、変身と催眠術を持つが変身は自分で思った様な姿になれず、催眠術が活躍した機会は今のところない。
女性の好みはうなじであり、秘蔵のエロ本もうなじ関係である。
能力(?)
劇中序盤はいるだけ無駄な雑魚キャラだったが、連載が進んで新横浜に強烈な能力を持つ変態吸血鬼が次々と現れてくる様になるにつれ、頭の回転の速さからくる機転や人当たりの良さで築き上げた人脈などを駆使して、毎度巻き起こる珍事件を解決するために奔走している。
また、師であるノースディンの教育の賜物か吸血鬼に関する知識は豊富で、有事の際はそれを活かして危機を脱する事もある。
実際問題、街全体が混乱に陥る様な事態では相棒のロナルドもその影響をモロに喰らってしまうため、血統によって催眠術などの吸血鬼の超能力が効きづらいドラルクによる活躍がなければ解決出来なかった事件も多い。
上述の通り最弱であると同時に血統「だけ」は立派かつ育ちの良い高等吸血鬼故か、ノースディンや丹波鈴之介との対決を除いては、作中の登場人物の中で一番敵の催眠能力にかかる事が少ない。
故にその際はジョンを盾にしたものの、作中のメインキャラの中で唯一Y談おじさんのY談波にかかった事がない(まあ、どうせ直接干渉する様な催眠攻撃を直に食らったところですぐデスリセットするだけだろうし、仮にY談波にかかったところで「若い女性のうなじが……」としか言わなさそうだが……)。
ちなみにボサツからは、「貴方には催眠術が効かない」という理由で猫砂(トイレ)にされそうになった事がある(その際に料理が出来る事から「猫砂」と「食事当番」を半々にしようと言われるが、ドラルク本人から「トイレの砂が作った料理を食べたいか?!」とツッコまれている)。
他にも下等吸血鬼はドラルクの血を吸えず、高等吸血鬼相手でも血さえ吸えれば己の支配下に置く事が可能(もっとも、その前にフィジカルで負けるが)。
またこちらは古き血の効果によるものかは不明だが、作中で常夜神社に潜む怪異がヒナイチやジョンに危害を加えようとした際は、どちらもドラルクによって事なきを得ている。
本編が始まる前の生い立ち(過去)
- 幼少期
19世紀の初めにルーマニアで誕生し、トランシルヴァニアの城で一族と暮らしていた模様。
今とは別人の様な儚げで柔らかい表情をしていた。性格も極めて純粋無垢で、常に敬語で話し、ピスピス泣く普通の内気な少年であった。
ところが師匠であるノースディンによるとそうではなかったらしく、不死性以外の力や能力の才能も皆無であり、加えて父親のドラウスによりベタベタに甘やかされていた(すぐに死ぬ貧弱体質であるため甘やかしてしまうのも無理もない話であるが)事もあって、「自分が可愛ければ何をしても許される」「自分は完璧な存在」と自己肯定が高すぎる上に自己中心的も甚だしい考えを持ち合わせており、当時はまだ人間と吸血鬼が対立していたため、彼の将来を危惧したノースディンによって「人の家に転がり込んで生きられるようになれ」と教育を施される事になった。
彼による意地悪な教育を受ける前まではノースディンの事をまだ毛嫌いしておらず、普通に「ノースディンおじさま」と呼んでは土産のお菓子をせがんだり、師弟生活初日はおちょくっていた。
- 大人(青年時代)
その後も師匠であるノースディンに、あまりの意地悪かつ挑発的な教育を受けていた。その影響で今の様な挑発的で高飛車な性格になってしまったらしい。
ドラルク曰く「自分で言うのもなんだが私を儚げな美青年から眉間にシワの入った邪悪な吸血鬼に変えた戦犯」(その為、彼の事は普段のロナルドとの煽り喧嘩も比にならない程に本気で毛嫌いしており、第270死ではノースディンが毛嫌いするY談おじさんと手を組んで彼をからかっていた)。
- 大人(独立後~第1死前)
第二次世界大戦後しばらくしてから独り立ちする事に。その際「母の故郷である上、吸血鬼の発見が世界の中でも遅く、ある意味安全」という理由で来日した。
その後、埼玉県の伊奈架町にある『ドラルク城』(実は祖父の持ち城の1つ)にて、ジョンと共に一人暮らしをしていた。
元々の母国語はルーマニア語だが、元々母親の母国語として馴染んでいたため、日本語を習得するのに苦労はしなかったそう。
人間(?)関係
非常に人当たりがよい性格故か、本作に登場するキャラクターの大半は初登場時に敵対していた吸血鬼も含めてドラルクと連絡先を交換している友人同士となっており、人脈は非常に広い。
その為、ここではその一部を記載する。
- ロナルド
長くなるので『吸死主役コンビ』の項目を参照。
- ジョン
彼の使い魔のアルマジロ。長くなるので『ドラルク城コンビ』の項目を参照。
一部のメンバーと友好関係が築けており、ヒナイチを餌付けしていたり、ダンピールである半田桃とは半ば同族であり、ロナルドの弱点を見つける為に協力した縁でそれぞれの家(事務所)に訪れたり、(主にロナルドに対する嫌がらせの事で)遊んだりもしており仲が良い。
- ロナルド以外の吸血鬼退治人
ロナルド以外の吸血鬼退治人とも友好関係を築いている。特にサテツから優しい振る舞いで気にかけられおり、ドラルク本人もロナルドと違って自分に優しくしてくれるサテツに対して好印象を抱いているところがある。女性の退治人の事は名前で呼ぶ反面、男性の退治人の事は「腕の人(サテツ)」「ムダ毛フェチさん(ショット)」などと独自のあだ名で呼んでいる。
初期の頃には一方的に自身の事を気に入るオネエのシーニャ・シリスキーには強い苦手意識を抱いていた他、初対面早々に自分を見下してきた東京の退治人・籠目原ミカヅキの事は目の敵にしていた(シーニャについては付き合いが長くなるにつれて、普通に打ち解けている)。
- オータム書店
ロナルドの担当編集者のフクマにはロナルドと同様に強い恐怖心を抱いているが、居候になって間もない頃のドラルクが事務所を追い出される事なく、ロナルドとの同居生活が続いたのは「今後のロナ戦はドラルクとのコンビによる話を主軸にするように」とロナルドに圧をかけるフクマさんの存在があったため、ドラルクにとっては心強い後ろ盾でもあった。
…が、その最強の後ろ盾であるフクマからクソゲーレビュー記事の企画を持ち込まれて以来、オータム書店からの重圧と締め切りに関してドラルクも他人事ではなくなった上に、オータム書店関連のイベントや仕掛けで死にかける事もあり、現在は最強の後ろ盾兼最凶の諸刃の剣となっている(ただし企画の方はレビュー記事なので、ロナルドより文章量が少ないのが幸いだが)。また、業編集長とはクソゲー愛好家として繋がりがあり、共にゲームのワゴンセールへ行ったりもしている。
家族関係
何度も言うようだがこう見えて誉れ高い竜の一族の嫡男であり(ロナルド曰く「由緒だけは正しい」)、彼以外の一族は皆強大な力を持っている。
- ドラウス
父親。親馬鹿であるため息子のドラルクに対して激甘だが、度々息子を殺すロナルドを目の敵にしている(ただし、内心では息子の友人として認めているため、完全に毛嫌いしている訳ではない)。
200年以上経っても子離れが出来ない親であるためか、ドラルク本人からはぞんざいな扱いになる事が多い(ロナルドはそのあんまりな扱いに、ドラルクに対し「育ててもらった恩とかねーのか」と言った事がある)。
- 御真祖様
祖父。正真正銘の真祖にして無敵の吸血鬼であり、かなりお茶目な人物である。親族を始めとする面々と共に何かと振り回されるが、関係そのものは良好。
ちなみに、彼自身もかつてはドラルクと同様に人間の退治人とコンビを組んで吸血鬼絡みの事件を解決していたという経歴を持つ。
- ミラ
母親。虚弱な息子の為にバランサーとして息子も世の中を過ごせる様に努力してきた。
ドラルクはそんな母親の事を尊敬している。…が、会話が少ないところはどうかと思ってる。
- その他
叔母のゴルゴナの娘である“セデューマ”という名の従姉妹がいるが、彼女とは仲が悪いらしい。一度縁談を持ちかけられた事があったが、あまりの相性の悪さに喧嘩を起こして破談になった(参考ツイート)。なおドラウスは「喧嘩しつつも仲良い二人」とコメントしている。
また、自身が一族の中で最も最弱かつ吸血鬼特有の能力も劣っているとはいえ、ドラウスを始めとする一族から軽蔑されたりいじめられてる様子もなく、新年会で登場したその他の親戚達は基本的にドラルクと仲が良く虚弱体質を心配しているとか。
関連イラスト
関連項目
吸血鬼すぐ死ぬ 吸血鬼すぐ死ぬΔ 吸血鬼すぐ死ぬの登場キャラクター一覧
クソゲーのプレイ動画を投稿する配信者繋がり。自分がプレイしたクソゲーに愛着を持っている事も共通している。
アニメ二期第2話の放送後、アニメ公式サイトにてクエストオブソウルゲートが配信されたのだが、当然と言わんばかりに彼もプレイした。なお、作者は彼のTwitterをフォローしていた事が動画内で判明している。