プロフィール
本名 | 不明(ドラルクは「御祖父様の名前は、多分みんな知ってるんじゃないかな」と発言している) |
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身長 | 215cm位 |
誕生日 | 11月10日 |
血液型 | 不明 |
好きな血 | クワガタ(?) |
使い魔 | アルマジロのアルマと次郎 |
出身 | ルーマニア |
家族 | 竜の一族 |
苦手なスポーツ | ドッジボール |
能力 | ??? |
備考 | 人間の友達がいた |
CV | 中田譲治 |
概要
ドラルクの父方の祖父。ルーマニアはトランシルヴァニア一帯を支配する高等吸血鬼(バンパイアロード)、『竜の一族』の始祖。かつてイギリスでは“吸血鬼の王”として畏れられていた。
古き吸血鬼だが、日光は全然平気で弱点にならないらしい。
世界最初の吸血鬼退治人(バンパイアハンター)であるヘルシング教授と戦ったと言われており、恐らくブラム・ストーカー原作の小説に登場する、“吸血鬼ドラキュラ”に当たる人物と思われる(実際、Y談おじさんの口からイニシャルが『D』である事が語られている。また本名は5文字である事が、アカウントジャックで明らかになっている)。
遥か昔にヘルシングと闘い、その強さを認め何やかんやあって和解して飲み友達になったらしく、現在は人間を襲ったりはしていない(この出来事を物語風に編集したのが、ロナルドが憧れた映画『ヘルシング』であり、作成にはドラルク一家が協力していたとの事)。
ヘルシングとの交流は本人にとって素晴らしいものだった様で、キャラクターブック2によると息子のドラウスに彼との冒険譚を楽しく語っていたが、やがてヘルシングが老いていくと思い詰めた様になり、彼の死後は(若干ながら)元気をなくし、現在の白髪になったとのこと。本人の若い頃(大体20代の頃)は息子、孫の様に二本角の様な髪の毛が生えていた(下部画像参照)。
ドラウスによると「死んでしまった人間の友達(ヘルシング)」を懐かしがっており、それが理由で時折人間が住む街にやって来るとの事。
この様に人間に対して極めて友好的で、亡き妻も人間だった。
かなりの資産家であり、ドラルクの暮らしていた城も数ある始祖の別荘の1つだという。
100年以上前に一時期家族を連れて南米の別荘に移住していた事があり、ドラルクの使い魔であるジョンも、彼が怪我をしている所を救助したのが縁でドラルクと知り合った。
一族の当主だが当主の立場に対する執着とかはないらしく、後述の第272死の終盤では、ドラウスに「そろそろ当主をやる?」と告げており彼を慌てさせている。
吸血鬼社会では周囲にかなり圧倒的な影響力を持っており、“竜大公”の異名で畏怖されている。
強大かつ知名度の高い吸血鬼のため呼び名は沢山あり、呼び名の一つに息子や孫に似た“竜(ドラウル)”という呼び名がある(それ以外では“真祖(ノスフェラン)”、“吸血鬼の王(ノーライフキング)”、“影の主(ロストシャドウズ)”など)。
人物
威厳のある風貌に反して、極めて無邪気でマイペースな性格であるが、底無しのトラブルメーカーでもある。また、ドラルクとロナルドのコンビを自身とヘルシングの関係と重ねている節がある。
上述のヘルシングの影響から、人間を無作為に襲撃する変態…もとい高等吸血鬼達に対しては、吸血行為を妨害する事も厭わない。キックボードのガキを遊びに誘った際には、彼を襲おうとした下等吸血鬼から庇いながら一蹴するなど、弱者に対する配慮や気遣いも持っている。
とはいえ常識人という訳ではなく、他の全ての吸血鬼の能力を無制限に使用出来るというチートすぎる性能とハッチャけ過ぎな行動力により、子や孫を巻き込んでは大騒ぎしている迷惑なジジイ。息子のドラウスや孫のドラルク曰く「人型サイクロン」「嵐を呼ぶジジイ」。
なお、能力ではないが料理の腕も息子や孫同様高い。息子と違い、スマホも普通に使える。
孫同様クソゲーを楽しむ事が出来る。ただし、ドラルクが「クソゲーをクソゲーとして楽しむ事が出来る」のに対して、「クソゲーを普通に楽しむ事が出来る」のでやや異なる。
高性能トラブルメーカー
「おヒマ?」と聞いてきて遊び相手を探す時があるが、「ヒマ」と言ったら最後、ガンガン振り回される事になる。
新横浜に遊び相手を探し回った際はロナルドとドラルク、ドラウスが同行し、被害を抑えようと奔走する羽目になった(それでも「ヒマ」と答えてしまう人がいたら、その人を人柱として押し付けるつもりだったが)。
『リアルワニワニパニック』や『日帰りエベレスト』などのはっちゃけた行動に、最初はロナルドも「誰かもうやめようと言えばいいだろ」とツッコんだ。だがドラルクは「それで止まるなら苦労はしない」と反論しており、なまじ一族の頂点に立つほどの実力の持ち主であるため、誰も彼を止められないのが現状である。
ロナルドも何度か巻き込まれた事で考えを改め、ドラルクと共に戦々恐々する羽目に陥った。新横浜吸血鬼退治人組合の面々も、ハロウィンパーティーや野球試合などの出来事からすっかりトラウマを植え付けられており、ギルドにやって来た彼を見て一同が顔を青ざめさせる程。
第270死から第272死では、ドラウスを含めた古き血の吸血鬼(普段は滅多に呼ばれないY談おじさんも込みで)や新横浜中の人々を巻き込んで、超絶鬼ごっこを開催までした。
他にも催眠セットや透明化薬など、自作した(国家を転覆出来る様な)アイテムをドラルクに送り付ける事があり、これらもトラブルの種になる事が多い。
強さ
ドラルク曰く「気力と体力が無限の小五のウルトラマン(アニメ版ではスーパーマン)」、要するに生ける災害。
「素」の肉体も並大抵の攻撃では灰になるどころかダメージすら受けない(対人地雷を踏んでもギャグ漫画的に少し焦げただけという始末)程強靭。ちなみに他の同族はその対人地雷を踏んだら普通に死ぬらしく、持てる能力総出で回避していた(一部の読者からは、「その対人地雷の威力が強過ぎるのでは」と推測されている)。
紛れもなく最強キャラだが、人間側の最強人物であるフクマとの絡みは今のところ作中では無く、オータム書店の関係者との関わりもない…が、エイプリルフールのアカジャで共演する事となった。
以上の様な反則級の無茶苦茶振りを誇るが、これでも全盛期と比べると弱体化しているらしい。
作中で披露した能力
なお、ここに記していない邪眼や洗脳、結界なども当然使用可能と思われる。
- 変身
- もちろん一族で一番得意。第63死ではドラルクそっくりに化け、声まで完全に模倣した。ただしジョンとヒナイチは誤魔化せず、ジョンは当初から違和感を覚えていたが、ロナルドの拳を御真祖様がすかさず避けた時に違和感を確信に変えロナルドの元へと避難し、ヒナイチは真祖が変身したドラルクが作った料理の味に違和感を覚えていた(本物が帰還した際は、速攻でジョンはドラルクによじ登っている)。また自分だけでなく、他人の服を変身させる事も可能。
- 飛行
- 無数のコウモリに変身し夜空を翔ける。
- 怪力
- ホームランバッターをピッチャー返しで場外まで吹っ飛ばす程の馬鹿力を見せる。
- 分身
- テンションが上がって、つい3人に残像分身してしまった。
- テレパシー
- 一度に100人を超える人間や吸血鬼と精神を繋げる事が可能。
- 再生能力
- 心臓の杭を撃たれ首を刎ねられ聖水をかけられ体を燃やしても、瞬時に再生出来る(ちなみにここまでされて、死ぬ事そのものが少ない模様)。
他にも、前述の63死ではハロウィンパーティーに乱入した吸血鬼マイクロビキニの催眠術を触っただけで解除したが、これが他者への変身か催眠術なのかは不明。
当然の様に催眠術の耐性も高く、常人相手ならちょっと話すだけで催眠術にかかってしまうガブリエラの強力な催眠術も、7日7晩聞いても全く影響を受けなかった。
余談
- 担当声優の中田譲治氏はアニメ化以前から吸血鬼すぐ死ぬを読んでおり、「もしアニメ化して自分が演じるなら真祖」と前々から言っていた。
- ファンからは「御真祖様の声優は中田譲治か若本規夫」と囁かれており、アニメでの第一声で「勝てない」「声だけでも強い」などのコメントが流れた。
- ちなみに、若本氏はティザーPVのナレーションと吸血デメキン役を担当している。
- 強烈なインパクトだったのかデメキンのアニメ初登場回の第10話の放送直後、Twitterで『若本さん』がトレンド入りした。
関連イラスト
関連項目
ミナ ドラウス ミラ ゴルゴナ ドラルク アルミニウス・ヴァン・ヘルシング
- ヴラド・ツェペシュ:元ネタの元ネタ。なお「竜の血」の名はヴラド公の二つ名、“竜の子”にちなんだものと思われる。