プロフィール
武器 | 左腕のパワードスーツ |
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身長 | 自称189cm(実際は196cm) |
体重 | 102kg |
血液型 | O型 |
誕生日 | 6月13日 |
好きな食べ物 | カレーとチャーハン |
パンツ | ぞうさん柄 |
趣味 | レンタルした映画を家で見る |
CV | 細谷佳正 |
概要
新横浜吸血鬼退治人組合所属の、若き吸血鬼退治人(バンパイアハンター)。
実家は自動車修理工場(工場名は『ハガネ自動車整備店』または『鋼(ハガネ)自動車整備工場』)で、大学生の弟のコバルがいる。「サテツ」は本名ではないが、父親からはたまにそう呼ばれている。
アームカバーをしている腕が左である事や、作中で鉄パイプや箸(またはスプーン)などを左手で持っている事から、左利きと思われる(ただし、たこ焼きの爪楊枝など一部例外あり)。
性格
外見は厳ついが、引っ込み思案でやや内気な上、周りの人物や雰囲気に流されやすい。
この為、敵である高等吸血鬼の催眠術の餌食になりやすかったり、彼等に使役された下等吸血鬼(グール)にぶつかられても(自身が悪くないのに)反射的に謝ってしまう。
根が真面目であるため、退治人としての自分のアイデンティティが「鉄の左腕」しかなくて地味な事を真剣に悩んでいる。
ギルドで飲んでいる時にはアルコール・ノンアルコール問わず高い確率で絡み酒状態になって涙目で自虐している他、吸血鬼マイクロビキニ初登場時には彼の催眠術によって洗脳された後、「これ(マイクロビキニ)を着てればきっと地味とか言われなくなる…」と言っていた。
現状を何とかするため、事あるごとに目立とうと頑張るものの、大抵裏目に出る。
作中屈指の極度のお人好しでもあり、ドラルクに対する扱いはロナルドを含めた退治人達の中でも特に寛容的であり、優しい振る舞いで接している。そのため、自分とは真逆にドラルクへの扱いが雑なロナルドを諌める事もあり、ロナルドとドラルクが喧嘩をした際もドラルクの味方につくのが殆ど。
更にドラルクのみならず、武々夫と並んで人間側のトラブルメーカーになる事が多いヨモツザカに対しても手を差し伸べる希少な存在であり、毎回周囲に著しい迷惑をかけるヨモツザカを責めたり恨んだりせず、彼の身を案ずる数少ない人物である。
また、第79死ではヨモツザカの実験薬で仮性吸血鬼化した際は吸血本能より本来の人の良さが優先され、下等吸血鬼に襲われそうになった子供を助けた(元に戻ったその後は、ロナルドから暴力で制裁されるヨモツザカを庇っていた)。
ロナルドとショットを含めた仲良し三馬鹿の例に漏れず、考えるより身体が動くタイプである。
ちなみにY談おじさんの催眠術にて、強気な女性が好みである事が判明した。
異常な食欲
体格通り非常に大食いで、周囲からも揶揄されているほどの大食漢。
第163死での吸血鬼バイキングバイキングを誘い込むためにギルドにて食べ放題大会が開催された際、たくさん食べるために食事制限したロナルドに対し、大して対策しないで挑んでいた(もっとも、大食いに挑むのに飯を抜くのは逆効果であり、サテツの方が正しい)。更には終盤に至ってもペースを崩す事はなく、あまりの食べる量に「普段は餓死しそうにならなかったのだろうか?」と仲間達に心配された。
前述の底なしの胃袋だけでなく「食べること」自体が好きなので、常にニコニコ顔でマイペースに食べる(幼少の頃から既に食べる事が好きな模様で、コミックス第10巻のとらのあな特典リーフレットでゴウセツが吸血鬼アンチエイジングの能力で幼児化したサテツに名前を呼び掛けてもすぐに反応しなかったが、そのまま「カレーがあるので食べますか」と聞こうとすると質問の途中で目を輝かせた上に素早い動きで反応していた)。
第112死で巨大なニホンオッサンアシダチョウを使ったダチョウパーティーがギルドで開催された時には、出てきた料理にワクワクしており、そしてシェフの解説によって他のメンバーが食欲を削がれても、普通に笑顔で食べていた。
また第185死では、吸血鬼貧弱くそモヤシが中華料理の店で大量にきた料理を(自身の貧弱体質故に)時間をかけて食べているところを、既に食べ終わって大皿を何枚も積み重ねている自身のテーブル越しに羨ましそうに指をくわえて眺めている。
この有り余る食欲から、一度食べだしたら夢中になり過ぎて周りが見えなくなる&話が聞こえなくなるレベルの食欲モンスター(ショット曰く「食のことしか考えないアメーバ」)と化してしまう。
過去に食べ放題の店でトレイ丸ごと食べ尽くすという迷惑行為で出禁にされた事があり(この事は退治屋の中でも周知の事であるらしい)、前述の吸血鬼バイキングバイキングによるバイキング荒らしの事件が起こった時はロナルドとショットに真っ先に疑われた。
その後も、第172死では吸血鬼パジャマパーティーによるパジャマパーティーで横に他の人がいるのにも拘わらず、パーティー用のお菓子を独り占め状態でひたすら食べ続けていたり、第186死ではイシカナが作ったタピオカドリンクの試飲会で(今度は周りに人がいないとはいえ)用意してあったドリンクをほぼ全部飲み干しかけるなど、食べ物が絡むと思考力がポンコツ気味になるシーンが多い。
この事が災いして、(ドラルクの手作りおやつに度々つられるヒナイチと同レベルかそれ以上に)「食べ物関連の誘惑」には弱いタイプ。
第150死ではおヒマモードの御真祖様から「巨大たこ焼き作り」に誘われ、危うく食いついてしまいそうになった(御真祖様の遊びは同じ高等吸血鬼でも死にかける程の危険なものであり、人間がとても耐えられたものではないレベル)が、ロナルドの叫びを聞いたゴウセツに殴られたことで何とか思い留まった。第271死ではエルダーから自分に協力するよう呼びかけられるも、「俺も食べ物がいい」と拒否している。
第315死ではドラルクの暇潰しによるヒナイチとのクッキーの熾烈な奪い合いを繰り広げ、最後はそれぞれご飯とクッキーのおかわりを無限にドラルクに要求し続けた。
食べる事が好きなので、弟ほどではないが料理をする事も好きである(カレーとチャーハンは中々のものが作れる)。
なお、コユキの作った理解不能な物体Xを逃げずに完食できた数少ない人物であり、「ギリギリ食欲の方が勝つ」との事。
もっとも超ド級なお人好しの彼でも、コユキの料理にお世辞が言えなかった様である(作中では、吸血鬼野球拳大好きがコユキの料理を褒めた(無論、お世辞)初めての人物である)。
容姿
ボサボサの前髪と鋭い三白眼、筋骨隆々の体躯が特徴的な青年(実はこう見えてロナルドより年下)。
長い白髪を後ろで束ねており、右側頭部のネジは髪留め。右目の傷に見えるラインはペイントで、オフの時等は描いていない(参考ツイート)。
また、胸元の金具をブラホック扱いされる事を非常に気にしている。
吸血鬼退治人として
“鉄の左手”の異名が示す通り、鉄製のアームのような左手もとい左腕が特徴だが、実際はアームカバーであり義手でも何でもない(素材は鉄とシンヨコハマニウムの合金であり、他の人には重すぎて装備出来ない)。
アームカバーで相手を豪快に殴り潰す戦法を取り、その威力は一撃で地面にクレーターを作る程。
当然それを振るう腕力も並外れて高く、施錠された鋼鉄のドアを引き千切る程の怪力。
アームカバーは複数種類あるのだが、ドラルク曰く「見分けろというのは一般人にガンダムを見分けろというようなもの」らしい。
ギルドに入ってからは現マスター・ゴウセツに師事していた。
普段は他の退治人が敬遠しがちな裏方の依頼をこなしており、ゴウセツからは「地味で面倒なことをぜんぶ頼めてめちゃ便利」とあんまりな言い方だがそれなりに評価されている。
作者がTwitterに投稿した戦闘力グラフではギャグ状態の時はBランク、仕事モードの時はAランクと表記されている。
その後投稿された更新版ではロナルド以外の退治人達を凌駕しており、人間キャラに限って言えば最強クラスの強さを誇るロナルド・ヒナイチ・ゴウセツ・ヴァモネに匹敵する事が分かる。
黒歴史(ヤンキー時代)
今でこそ大人しい性格だが、子供や動物をいじめる悪党に対してはヤンキー時代の凶暴な人格が牙を剥く。
本人曰くこのヤンキー時代は黒歴史らしく、怒って暴れた後は深く反省し羞恥する他、仲間や弟がこの時の話をしようとすると話題を逸らそうとしていた。当時も「根が真面目なお人好し」な素の性格は変わっておらず、ロナルドは後に見習いとして加入したサテツと改めて話した時に第一印象(ヤンキーとして凶暴な面)とのギャップから、「もしかしてそれが素かお前」と驚いていた。
きっかけ及び素行
サテツが通っていたのは工業高校(作者によると工業高校か高専のイメージ)であり、共学だが男女比が男子の方が高い高校だった。
その中で、彼は「外見が怖くて強そう」という理由で勝手に祭り上げら、本人も弟から借りた不良漫画にドハマりしていたので悪い気はしておらず、ヤンキーの頭を張っていた(サテツは今でも当時の仲間達から慕われている)。多少喧嘩もしたが、サテツが強過ぎてすぐに相手がいなくなり、結果的にただイキっているだけの集団に成り果ててしまった。
当時は鉄パイプを左手で持って殴るスタイルを取っていたが、鉄パイプが曲がったりして使えないときは左手にチェーンを巻いてパンチで闘っていた様で、現在のファイトスタイルはその進化形とも言える。
雰囲気に飲まれていたサテツだったが、上述の通り根は真面目なので学校の授業はサボらなかった(仲間達も合わせない訳にはいかず、結果みんな割と真面目になった。後に普通に就職などしている)。
ロナルド達との出会い、及びその後
そんなある日、弟が吸血鬼に襲われて負傷した一件から退治人を「市民も守れない役立たず」と見下し、以降ヤンキー仲間と自警団活動に走っていた(弟曰く退治人も大怪我を負ったとの事で、前話の回想にて大怪我を負っていたシーニャがその事件で弟を守ってくれた退治人であると思われる)。
自警団活動の最中に、吸血鬼に襲われている駆け出し時代のロナルドと出会う。
最初は「ハンターが一般人に助けられてどうする」と見下していたが、自身が油断して他の吸血鬼に襲われそうになったところをロナルドが庇って負傷し、自身を庇った理由を聞いた事でロナルドに対する印象を改める。
そして、弱気になってサテツ達に逃げる様に促すロナルドに「一緒に退治する」と申し出、下等吸血鬼を倒そうとするが一歩及ばず、2人して絶体絶命なところをゴウセツ達に救われる。
この一件がきっかけで「今まで退治人達に迷惑をかけた分けじめをつける」という思いと「退治人に対する憧れ」を抱き、ギルドへの謝罪時に弟子入りを志願し、プロを目指して現在に至る。
そして退治人の仕事をしていく内に、自警団の頃の自分達の無謀さを思い知って恥じる様になり、次第に彼の中で黒歴史化していき、粗野な自分から生まれ変わると決意した。
人物関係
- ロナルド、ショット
年が近い仕事仲間兼親友で、非番の際も一緒にいる事が多い。
サテツの方は、一緒に飲んでは度々自分の地味さについて相談(という名の愚痴を)しており、また彼ら(主にロナルド)の方も困った時に電話でサテツを呼ぶ事があるなど、持ちつ持たれつである。
ただしロナルドは、上述にもある通り頻繁にドラルクを殺すあまりにサテツから諌められる事がある。
ちなみに上述の底なしの食欲ゆえ、ファンブックのカバー下の相関図ではロナルドとショットから「いいヤツだけど二度と焼肉/スシおごらねぇ」と言われている。また割り勘も誘われない模様。
- ドラルク
退治人組合(ハンターギルド)の新年会では外にいたドラルクを快く迎え入れていたり、時には他の吸血鬼の攻撃から庇ったりするなど、上述にもある通りロナルドを含めた退治人達の中で最もドラルクに優しく、ジョンと共に彼の身を案ずる数少ない存在。
当のドラルクも、ロナルドと違って自分に優しくしてくれるサテツに対して好印象を抱いており、ロナルドと喧嘩して一人家出した際もサテツを頼ろうとしたり、「一日レンタルドラルク」と称して自分の地味さを気にするサテツをプロデュースしようと奮起した事もある。
ドラルクからの呼び名は「腕の人」(また、自分が穿いていたパンツの柄(ぞうさん柄)から「ぞうパンツさん」と呼ばれた事もある)。
- ジョン
サテツは彼を子供と認識しているらしい(180歳のれっきとした大人なのだが)。
そのため、同じ長寿であるドラルクの事は「ドラルクさん」と呼ぶのに対してジョンの事は「ジョンくん」と呼んでいる他、ロナルド達がジョンが誘拐されたと話した時には親身になって探したりしている。
第41死で公園でマナー違反程度の軽犯罪で悪さを働く工程でジョンをいじめた事に激怒し、ヤンキー時代の凶暴な人格を露わにして黙らせて以来、「兄ィ」と呼び慕われる様になる。
しかしその後もマナー違反の悪戯には手を焼き、彼が何か仕出かす度に説教する場面が見られる(例・第54死、第78死など)。
- ヨモツザカ
「昔飼っていた犬のコロと似ている」と面影を重ねられており、自分や犬以外を「愚物」と見下す彼から「サテツくん」と名前で呼ばれ、ある程度心を許されている。
当のサテツも毎回トラブルを起こしては周囲から制裁を喰らうヨモツザカを擁護する側に立ったり、腰を痛めたヨモツザカへのお見舞いに彼の好きなドーナツを持っていく(ファンブックによると、誕生日にはヨモツザカにドーナツをパシられたらしい)などと彼の事を気にかけており、上述にもある通りドラルク及び他の退治人達から厄介者扱いされているヨモツザカの身を案ずる、数少ない存在である。
余談
現在の設定は「人間の吸血鬼退治人」であるが、連載開始前は「狼男の吸血鬼(ほぼ犬)」という没案があった事が制作裏話として語られている(参考ツイート)。
そのため、上述の第79死で仮性吸血鬼化したエピソードは、ある意味でこの没案が違う形で実現した回と言える。
関連イラスト
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ロナルド ショット ヴァモネ ゴウセツ 吸血鬼マナー違反 ヨモツザカ