概要
週刊少年チャンピオン2010年10号~17号まで短期集中で連載された、増田英二による漫画作品。
キャッチコピーは「消失の青春ドラマ」。
あらすじ
ある日主人公の青年、斉藤真二の元に、一通のメールが届く。
そのメールは、『返信すれば透明人間になれる』というものだった。
その日、戻りようのない失敗を犯してしまった真二は、自棄になってそのメールに返信してしまう。
するとその翌日、同級生である袖木加奈含め、
昨日自分がやったことが他の皆の頭の中から忘れ去られてしまっているという出来事が起きた。
ワケが判らないまま立ち尽くす真二の前に、透明人間を名乗るミキという女性が現れて…。
登場人物
- 斉藤真二
主人公。高校生。窮屈かつ退屈な学生生活に辟易している。
- 袖木加奈
真二の同級生で良き理解者。写真を撮るのが趣味。
- ミキ
真二に透明人間になれるメールを送りつけた張本人。
そして彼女自身もまた、メールで透明人間になった存在である。
単行本
読みきり作品である為、単行本化は厳しいと思われていたが、
後の同じ作者の作品である「実は私は」がヒットしたこともあり、
掲載から4年の時を経て、2014年5月9日に読切掲載分(修正あり)+描き下ろしを加えた単行本として発売された。
描き下ろしには、本編終了後の後日談が描かれている。
なお、増田先生の若さゆえに起こってしまった例のシーンも描き直されている。