「辻ァグぁぁあああ‼︎」
「見ていろ人間!
辻斬りナギリの名と恐怖を思い出すがいい...‼︎」
「辻田です」
「クソ‼︎間抜け‼︎貴様それでも警官か‼︎」
「...ツジギリ?これは俺のことを書いてるのか...?
斬ってれば...みんな俺のことを覚えるんだな...⁉︎」
プロフィール
身長 | 190cm |
---|---|
体重 | 86kg |
誕生日 | 不明 |
年齢 | 24 |
血液型 | 不明 |
一人称 | 俺 |
好きなもの | アルマジロ、今川焼き |
備考 | 歌が上手い(カンタロウ談) |
CV | 関俊彦 |
概要
傷害容疑で指名手配中の特A級高等吸血鬼。極めて凶暴な性格の吸血鬼で、掌から自在に刃(自身の血液を瞬時に硬化して生成する)を作り出し、傷口から被害者の血を啜る辻斬り。常にローブを身に纏っているのが特徴。戦闘力は高く、大型の下等吸血鬼カクレツチグモを一瞬で抹殺しているほど。
その残忍性と凶悪さ故に吸血鬼対策課は彼の存在を一際危険視しており、初登場回において警戒を呼び掛けている。
人物像
現在
人を斬り、人々に恐れられる事で存在を認知されることを望む凶暴な思考を持つ。短気で口が悪く、特に常に自身に纏わりつくケイ・カンタロウに対して事あるごとに「死ね」と暴言を吐いている。しかし不死性を失ってからは自身のプライドより身の安全を優先するなど小心者な一面が増えている。
反面、誘拐事件の一件以降アルマジロのジョンを「丸」と呼んで心を許しており、自身がジョンをさらった事実を忘れて「退治人たちに囚われ、俺に助けを求めている」と思い込んで助けに行こうと執着している。それ故にロナルドと遊んでいたジョンがゴールポールのネットに挟まれたのを見かけた際はロナルドにいじめられていると勘違いして声が出なくなるほど怒りに震え、アシスタント回で神在月シンジによってアルマジロモデルのキャラクターが漫画で爆破される展開を書かれると血相を変えて絶叫し、神在月にブチキレるなどアルマジロに対して非常に甘くなった。
幼少期
一人称は「僕」。容姿は後ろ姿のみの登場だが、今では考えられないほど非常に弱々しく、穏やかな口調をしていた。本編の回想や作者のアカウントジャックなどで登場した際、度々「早く家に帰らなきゃ」と帰路を急いでいるような台詞を口にしていたが、詳細は不明。この頃、何者かによって吸血鬼にされたようだがその後周囲からケアされなかったため辻斬りとなったようにうかがえる。
経歴
初期
自身の魂を分霊体(ぶんれいたい)という人形に移していたため、分霊体を破壊しない限り日光やニンニク、銀などにも全くひるまず、いかなる物理攻撃も通用しない不死身の肉体を有していた…のだが、散歩に出かけたジョンとドラルクがその分霊体を偶然見つけてしまい、彼らにより人形をメチャクチャに扱われて壊されてしまった為に弱体化し、不死身ではなくなってしまった。
幸い吸対含め誰も彼の正体に気付いていないのでまだ面は割れていないのがせめての救いだが、警戒を呼び掛けていたヒナイチがアクシデントでナギリの醜態を直視してしまい、その正体に気づかぬまま彼を露出魔扱いしている(ヒナイチ曰く「エキセントリック露出魔」)。
ちなみに全盛期であるこの頃は古参の吸血鬼であるドラウスに迫る実力を持っていた。
現在
分霊体と不死性を失ったその後は復讐を期して新横浜に居着いているが、不死身でなくなり弱体化しているため登場する度にまともに吸血ができないほどの酷い目に遭い、もっぱら川の魚の血で凌ぐなど窮乏生活を強いられている間に思考がずれ始め、第33死の誘拐事件に巻き込まれた際、唯一好意的に接してくれたジョンを「丸」と呼んで執着するようになり、「退治人達に囚われ、俺に助けを求めている」と勘違いするようになった。
第66死のとある事件で「露出魔の吸血鬼」としてヒナイチに発見され、吸血鬼研究センター(VRC)のヨモツザカにより拘束されるものの、Y談おじさん&ゼンラニウム&吸血鬼野球拳大好きというVRC三人衆との結託により脱獄に挑み、結果的に吸血鬼捕獲用吸血鬼「キャプちゃん」と共に脱出する。尚、本人照合が行われていなかったため、「まあいいだろ露出魔くらい野に放っても」とスルーされてしまった。
脱走後はVRCに怯えながらもなんとか過ごしていたが、初登場に襲っていた警察官(当時交番勤務)のケイ・カンタロウが今度は吸対の人間としてナギリへのリベンジを誓い帰ってくる。弱体化してしまったナギリは自らのことを辻田と名乗り、なんとかその場を乗り切ろうとしたが、今度は辻斬りナギリ逮捕のための重要参考人(本人なのに)としてカンタロウに振り回される羽目になった。頑張れ辻斬りナギリ。
因みに、作者によると現在は料理を出来る環境にいないが、誰かが優しく教えてあげればかなり上達するそう。
過去
「この…刃…ぼくの血で…できてる…のか…
…ぼくは…本当に…吸血鬼に…」
「うるさい!だまれ!お前らが悪いんだ!
俺に絡んで来たからだ!お前らなんか俺に斬られて当然なんだっ!」
「…俺は… これから… どうやって… 生きれば…」
過去の回想シーンを見る限り、純血ではなく後天型(元人間)のようである。
幼少期(12歳ごろ)に現在のナギリと同じ能力を持った吸血鬼に襲われたらしいが、細かい真相は不明。
しかし第182死のキャラ紹介文には「妙に知恵や常識があるのは彼を噛んだ吸血鬼の記憶を部分的に保持している為」と書かれており、元は人間だったことは事実だと思われる。
また、作者である盆ノ木至先生も自身のTwitterにてナギリの意味深なイラストを投稿しており、彼の過去に関してはまだまだ謎が多い。というのも彼自身、自分の記憶があやふやな為である(彼に刻まれたものは記憶が曖昧になる、これはかつて彼を吸血鬼にした吸血鬼と同じ能力である)。
吸血鬼になる前、まだ子供だった頃の自身の夢は「退治人になること」だった。
(外部リンク)
彼を吸血鬼にしたのは吸血鬼三兄弟の母親のガブリエラに並ぶ危険な吸血鬼である『切り裂き魔(リッパー)』、もしくはその系譜と思われる。
派生
原作者及びアニメサイト考案によるナギリの派生の数々について記載する。
・辻ずきん
「待っていろ丸!先回りして退治人を食い殺してやる!
そうすればお前は自由だ その今川焼きも俺と食える」
「つ、辻ずきん」
童話パロにおけるナギリで、立ち位置は森に住む悪い狼。今川焼きを買っていた丸ずきん(ジョン)を見て自分に助けを求める暗号だと勘違いし、おばあさんを喰い殺してジョンを自由にしようとおばあさんの家に向かう。しかし家の中にはパトロール中の狩人(カンタロウ)がいた…。
・反転、オルタ
「俺はナギリ。ナギリだ。俺がここにいることを、覚えていてくれ…」
普段の短気な性格が反転して非常に穏やかな人物になっているが、根本にある「覚えてもらいたい」という欲求は変わっていない模様。但し本編とは違って誰からも存在を忘れられてしまっている(彼を除き)。
・逆転(△、デルタ)
「ヒヒヒーーッ!!!!ツラヌキィ!!!お前の蛮行も終わりだァ…、この俺が!!!完膚なき!までに!!!退治!!!!してやる!!!!からなァ---!!!ヒャハハーーーッ!!!!」
・辻子さん
「先輩はなんで論文を書かないんだ」
2022年4月1日のエイプリルフールネタとしてアニメ公式サイトに登場。ピンクのワンピースに白のカーディガンを羽織った女子大生として嘘映画のヒロインになっていた。
・クワガタ
「グワシッ グワシッ」
へんな動物がとあるアホな理由により暴走し、彼の変身能力を新横浜中に撒き散らした影響により変化した姿。
関連イラスト
関連タグ
吸血鬼すぐ死ぬ 吸血鬼すぐ死ぬの登場キャラクター一覧
新横浜 高等吸血鬼 不運 憎めない悪役 犯罪者 苦労人
ジョン・O・ガーディアン ケイ・カンタロウ 神在月シンジ アラネア ダイナ クリムゾンウィング
地獄ダンスコンビ...カンタロウとのコンビタグ。
他作品での関連人物
鬼舞辻無惨…中の人繋がりの吸血鬼(正確には鬼)。こちらも重苦しい過去を秘めている他、宿敵とは強い因縁を持ち、自身の血を使って騒動を起こしている。また、継国縁壱と同じ声の登場人物に嫌な思い出がある共通点も。また彼からあやかってナギリのあだ名に悲惨様というものも。
モモタロス…こちらも中の人繋がりの善玉怪人。赤色の剣(刀)を扱い、不憫な目に見舞われる事や、なんだかんだで善行を行い他人から感謝される事も共通。
郷田武蔵...本作品の作者、盆ノ木至先生がかつてアシスタントをしていたONE氏の漫画作品「モブサイコ100」に登場するキャラクターかつ中の人繋がり。性格は面倒見が良く兄貴肌で陰湿な性格のナギリとは真逆の存在だが、何の偶然か彼が部長として率いる「肉体改造部」の部員の1人かつ次期部長の中の人が某メチャクチャ警官である。