「問おう 愚かな侵入者よ」
「この私を真祖にして無敵の吸血鬼ドラルクと知っての狼藉か?」
スナァ…
プロフィール
名前 | ミドルネームは「W」 |
---|---|
誕生日 | 11月28日 |
身長 | 178cm |
体重 | 50kg以下 |
血液型 | 不明 |
出身 | ルーマニア |
家族 | 竜の一族 |
パンツ | 黒 |
好きな生き血 | B型 |
好きな食べ物 | 牛乳、トマトジュースも割と好き |
好きなアイス | ブラッドオレンジ |
好きな映画 | クソ映画 |
好きな音楽 | ゲーム音楽 |
好きな色 | 黒と赤、青と紫、マジロ色 |
好きな場所 | ジョンとよく散歩に行く河原 |
趣味 | ゲーム・読書・家事 |
絵心 | ゴミカス |
能力? | すぐ死ぬ |
利き手 | 右利き |
備考 | スーツには肩パットが入っている |
CV | 福山潤、田村睦心(幼少期) |
呼称
一人称 | 私、ドラドラちゃん |
---|---|
呼ばれ方 | ドラルク、砂、クソ砂、ドラ公、ドラちゃん |
概要
「真祖にして無敵の高等吸血鬼(ヴァンパイアロード)」…という触れ込みのクソザコ吸血鬼。こう見えて208歳。
ルーマニアの吸血鬼ドラウスを父親、日本の吸血鬼ミラを母親に持つ、ルーマニアと日本のハーフである。(12巻カバー下参照)
実は冒頭の煽り文は観光地化していたかつての居城にツアーで訪れたバスガイドさんが適当に言ったら広まっちゃっただけであり、本人も町おこしのネタを無碍にするわけにもいかないからという理由で否定できずにいたもの。
本当はちょっとしたことですぐ砂になって死んでしまうクソザコ吸血鬼であり、死ぬ時は「スナァ…」という擬音が入る。(アニメでは自ら口に出して「スナァ」と言っている)
真祖の孫であり血統だけは本当に良いので絶対的な不死身だが、全ステータスが凄まじく低いせいで、本当に不死身な“だけ”の無害な存在になっている。
ちょっとシャレにならないぐらい弱いため、生物を襲っての吸血は当然できず(後述)、ロナルドにも時々「全然吸血鬼じゃない」「家事とゲームするただのおっさん」とバカにされ、怒りを覚えることが多い(第74死ではヒナイチにすら「全然吸血鬼っぽくないな」と言われた)
第69死柱の人物紹介では"他人の不幸はゲラゲラ笑うが矛先が自分に向くと死ぬ"と語られていたり、悪知恵や悪ふざけで事態を掻き回すこともしばしばで基本的には享楽主義らしい性格をしたトラブルメーカー。
第1死にて居城に不法侵入していたクソガキの起こしたドタバタと自身のメビヤツ集団を無理に動かそうとした際の誤作動がきっかけで居城はガス爆発を起こし消滅、以降はロナルドの吸血鬼退治事務所に居候することとなった。
当初はロナルドからの許可は特に取っていないため、時折追い出されそうになる(と同時に使い魔のジョン(後述)を奪われそうになる)が、フクマさんの圧力及びロナルド自身が墓穴を掘る等でうやむやになり、結局居着くことになる(特に前者が上手いことドラルクの後ろ盾になっている)。
城爆破については地域活性化に使われていたが人を怯えさせる真祖の噂を放置、明らかに命に関わる罠への誘導やクソガキを例に危険思想発言を行ったコンボも効いていると見られる。だがこれは初期のドラルクが人間社会にそれほど帰属していなかった為でもある。(外部リンク)
またゲーム配信者であり、ドラドラちゃんねるの「ドラドラちゃん」として主にシャブシャブ動画とヌーチューブ(どちらも動画投稿サイト)で活動している。人気はあるようだがリスナーからの当たりも強く、「ロリコンマゾ豚クソ砂おじさん」「ヌーを出せ」などのコメントがついている。
配信内容は、クソゲー実況、激クソ縛りプレイ、他の実況者とのコラボなど。またお料理動画も好評。クソゲー実況ばかり投稿しているため、たまに「のんびり〇イクラ」などを投稿すると「偽ドラちゃん」呼ばわりされる模様。
ソシャゲのガチャ配信も行っているが、パズズズ(作中のソシャゲ)のガチャでは超低確率ハズレアイテム「糸クズ」を逆神がかり的な運で引いてしまうため、ガチャ配信では「糸クズ弾幕」がお約束になっている。実際181死ではシャブ生配信中にガチャを回し見事糸クズを引き当て、「何千回糸クズ引いてんだよ」「砂に糸クズ お似合いです」などのコメントがついている。
劇中序盤はいるだけ無駄な雑魚キャラだったが、連載が進んで新横浜に強烈な能力を持つ変態吸血鬼が次々と現れてくるようになるにつれ、頭の回転の速さからくる機転や人当たりの良さで築き上げた人脈などを駆使して、毎度巻き起こる珍事件を解決するために奔走している。
実際問題、街全体が混乱に陥るような事態では相棒のロナルドもその影響をモロに喰らってしまうため、血統によって催眠術などの吸血鬼の超能力が効きづらいドラルクによる活躍がなければ解決できなかった事件も多い。
弱すぎる体質
前述した通り、ドラルクは「虚弱体質」なんて生易しいものではなく下手すれば2ページに一回の割合で死ぬレベルのクソザコであり、それは身体的、精神的どちらにも言えることである。もちろんそれは単なる比喩表現でもなんでもなく、たとえ『座った椅子が冷たかった』というようなクソしょーもない原因でも簡単に死んでしまう。尿漏れかよ。
本人曰く「防御力は常人の1000分の1」、ロナルドからは「感度三千倍かオメーは」と言われる始末。
それと同時にマジで不死身なため、あっけなく死んで砂状になった後、割と早く復活する。そしてまたあっけなく死ぬ。まさにスーパースターマンやリバイバルスライムのような倒れやすさと、うっとうしさを彷彿とさせる体質。作者によると『HPが1』であるためすぐに復活して見えるとの事。
ただし、水と一緒に排水されて散り散りになったりするとさすがに再生不可となり、狭い通気口で死ぬと復活と死を連続で繰り返す羽目になるなど相応のデメリットも抱えている。
上述の通り、最弱であると同時に育ちの良い高等吸血鬼故か、タンバリンやノースディンとの対決を除いては作中の登場人物の中で1番敵の催眠能力にかかる事が少ない。故にジョンを盾にしてはいるものの作中のメインキャラの中で唯一Y談おじさんのY談波にかかった事がない(まあ、どうせ直接干渉するような催眠攻撃を直に食らったところですぐデスリセットするだけだろうし、仮にY談波にかかったところで「若い女性のうなじが……」としか言わなさそうだが……)。
ボサツからは「貴方には催眠術が効かない」という理由で猫砂(トイレ)にされそうになったことがある(その際に料理が出来ることから「猫砂」と「食事当番」を半々にしようと言われるが、ドラルク本人から「トイレの砂が作った料理を食べたいか?!」とツッコまれている)。
※因みに連載開始前の2013年に描かれた読み切り版「吸血鬼すぐ死ぬ」でのドラルクは見た目や設定こそ今と変わらないものの、死んで砂状になってからの復活に時間がかかっていた。(長くて30分〜2時間程)
しかしロナルドの肩にかぶり付いて生き血を吸う事で、凶暴な見た目の真の姿に変身する事が出来るなど強さも今よりまともだった。
死因の例
ほとんどはリアクションか一発芸感覚のものが多い。
身体的(物理)
- ドアに挟まって死亡
- 子供に脛を蹴られて死亡
- 自動ドアに挟まって死亡
- 一般人のチョップで死亡
- 朝日を浴びて死亡
- クシャミの反動で死亡
- ニンニクの匂いを嗅いで死亡
- 落っこちて来たシャンデリアにビックリして死亡
- 寝ながら操作していたスマートフォンが顔に落っこちて死亡
精神的(ショック死)
- 子供に悪口を言われて死亡
- ゲーム機を壊されて死亡
- ティッシュペーパーが自分に配られず死亡
- 変な動物に出くわして死亡
- 怖い話で死亡
- ジョンの可愛さで死亡
- ター・チャンの暴言で死亡
などなど、スペランカーを超えるレベルの弱さであるため某海外アニメ並に死ネタが豊富である。
そういう訳で吸血をするなど夢のまた夢な話で、それどころか吸血鬼の癖に吸血すらままならず、2死で吸血をした際、本人曰く「近年不摂生で三食牛乳で過ごしていたらコッテリした血に胃がびっくりして」などという生活習慣病を気にするお父さんみたいな理由で死亡した。この有り様にロナルドからは「吸血鬼やめちまえ」と呆れられている。
なので普段の食事は血の代わりに牛乳を飲むことが多い(父であるドラウスからボトルを貰うこともあった)。しかし全く飲めないわけではなくあくまで濃い味が苦手なだけで血液自体は美味と感じる事はでき、話が進むにつれ慣れたのか、167死で吸血鬼専門の外食店にてコップ一杯の血を飲んでいた(牛乳で薄めていたが)。
因みにロナルドや彼自身曰く「人にビンタするとその反動で死ぬ」らしい。
当然ながらにんにくは大の苦手で、ちょっと匂いを嗅いだだけで即死している。そのため、ラーメンなどのニンニクを使った料理場には足を踏み入れたがらない。ロナルドとドラウスが吸血鬼ラーメンヘッドのマジニンラーメンを食べて帰ってくるとガスマスクを付けて消臭剤をぶっかけた。
そんなクソザコかつすぐ復活する不死身のドラルクを完全に殺す方法は「首をはねてニンニクを詰める」「火で焼き殺す」「心臓に杭を打つ」「流水に流す」「日光に晒し続ける」「銀の弾丸で心臓か頭を撃つ」などがある。
ちなみにこの体質を逆手に取り、「ノックアウトさせたら勝ち」(死んで砂になるのはノックアウト判定にならない)、「ロナルドが自分を殺したら負け」という条件付きの決闘で、ロナルドを追い詰めている。しかし、後者ではすっかり死に癖ができた事でふとした事でうっかり自滅死しそうになり、焦りから短期決戦を目論んだ。
趣味・特技
主な趣味かつ特技はゲームと料理。
ゲームはプロ級の腕前を誇り、それをオータム書店に見込まれてゲームのレビューを依頼されたこともある。しかし実際にはゲームはゲームでもいわゆるクソゲーの類いで、ドラルクは半ばブチ切れながら勧めていた。しかしマニアの血が騒いだのか回を経るごとにむしろクソゲーを好んでするようになり、ゲームソフトのみならずゲームハードや映画などもクソと呼ばれるものを好んで収集している。
アルマジロのジョンによるとソシャゲもやってるらしく多額の課金をしては爆死してる模様。
また、料理が上手く新横浜でも密かな評判となっており、彼に助言を求める者がいるほどである(ロナルド曰く、「それぐらいしか取り柄がない」)。なので事務所の夜食などの家事は主にドラルクが行っており、ロナルドが時々リクエストするような形となっている。
ちなみにドラルクは基本的に血液や牛乳以外の食物を食べなくてもいいタイプの吸血鬼であるため、主な調理はジョンに味見させて好評だった時の味付けを参考にしている。そのため、知らず知らずに吸血野菜や下等吸血鬼で同じ調理をして、不評を買う事がある(それでも、見た目は美味しそうに作れるし、ものによってはロナルド達を唸らせる絶品が作れる)。
食べ物を粗末に扱うことは許さず、第158死にてロナルドやショットがあやふやな知識で無茶苦茶な鍋を作った際には、食えなくもないくらいにまで調理し直して量が増えたそれを本人達に完食させるという形でお仕置きを行った他、「ほぼ日刊アルマジロのジョン」でも、ジョンがファミレスのドリンクバーで混ぜて変な色になったジュースをちゃんと自分で飲むように指導している。
なお、前者の鍋騒動については騒動の原因の態度も悪かったと言えるが、こちらはロナルド達の手により制裁済。
(ロナルドをからかう為にロシアンルーレットクッキーを作ったこともあるが、はずれのクッキーもちゃんと辛さの中に旨味を感じれられるものにしているとのこと。)
また読書も趣味であり、裁縫も得意。本紙カラー扉では蔵書を披露する一幕も。
その一方で絵心はゴミカスレベル。歌唱力についても本作の登場人物の中でもぶっちぎりの最下位で、何を歌っても読経レベル(126死のカラオケ回では、ジョンにすらヌェッと吐き気のような反応をされている)。だがキャラソン「真祖にして無敵のドラルク様」では、中の人のお陰もあるが、滅茶苦茶上手く歌えている。本編で流す時はどうするのであろうか…
夜一(人間でいうところの朝一)には公園へ出かけ、人間に畏怖された時に備えて畏怖練をしており、ジョンから(生)温かい目で見られている(やる前は近くに子供がいないか確認している。いると馬鹿にされて死ぬため)。一度だけ、吸血セロリを倒そうとしたメビヤツのビームがタイミング良くドラルクの近くに着弾し、そして着弾地点に偶然にもチスイオオムカデのブラッディピードが隠れていたため、自分の位置を察知して攻撃されたと誤解された。危うく襲われそうになったが、変な動物のエッチ思考に反応して吸血鬼君がエッチなことを考えると流れ星を降らせるおじさんの能力で降ってきた巨大隕石がブラッディピードに直撃して事なきを得た。運が良いのか悪いのか。
また吸血鬼特有の能力として変身と催眠術を持つが変身は自分で思ったような姿になれず催眠術が活躍した機会は今のところない。
女性の好みはうなじであり、秘蔵のエロ本もうなじ関係である。
外見
オーダーメイドの黒いスーツに黒いマントを纏った古典的吸血鬼スタイル。似たような服を何着も持っている。
「サリーちゃんのパパ」のような髪型(byロナルド)をしているが、これはセットではなく遺伝的なくせ毛で、父・ドラウスや祖父も似たような髪型をしている。
爪には赤色のマニキュアを塗っている(ファッションと同時に、血色をよく見せる意味合いもある(参考ツイート))。
風呂上がりは前髪を垂らしている。(画像左)
体は骨が浮き出るほどガリガリで、顔色も非常に悪い。
常に眠そうな目をしている。
変身能力も持っているが、元より下手だったのかすっかり変身失敗グセがついてしまっており、ロクに蝙蝠にも変身できない。しかも変身するとデスリセットするまでそのままである。
しかし一度成功したこともあり、その際はヒナイチに「かわいい」と評され鼻息丸の名で愛でられていた。鳴き声は『ピスピス』(恐らく、イタリア語でコウモリを意味する「pipistrello」に由来)。
ちなみに大体20代の頃から外見は変わってない(その割には周囲からオッサン扱いされるが)。
余談ながら、第249死で自身をVチューバー化させたどらどらちゃんVを考案(妄想)したことがある。本編では顔と上半身のみの登場だったが、20巻発売記念のアカウントジャックで(ほぼ)全身図が明らかに。ドラルクによると、ビジュアルはクソゲー・QSG(クエストオブソウルゲート)仲間のおぎゃぴー氏協力とのこと。参考ツイート
性格
誉れ高い竜の血一族の吸血鬼であるため基本的に高飛車でプライドが高く、特に初期の頃は人間を見下したような言説が時折見受けられた(『実は私は』とのコラボ漫画ではダンピールである白神葉子に対して「おのれ混ざり物の分際で」と捨て台詞を吐きやっぱりすぐ死んでいる)ものの、自身のスペック自体子供以下なのは重々承知である模様。
すぐ死ぬこと及びデスリセット自体は能力としか思っていないらしく、軽率に「さあ殺してくれ」と頼む。また同居人であるロナルドと共に過ごす内に双方感化され、話が進むにつれてお互い口が悪くなっており、その口の悪さは普段超親バカなドラウスにも心配されたほど(291死参照)。
同意のない一般人を吸血したり悪意で人を襲うことは基本的にしない。一般人を無差別に襲おうとした吸血鬼には「他人が何を食事にしようとどうでもいいが…新横は私の領界だ、どこぞへと失せたまえ」と立ちはだかろうとしたり、店員さんなどの普通の一般人には敬語で優しく接したり、初対面では本気で殺そうとしたロナルドと同居する内に自身の悪戯の度が過ぎて本当に彼の命に危機が訪れそうな時は慌てて止めに入ろうとしたり、言い訳しようがない程の悪い事をしてしまった際は内心嫌ではあったが素直に詫びるなど、悪人ではない事は確か。
時々酒で酔わせたり催眠をかけて吸血しようと企む時があるが、どれも失敗に終わっている。人を襲うのは1世紀前に諦めたとの事。
女性キャラへの扱いは(下心ありだが)紳士的。毒舌家のター・チャンも話し相手としては楽しいと認識している(それでも彼女の毒舌で死ぬが)。
一方で人一倍に好奇心が強く(本人曰く「危なそうなスイッチがあったら押したくなるタイプ」)、Y談おじさんのせいでY談しか喋れなくなったロナルド達を面白がってそれを録音しようとしたり、ヨモツザカが開発した「性格が反転する鱗粉」で変身したロナルド達を後でおちょくるために撮影録画する等、ヒナイチや半田桃には「享楽主義」と評価されており、面白そうなことにはじゃんじゃん首を突っ込むがそのせいで大体痛い目にあう(もっとも、享楽主義は高等吸血鬼全体の傾向として言えることだが)。
大半のパターンではロナルドから制裁を受ける事が多いが、上述の通りロナルドがやらかした際には逆に制裁を行ったり、或いは自業自得でフクマさんなどから制裁を受けるロナルドを放置するパターンもある。
また、退治人としては凄腕ながらも知識面で疎いロナルドに対して吸血鬼の能力や習性、マナーを説明する役割も担っており、なんだかんだでお互いになくてはならないコンビとなっている。
(219死ではロナ戦のネタのために古い吸血鬼の元へ取材する事になったロナルドから、吸血鬼に対する礼儀について教えてほしいと頼まれた際、からかうつもりで途中から出鱈目を教えているが、本人は後で正しいマナーをちゃんと教えるつもりでやったことであり、
訂正前に取材の日が今日であると知り、自分が教えた嘘で取材が台無しになってフクマさんに殺される結末を想像して青ざめた(幸い、相手がおふざけ大好きだったため事なきを得る。それでも心労で何度も死んだが))。
吸血鬼らしくないと言われるのを気にしており、指摘されると不機嫌になってムキになる。第228死では自分より吸血鬼らしい吸血鬼耽美香に(彼の恋人のダンピール御条沙真の依頼で吸血鬼臭を抑えるためとはいえ)吸血鬼らしさを削減させるために私怨全開で奮闘していた(結局失敗した上に、御条が吸血鬼の気配フェチだったというオチだったが)。
逆に自分が畏怖な目で見られると快感を覚えるが、これは父親のドラウスや他の高等吸血鬼も同じ習性を持つ。
本編が始まる前の生い立ち(過去)
- 幼少期
19世紀の初めにルーマニアで誕生し、トランシルヴァニアの城で一族と暮らしていた模様。
今とは別人の様な儚げで柔らかい表情をしていた。
性格も極めて純粋無垢で、常に敬語で話し、ピスピス泣く普通の内気な少年であった。
ところが師匠であるノースディンによるとそうではなかったらしく、不死性以外の力や能力の才能も皆無であり、加えて父親のドラウスによりベタベタに甘やかされていた(すぐに死ぬ貧弱体質であるため甘やかしてしまうのも無理もない話であるが)事もあって、「自分が可愛ければ何をしても許される」「自分は完璧な存在」と自己肯定が高すぎる上に、自己中心的も甚だしい考えを持ち合わせており、当時はまだ人間と吸血鬼が対立していたため、彼の将来を危惧したノースディンによって「人の家に転がり込んで生きられるようになれ」と教育を施されることになった。彼による意地悪な教育を受ける前まではノースディンのことをまだ毛嫌いしておらず、普通に「ノースディンおじさま」と呼んではお土産のお菓子をせがんだり、師弟生活初日はおちょくっていた。
- 大人(青年時代)
その影響で今のような挑発的で高飛車な性格になってしまったらしい。
ドラルク曰く「自分で言うのもなんだが私を儚げな美青年から眉間にシワの入った邪悪な吸血鬼に変えた戦犯」。
(その為彼の事は普段のロナルドとの煽り喧嘩も比にならない程に本気で毛嫌いしており、270死ではノースディンが毛嫌いするY談おじさんと手を組んで彼をからかっていた)
- 大人(独立後~「第1死」前)
その際「母の故郷である上、吸血鬼の発見が世界の中でも遅く、ある意味安全」という理由で来日した。
その後、埼玉県の伊奈架町にある「ドラルク城」(実は祖父の持ち城の一つ)にて、ジョンと共に一人暮らしをしていた。
元々の母国語はルーマニア語だが、元々母親の母国語として馴染んでいたため日本語を習得するのに苦労はしなかったそう。
人間(?)関係
非常に人当たりがよい性格ゆえか、本作に登場するキャラクターの大半は初登場時に敵対していた吸血鬼も含めてドラルクと連絡先を交換している友人同士となっており、人脈は非常に広い。
その為、ここではその一部を記載する。
彼の使い魔のアルマジロ。
長くなるので「ドラルク城コンビ」の項目を参照。
一部のメンバーと友好関係が築けており、ヒナイチを餌付けしていたり、ダンピールである半田桃とは半ば同族であり、ロナルドの弱点を見つける為に協力した縁でそれぞれの家(事務所)に訪れたり、(主にロナルドに対する嫌がらせのことで)遊んだりもしており、仲が良い。
ロナルド以外の吸血鬼退治人とも友好関係を築いている。特にサテツから優しい振る舞いで気にかけられおり、ドラルク本人もロナルドと違って自分に優しくしてくれるサテツに対して好印象を抱いているところがある。女性の退治人のことは名前で呼ぶ反面、男性の退治人のことは「腕の人」「ムダ毛フェチさん」等と独自のあだ名で呼んでいる。
初期の頃には一方的に自身のことを気に入るオネエのシーニャ・シリスキーには強い苦手意識を抱いていた他、初対面早々に自分を見下してきた東京の退治人・籠目原ミカヅキのことは目の敵にしていた(シーニャについては付き合いが長くなるにつれて普通に打ち解けている)。
ロナルドの担当編集者のフクマさんにはロナルド同様の強い恐怖心を抱いているが、居候になって間もない頃のドラルクが事務所を追い出されることなく、ロナルドとの同居生活が続いたのは「今後のロナ戦はドラルクとのコンビによる話を主軸にするように」とロナルドに圧をかけるフクマさんの存在があったため、ドラルクにとっては心強い後ろ盾でもあった。
…が、その最強の後ろ盾であるフクマさんからクソゲーレビュー記事の企画を持ち込まれて以来、オータム書店からの重圧と締め切りに関してドラルクも他人事ではなくなった上に、オータム書店関連のイベントや仕掛けで死にかける事もあり、現在は最強の後ろ盾兼最凶の諸刃の剣となっている(ただし企画の方はレビュー記事なので、ロナルドより文章量が少ないのが幸いだが)。また、編集長とはクソゲー愛好家として繋がりがあり、共にゲームのワゴンセールへ行ったりもしている。
家族関係
何度も言うようだがこう見えて誉れ高い竜の血一族の嫡男であり(ロナルド曰く「由緒だけは正しい」)、彼以外の一族はみんな強大な力を持っている。
祖父。正真正銘の真祖にして無敵の吸血鬼であり、かなりお茶目な人物である。
母親。虚弱な息子の為にバランサーとして息子も世の中を過ごせるように努力してきた。
ドラルクはそんな母親の事を尊敬している。が、会話が少ないところはどうかと思ってる。
- その他
また、自身が一族の中で最も最弱かつ吸血鬼特有の能力も劣っているとはいえ、ドラウスを始めとする一族から軽蔑されたりいじめられてる様子もなく、新年会で登場したその他の親戚達は基本的にドラルクと仲が良く虚弱体質を心配しているとか。
関連イラスト
関連項目
吸血鬼すぐ死ぬ 吸血鬼すぐ死ぬΔ 高等吸血鬼 ロナルド吸血鬼退治事務所
吸血鬼すぐ死ぬの登場キャラクター一覧
ロナルド ジョン・O・ガーディアン ドラウス 御真祖様
主人公 突然の死 スペランカー
ドラルク城コンビ 吸死主役コンビ にっぴき
他の作品の関連キャラクター
- 春巻龍(浦安鉄筋家族シリーズ)…ドラルク並に貧弱で幾度も遭難する不幸体質だが、黒焦げになったり氷漬けになっても生きていられる不死身体質の持ち主である。
- 殺せんせー(暗殺教室)… 中の人繋がり。名前の通り弱点を突かれない限り絶対的な不死身だが、身体能力等は最強でドラルクと真逆。しかし性格はドラルク、性的嗜好はロナルドと共通している。また、すぐ死ぬことで読者から笑いを誘うドラルクと違い、死ぬ事で数多くの読者の涙を誘った生物でもある。
- グレル・サトクリフ…こちらも中の人繋がり。偶然にも、行動を共にする後輩の名前がロナルド。
- ルルーシュ・ランペルージ…こちらも中の人繋がり。血筋は凄いものの、身体能力が貧弱な所に共通点がある。
- アルクェイド・ブリュンスタッド…「真祖の吸血鬼」で「主人公に殺され」て「主人公に責任を取れと言い出す」という共通点を持つ。
- 久米川牡丹…ドラルク同様に非常に脆い肉体を持っているが、同時に高い回復力を持っている。自分に関する事は非常にネガティブであり、お金持ちで巨乳美少女という長所を活かせず、延々と自分を卑下した言動で他者をウンザリさせる事が多いタイプである事はいい意味でも悪い意味でも自己肯定感が強い性格のドラルクとは正反対。
- 邪神ちゃん… 種族は悪魔だがドラルクと同じように、何度も殺されたりするが復活する不死身繋がり。ただし、クズ差はこっちが上。
- エキュート…弱すぎ純潔種の吸血鬼つながり。一応再生能力はある。戦闘力は邪神ちゃん以下。
- 薬師寺天膳(バジリスク〜甲賀忍法帖〜)…蘇生体質持ちの忍者であり、ドラルク同様死に芸&死に覚えのプロ。また死んでおるぞ!
- 阿魔野邪鬼(伊賀の影丸)…此方も天膳同様に蘇生体質を持つ忍者であり、ドラルク同様に死に芸&死に覚えのプロ。尚、天膳は伊賀者で邪鬼は甲賀者と対を成している。
- ガニコウモル/カサネセッタ:カニとコウモリの組み合わせと言えば。
- ソフィー・トワイライト(となりの吸血鬼さん)/マイ・ヴラド・トランシルヴァニア(ぶらどらぶ)…ドラルクと同じ吸血鬼繋がり。主人公と同居している所が一緒だが、邪険に扱われているドラルクとは逆に彼女らは同居人からは溺愛されている。また、前者はドラルク同様ゲームオタクである。
- 一=ダメ丸(大ダーク)…不死身繋がり。不憫な目に遭いやすく、どんな死に方をしてもすぐ適応して復活してしまう、ドラルク並に死と再生を繰り返す死に芸。
第2期2話放送後、アニメ公式サイトにてクエストオブソウルゲートが配信されたのだが、当然と言わんばかりに彼もプレイした