コユキ(吸血鬼すぐ死ぬ)
きゅうけつきすぐしぬのこゆき
新横浜吸血鬼退治人組合のギルドマスターにして、バー『新横浜ハイボール』を営むゴウセツの娘。
吸血鬼退治人見習いであり、普段は父とお揃いの黒いベストを着てウェイトレスとして働いている。
ゴウセツは一人娘であるコユキを溺愛しており、近寄ってくる男を見つけると一般人だろうが吸血鬼だろうが凶器を片手に強烈な殺意を露わにする。
非常に大人しく無口で控えめな性格だが、ギルドマスターである父から吸血鬼退治の才能と技術を受け継いでおり、火炎放射器やプロレス技を武器にしてくる。
それ以外にもジャンケンに強いという特技を持ち、第62死では野球拳大好きに圧勝した事がある。
お茶目なのか理想が高いかは不明だが、父が留守の際は「お客さん2億人くらい入れる！」と意気込んでいた事も（日本の総人口のおよそ2倍である）。
ちなみに台詞は吹き出しではなく、コマに直接文字が書き込まれるという演出が取られている。アニメでは優しいウィスパーボイスが当てられた。
亜空間クッキング
料理の腕はロナルドよりも極めて壊滅的であり、「亜空間クッキング」と呼ばれている。
オムレツを作っていたつもりが鋭く尖った怪しい色の奇妙な物体になったり、パフェを作っていたつもりが完成した瞬間にウイルスの集合体を思わせる謎の一品と化す（しかもトッピングの果物として、ドリアンを乗せようとしていた）など、度々理解不能な物体Xを作り上げている（野球拳大好き曰く「おめーの手、毒腺でも付いてんのか!!」）。
ホットミルクは普通に作っていたが、すぐに溢してしまったため味は不明。
今までは下手くそ過ぎて誰にも褒められた事はなかったらしく、第62死にて父の不在で店番中に現れた野球拳大好きに対して手料理を振る舞い、初めて「おいしい（無論お世辞であり、味は脳天を貫く程の不味さ）」と褒められた際は喜んでおかわりを振る舞おうとした。
他に彼女の手料理を完食出来たのは、ゴウセツとサテツぐらいである（あの超ド級のお人好しのサテツですらコユキの料理にお世辞が言えなかったと思われる。が、辛うじて食い意地の方が勝つらしい）。
なおコユキ自身は自分の料理下手を自覚しており、最初にオムレツの見た目をツッコまれた時は露骨に目を逸らしていた。
前髪をセンター分けにした黒髪ボブカットヘアーで、少々太めな眉毛とベタ目という少々地味な顔に反して、マリアやサンズに次ぐ巨乳の持ち主でスタイルのいい女性。
ちなみに、容姿や雰囲気は作者のアシスタント（カラー担当）で同名の“コユキ”（16巻以降は名義を“鯵坂義幸”に変更）に少しだけ似ているらしい。キャラデザは学生時代に友人が描いた似顔絵が元となっている。
第62死では野球拳大好きをプロレス技で捩じ伏せるシーンが見られたが、普段はギルドに常駐している事が多い事もあり、ちゃんとした戦闘シーンは今のところ未登場。
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