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アルミニウス・ヴァン・ヘルシング

あるみにうすゔぁんへるしんぐ

アルミニウス・ヴァン・ヘルシングとは、漫画『吸血鬼すぐ死ぬ』の登場人物である(メイン画像左の人物)。
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概要編集

今からおおよそ200年ほど前に活躍した、吸血鬼退治人(バンパイアハンター)の祖」と言われる人物。

ロンドンに迫りくる吸血鬼の大侵攻を阻止したと言われている英雄。しかし本業は退治人でなく、吸血鬼の事を研究する学者だった。


当然ながら既に故人だが、魂は聖剣『バンパイア・キラー』に宿っており、正義感を持つ若者に手を取ってもらう事を期待していた。

しかし、金久祖アルコちゃんのペットのゴールデンライオンタマリン“タマちゃん”がバンパイア・キラーを抜いたため、タマちゃんに憑依する羽目になってしまった(通称:タマシング)

その後はタマちゃんに憑依し、タマちゃんにとって都合の悪い事(嫌いな食べ物を食べる際や危機的状況)を押し付けられたりしながら苦労の毎日を送っているが、タマちゃんの飼い主であるアルコちゃんとは打ち解け、友好的な関係を築いている(なおタマちゃんに憑依している現在でも、別の者が聖剣を抜けばその相手に憑依出来る)。

【吸死】星に願いを


初登場となった第102死にて、ヘルシング展を訪れていたロナルドを見て「若い頃の自分と同じ目をしている」と感じた事や、後の139死で彼も吸血鬼退治人なのだと悟った事で、ロナルドにこそ聖剣を抜いて貰いたいと考えている。

しかし前述の通り聖剣はタマちゃんが抜いてしまい(しかも、身長の関係で展示されている聖剣が見れずに困っていたアルコちゃんを、ロナルドが抱えて見せてあげたのが原因)、139死で訪れたファミレスに偶然ロナルドが来店した事で今度こそと思い行動するも、結局失敗に終わっている。


魂だけになった事で記憶の一部を喪失しており、かつて敵対しその後友人となった御真祖様の事を覚えていない。その一方で、Y談おじさんと戦ったりした事は覚えている模様。

新横浜で苦労の毎日を過ごす中、少しずつ記憶を取り戻していくが…


性格編集

伝説の吸血鬼退治人であるものの、害を成す吸血鬼に対しても自身の記憶を取り戻す手助けをしてくれた事に礼を言いつつ説教して見逃すなど、吸血鬼に対しても友好的で温厚な人物

しかしドラルクに対しては初対面早々に、「超ド級の危険吸血鬼」と勘違いして攻撃した。


初期の頃は伝説の偉人らしく知的で冷静な口調が多かったが、話が進むにつれてポンチさが増しており、いつしか語尾に自分の名字にちなんで「〜シング」(例:「早シング‼︎」「待つシング‼︎」)と付けるのが口癖になった。

語学に堪能であり、様々な国の猿語やワニ語が話せる。この特技を使ってタマちゃんに連れてこられたゴリラの合コン会場も難なく切り抜けたが、一悶着あってメスゴリラのボボンレスに惚れられてしまった頑張れヘルシング


外見編集

ヨーロッパ人らしい顔立ちだが、背はあまり高くない模様。短く切った金髪碧眼で丸メガネを掛けており、無精髭を生やしている。

ロナルドの退治人服によく似た茶色のコートを羽織っている。


強さ編集

現在はバンパイア・キラーで戦うが、生前の武器はを使用していた。


作者はTwitterにて「全盛期のヘルシングはガチ強いので、古き血の各々とタイマン張れば大体倒せる」と語っており、後の第320死の柱では『肩書きに偽りなく退治人に不可欠な実力も知識もゴリ押しも兼ね備えている』と紹介されている。更にその後載せられたキャラクターの強さを表す一覧表では、その全盛期の頃はドラウスに並ぶ強さであった事が判明した。

あっさり復活されてしまったとはいえ、あの御真祖様を一度は殺している事からも、その強さを窺い知る事が出来る。


また第176死では、目にも留まらぬ剣捌きで吸血鬼メンタルセラピストの武器である水晶玉を真っ二つにしている。


ヘルシング伝説とその舞台裏編集

生い立ち編集

元は貧しいながらも温かい家庭に生まれ、勉学の道を志していたごく普通の少年だった。

12歳の頃に村に現れた下等吸血鬼を倒したのを期に吸血鬼について学ぶ事を決意し、成長した後は吸血鬼の知識を集めるため諸国を巡る旅へ。そして祖国に戻った折に幼馴染みと再会し、互いに惹かれ合い結婚して家庭を築いた。



“英雄”の誕生編集

1885年、おぞましき“傀儡女”ガブリエラや人界に潜む名も無き“切り裂き魔(リッパー)”といった人間に敵対する吸血鬼は増え両種族の緊張は高まる一方であった中、ヘルシングは人間と吸血鬼の全面対決を避けるべく退治人として成すべき事を成そうと、古き血の吸血鬼達の集会の調査を行うなどして奔走していた。


その帰り、自宅前で己を待っていたイングランド王室の使いの者から「“吸血鬼の王”を退治して欲しい」と密令を受け、王室から得た「“王”は単身でイギリス北部・ホットベイへ現れる」という情報を元にあらゆる対策を講じた上で退治に向かった(なおその情報をもたらしたのは、Y談おじさんの模様)。


船から降りてきた“王”を吸血鬼が好むタンバリンの音で誘き寄せ、すかさず心臓を貫き首を切断し火を点けて燃やしたが、上述の通り瞬時に復活されてしまった

その光景に一時は絶望するも、刺し違えてでも“王”を退治せんとヘルシングは己を鼓舞する。しかし当の“王”はヘルシングに興味を抱き、そのまま彼にロンドンのおすすめ観光スポットを訊いてきた


実は“王”こと御真祖様はロンドンを侵攻する気など更々無く、そもそも侵攻云々の話が持ち上がったのは、ガブリエラが己の強大な催眠能力をもってして御真祖様を反人間派の旗印に仕立て上げようと目論んだ事に端を発し、その為にガブリエラは御真祖様を自宅へ招き「帝都ロンドンへ征き、貴方の力を人間どもへ見せ付けろ」という内容の催眠を7日7晩にわたって彼にかけた。

…が、スーパーチートの御真祖様にはその催眠が全く効かなかったばかりか、ガブリエラの目論みなどつゆ知らず「知人に熱烈にロンドン観光を勧められた」と勘違いしたまま、観光のためにロンドンへとやって来たのだった。


この馬鹿げた事実に唖然としながらも、「侵攻の意思は無い事を他の吸血鬼達に伝える」事を条件としてヘルシングは彼のロンドン観光に付き合い、御真祖様はマッハでロンドンを観光した後に満足して帰って行った。

この事をヘルシングは包み隠さず王室に伝えたのだが、吸血鬼がいつ侵攻してくるか分からないこの状況において、敵味方双方に対して“大勝利”のシンボルが欲しかった王室は『大侵攻を阻止した英雄』として、ヘルシングに大守護騎士叙勲章を授与した。こうして“英雄ヘルシング”は誕生したのである(ちなみにその効果があったのかもしくは御真祖様が吸血鬼達に何か伝えたのか、人間達は吸血鬼何するものぞと熱狂し、ガブリエラは失策を詰められてか己が一族と骨肉相食の争いの末に何処へと隠遁し、反人間派の吸血鬼達はあれよと言う間に手のひらを返して蜘蛛の子の如く散っていった)。



コンビの結成編集

事実とあまりにも乖離したイメージが付けられた事に苦悩するヘルシングの元に、勝手にヘルシングを友人だと認定した御真祖様が来訪。

今度は世界各地の観光に付き合わせようとする御真祖様に辟易するも、彼に友情の証(※)を渡された後は、なし崩し的に世界中を連れ回された(しかし不幸中の幸いと言うべきか、この際に各地の吸血鬼に関する詳細な調査を行う事ができ、それらは後世へと遺されている)。


果てには吸血鬼退治の依頼にまでついて来ようとする御真祖様に最初は反対するも、「勝手に何かされるより目のつく場所に置いといた方がまだマシ」だと考えたヘルシングは、御真祖様を『助手』と偽って同行させる事を決める。

こうして不本意ながら御真祖様とコンビを結成したヘルシングは、様々な依頼や事件に共に関わる内に、彼に対してある種の友情を感じ始める…。


※…この時に渡されたのが後の聖剣『バンパイア・キラー』であり、元は御真祖様が自身の血をもって造り上げた物。

首を切断され心臓に矢を打たれその体を燃やされても死なない御真祖様であっても、これを使われ首を刎ねられるか心臓を貫かれると確実に死ぬとの事。


関連タグ編集

吸血鬼すぐ死ぬ 吸血鬼すぐ死ぬの登場キャラクター一覧


吸血鬼退治人


御真祖様 金久祖アルコ


ヘルシング曖昧さ回避


恐らく元ネタとなった人物。

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