地獄のナギナタ
じごくのなぎなた
「...どうも。」
「よろしく......」
「ヒヒヒーーッ!!!!ツラヌキィ!!!お前の蛮行も終わりだァ…、この俺が!!!完膚なき!までに!!!退治!!!!してやる!!!!からなァ---!!!ヒャハハーーーッ!!!!(作者のTwitterより」
2022年12月10日に作者のTwitterで行われた「吸血鬼すぐ死ぬ」23巻ファンブック2発売記念アカウントジャック(アカジャ)」の2日目に開催された「吸血鬼すぐ死ぬΔ」に登場した人物。
Δ版ヒナイチを筆頭とした新横浜の退治人ギルドに入ってきた人間の新人吸血鬼退治人(ヴァンパイアハンター)で、武器は恐らく名前の通り薙刀型のチェーンソー。
普段はボソボソとした礼儀正しい喋り方をしているが、「“ツラヌキ事件”」の事になると突然喋り方が狂気じみたものに豹変する(同じく退治人であるΔ版野球拳大好き曰く「情緒バンジージャンプ」)ようで...?
本作の読者には察しの通り、彼の正体はΔ世界線で「悪い奴」と認識され串刺しツラヌキ(勿論正体はΔ版のアイツである)に襲われてしまい、重傷を負っていた辻斬りナギリのΔ世界線での姿である。
こちらの世界では路地裏の吸血鬼によって吸血鬼化されることもなく、辻斬りを行うこともなく、本編のナギリの夢であった「退治人になる」という夢が叶っているが、喋り方が明らかに本編のナギリとは似ても似つかないテンションであり、まるで本編のケイ・カンタロウにそっくりである。
注意:この項目には衝撃的なネタバレがあります。本編でのとあるキャラクターの印象を変えてしまう程の衝撃的な内容ですので、アニメ勢の方々は閲覧を控えることを強くお勧めします。
302死において、「カンタロウは元々腰掛けのために警察の仕事をしており、貯金をしながら『漫画家になる』という夢を追っていたがナギリに斬られたことにより描きたいものが何一つなくなってしまった(この台詞と描写について「一種の精神崩壊なのでは」という考察も出てきている)という衝撃的な事実が展開された。
あくまでも一つの考察・推測だが、ファンの間では「ナギナタ(Δナギリ)が本編とは打って変わってカンタロウのようなメチャクチャなテンションで喋り出すのは、本編のカンタロウと同じ様にツラヌキ(Δカンタロウ)に襲われたトラウマにより夢を奪われ精神が崩壊している状態なのでは?」と考えられている。もしこの考察が真実だとすれば、まさしく本編のナギリとカンタロウの「加害者」と「被害者」という関係性がΔでは完全に逆転していることになる。