概要
タイトルのように誰かヒロインが登場したかと思うと「実は私は」○○だったという事が明かされていく。
作品愛称は「じつわた」
あらすじ
隠し事が全くできない性格の高校生、黒峰朝陽。そんな黒峰はある日、密かに思いを寄せているクラスメートである白神葉子が実は吸血鬼であるという事実を知ってしまう。
登場人物
主要人物には苗字に色の名前が含まれている。
黒峰朝陽と取り巻く少女達
(画像左)
本作の主人公。隠し事ができない性格からアナザル(穴の開いたザルの略)の異名を持つ。実は白神葉子に思いを寄せているが、ひょんなことから彼女の秘密を知ってしまい、その秘密を守るために四苦八苦することとなる。
メインヒロイン。実は吸血鬼 。普段は隠しているが、羽と牙を持っている。朝陽と同じクラスで彼のことは「黒峰君」と呼ぶ。
人間に正体がバレた場合、学校を辞めることが両親との取り決めになっていたため、もともとは関西弁で口数の多い少女だが、牙を見られて正体がばれるのを防ぐため学校では殆ど喋らず、親しい友人もいない。
ある日、放課後に(文字通り)羽を伸ばしているところを朝陽に目撃されてしまい学校生活を諦めようとしていたところ、彼から秘密がばれたことを隠せばいいと言われ、それがきっかけで彼と友達になる。
サブヒロインの1人で、実は宇宙人。実際の姿は小人で、普段見せる地球人としての姿は自らを模した自身が操縦する外部ユニット(ロボット)。ロボの後頭部にある髪飾りのようなものがコクピットへの入り口。朝陽のことは「黒峰朝陽」とフルネームで呼び、他の生徒も同じ呼び方をする。
朝陽と葉子のクラスの委員長を務める非常に堅物な性格で、アイアンレディの異名を持つ少女。
以前朝陽から好意を持たれていたが、「早い方が傷は浅く済む」という考えに基づき、告白される前にふるという行動に出て彼にトラウマを与えた。料理の腕前は天才的だが、渚本人は無自覚。
実は人気投票一位である。そして実は私は黒峰朝陽の事が好きなのでありますだ!
サブヒロインの1人で、朝陽の幼馴染のメガネっ娘。朝陽の呼び方は「朝陽」。
新聞部の部長で、「秘密だと言われたら暴け!」がモットーの外道クイーン。だが、根っからの外道ではなく、眼鏡を外すと素直な面が目立つようになる。朝陽に対しては思うところがあるらしく、かつて朝陽を容赦なくフった渚を「いけ好かない自意識過剰女」と毛嫌いしていた。
普段身に着けている眼鏡は昔朝陽から貰った玩具の伊達メガネだが、実は福の神のフクちゃん(CV:しもがまちあき)ゆえ、おしゃべりに悩まされおり、疫病神扱いしている。弟が2人(上(CV:藤原由林)、下(CV:斎藤楓子))おり、姉弟仲は良好。
葉子の幼馴染。転校初日、自ら痴女を自称しており、下ネタめいた発言が多い。実はオオカミ男!?…というより父親から受け継いだDNAの為か、一種の二重人格体質。
もう一つの人格・獅狼は肉体的にも男であり、葉子が好きで、かつて伝説的な不良であった亞華里こと紅本明里に憧れに近い感情を抱いており、朝陽に明里を紹介してもらおうと依頼するが、この時明里に対して禁句を口にした結果、手痛い仕打ちを喰らった。
「カリスマ痴女」を母に持ち、未来世界の「カリスマ痴女Ⅱ世」は名前からして、彼女ではないかと朝陽は推測しているが・・・。
とは言え、下ネタ関連を除けば、他のメンバーに比べて若干良識は持ち合わせてはおり、時折軽いツッコミ役に回ることもある。
朝陽の1学年下に編入してきた少女。50年後の未来からやってきたと言い放つその正体は実は朝陽の孫(未来人)。中二病な言動が多く、腰に剣を帯刀しており、未来での二つ名は「閃光のボタン留め」。
未来世界では「カリスマ痴女Ⅱ世」なる女性に世界をほぼ支配され、凜はレジスタンス活動として歴史を変えるために過去にやってきた。タイムマシンはドラゴン型で住居でもある。
高校の生徒と教師達
幾千年を生き、朝陽達の通う高校の校長として腰を落ち着けた。朝陽の担任の紅本明里の高祖母だが、彼女には全く頭が上がらない。強大な超能力を持つが、悪戯に使うことが多く、調子に乗っては明里に折檻や説教などを受ける。
極度のお菓子好きで、お菓子の補充が途絶えるとお菓子を求めて凶暴化する。特に渚の作る手作りお菓子が何より大好物で、何らかの手段を利用し悪徳商法の如く、渚に手作りお菓子を要求してくる。
朝陽たちのクラス担任(担当は英語)。校長である紅本茜の末裔だが、悪魔の力を持たない普通の人間。
実は元ヤンで、かつては毎週1校のペースで100校の不良校を単身叩き潰し、100もの伝説を残す最強のヤンキー・亞華里であり、亞華里伝説、百度参りの亞華里の異名を持つが、どれも全てが失恋エピソードであるため、明里本人にとってヤンキー時代の過去は黒歴史である。
朝陽の学校の生徒会長。実は天使だが、天使の輪を紛失してしまっている。他人のトラブルや不幸を見過ごせない作品中屈指の善人であるが、それを全く自覚せず堕天使、悪魔を自称している。悪魔である茜とは数百年に渡り、何度も殺し合った関係であるらしい。
朝陽たちのクラスの副担任。和服を纏ったクールビューティーの大和撫子だが、実は葉子の父・白神源二郎(CV:小山力也)本人。茜の魔力によるもので女性に変身しており、妻の桐子(CV:日笠陽子)には秘密ということになっているが、ほぼバレてる状態。
新一年生達
朝陽の妹。みかんや彼女の弟達とは仲が良く、一緒に朝陽いじりを楽しんでいる。後に兄と同じ高校に進学し、曲者揃いのクラスメイトと出会う。実は岡田に好意を持っている。
非常に惚れやすい性格の少女。実はくノ一で、住宅の屋根伝いに走って通学するほどの抜群の運動神経を持つが、背中の腰部に巨大な手裏剣(本人曰く、「家の鍵」らしい)を背負い、くないやまきびしも常に携帯しており、忍者なのに全く忍ばないことが多い。
実は凛と同じく、50年後の未来からやってきた未来人にして、獅穂と嶋田の孫。タイムマシンは鷲型で住居でもある。
悪魔の羽がついたカチューシャをつけたメガネっ娘。実はサキュバスの一族で、カチューシャの羽は直に頭に生えているものであり、カチューシャをつけることで周囲にはアクセサリーと認識させている。「カリスマ痴女」に対抗心を燃やしている。
法に触れない程度に変態的な言動に余念がなく、教室で堂々とエロ本を読むという無駄な胆力の持っている瓶底眼鏡で、腰に日本刀のようなものを佩いている男子。嶋田を師匠として崇めている。
実はヴァンパイア・ハンターの一族だが、その実態は「狩り」ではなく、「ガールハント」に近い。
また、容姿や名字が凛と共通しているが、彼女との関係性は不明。
- 箱女(本名不明)
顔にダンボール箱状のものを被っている少女。みかんに「未来では朝陽と葉子が結婚していない」と告げる。実は10年後の未来から来た、藍澤渚本人。
朝陽の友人達
無精ひげに柄シャツと、高校生に見えない外見が特徴でオネエ口調で話す。しかし性格は非常に温厚であり、朝陽の恋も基本的に温かく見守っている。
その温厚な性格ゆえ、周囲からは「仏の桜田」と呼ばれているが、実はキレると恐ろしく、中学時代は「東中の赤鬼」と恐れられた程の凶暴性を秘めており、その凶暴性は今もなお健在。過去に明里にこっぴどくやられた経験があり、それ以来彼女のことを密かに慕っている。
伊達メガネをかけている。飄々とした性格で、常に傍観者的な立場をとるが、面白半分で朝陽の恋をサポートをすることもある。みかんに密かな好意を寄せてるらしい。実は相手の心を読む事ができる。
髪型からか仲間からは「モップ頭」と呼ばれることがある。あまりモテない性格らしく、朝陽と葉子の関係を妬ましく思っている。後に下心で女性型外部ユニットを利用する渚の兄・藍澤涼(※当然男であることを知らない)に一目惚れし、強烈なアプローチを繰り返すも、彼にあらゆるトラウマを植え付け、逃げられてしまう。
テレビアニメ
2015年夏アニメとして、テレビ東京、テレビ大阪、テレビ愛知、AT-Xおよびテレビせとうち、テレビ北海道、TVQ九州放送で放送。なお、テレビ東京(、テレビ大阪およびテレビせとうち)が深夜アニメの新作を放送するのは2015年冬期(2015年1-3月)以来。
スタッフ
- 監督:山本靖貴
- シリーズ構成:山下憲一
- キャラクターデザイン:丸藤広貴
- 音楽:松田彬人
- アニメーション制作:トムス・エンタテインメント
関連タグ
週刊少年チャンピオン 人外 人外娘 ラブコメ ハーレム カラーヒロイン
関連作品
さくらDISCORD:増田英二の「実は私は」の前の連載作品。桜田、嶋田、岡田の3人はこの作品の主人公「康介(作楽康介)」及び主要登場人物「島(桜島結太)」「丘(桜ヶ丘奏)」のセルフパロディ。
吸血鬼すぐ死ぬ:チャンピオン2016年13号にてコラボを果たした(ちなみにすぐ死ぬ吸血鬼が渚、吸血鬼退治人が獅穂、使い魔のアルマジロが葉子推しである)
ロザリオとバンパイア:本作と同じく主人公が吸血鬼のヒロインと知り合った事で様々な騒動に巻き込まれてしまう点が共通している
瀬戸の花嫁:主人公が人間、ヒロインが人外のラブコメディでヒロイン人外(人魚)で方言、天然、見られてはいけないという共通点がある。