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半田桃

はんだとう

半田桃とは、漫画『吸血鬼すぐ死ぬ』に登場するキャラクターである。
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プロフィール編集

身長180㎝
体重75kg
誕生日7月2日
血液型ABV型
パンツお母さんに買って貰ったボクサーパンツ
好きなものセロリ
趣味ロナルド(ドラルク談)
学生時代の部活剣道部・手芸部
学生時代の所属風紀委員会
休日の過ごし方公園でトレーニングと読書
CV松岡禎丞

概要編集

新横浜警察署吸血鬼対策課の隊員。次期副隊長の座を狙っている。

高等吸血鬼の母・半田あけみ(超美人の52歳)と人間の父親・半田白との間に生まれたダンピール(人間とバンパイアのハーフ)。

名前の由来は母が朱美、父が白(あきら)のため、朱と白から半々取って(色を混ぜて)「桃(桃色)」(参考ツイート)。


牙隠し&ファッションとして普段はマスクを着用している(2巻巻末参照)。「牙が空気に晒されっぱなしだと気持ち悪いし虫歯にもなりそう」というのも理由のひとつ(参考ツイート)。

俺は 大人しく してました


とある事情(後述)でロナルドを敵視しており、日夜やたら熱意の籠った嫌がらせを繰り返している

他の吸対職員と同様に、上司であるヒヨシがロナルドの兄だとは知らない。と言うか、吸対内でバレたら一番面倒なのは間違いなく半田なので、ヒヨシはもちろんロナルドも隠している(享楽主義のドラルクも「目に浮かぶ」と言って、バラそうとしなかった)。そして何処からか知ったロナルドの兄の伝説(捏造爆盛)を、ヒナイチと共に吸対内に広めまくった。


料理が得意で、小さな頃から母に教わっていた。中でも一番得意なのは、ロナルドへの嫌がらせが転じたセロリを使用した料理。


性格編集

真面目で身体能力・事務処理能力共に高い有能で頼れる公務員……なのだが、ロナルドへの憎悪と嫌がらせが全てを無に帰す残念なイケメン


半田桃君とあけみママ

非常に母親が大好きで、彼女の前では口調が柔らかくなる。一方でそのせいか母以外の女性に対して、ややデリカシーが欠落している。特に初期はその傾向が顕著で、ヒナイチがへんな動物の贈りつけた『チチクッソデカクナール』を保有した事実を知った際には貧乳を煽った挙句に窓からぶっ飛ばされたり、蝙蝠に擬態したドラルクを引っ張り出すためヒナイチの胸元に手を突っ込んだりしていた。

母親に近づこうとした男に対しても容赦がなく、ロナルドは勿論の事武々夫サギョウY談おじさんなどに殺意を向けている様子が見られる。


母親からの言いつけにより嘘を吐くのが大の苦手。たとえ方便による嘘でも、脂汗を流し、知恵熱に苦しみながらメチャクチャな事を言い出してしまう。

相手の事を知りもせずにアンチ活動をしない(なのでロナルド関連の知識は豊富)、ロナルドにちょっかいをする際には周囲に迷惑をかけない様にするなど母親の教えを守り続けているために、(ロナルド関連以外では)常識人とも評されている


休日にはロナルドを貶すキャラTシャツを着て公園に出かけ、ロナルド柄のパンチングボールに向かってボクシング、ロナ戦を熟読してロナルドを煽るための練習をし、ラップトップでロナルドのコラ画像を作成したり、ロナルドこき下ろしソングの編曲をし、自作のロナルドキャラ弁とセロリの佃煮を一緒に食べて帰宅するなど、日がな1日公園でロナルドをディスっている

その光景を盗み見ていたロナルドはドン引きして「もうちょっと休日を有意義に使えよ」と評し、それを聞いたドラルクも「通報案件じゃないか。何してんだ警察」などとツッコんでいた。

なお、前述の光景を目撃している子供達からは「ロナルドおじさん」「ロナルドの人」というあだ名で呼ばれている。


ロナルド絡みの滅茶苦茶な言動が目立つが、第58死や第132死の言動から警察官としての信条もきっちり持ち合わせていることが窺える。また、にく美とのデートでは物腰の柔らかさを発揮している。


ヨモツザカが開発した「性格が反転する鱗粉」を浴びた時は、ロナルドに優しい素直な性格と化しており、普段が普段故にドラルクからはかなり気味悪がられていた(ドラルクは気味悪がりつつも、性格が反転したロナルドやヨモツザカを含め、ロナルドに優しい半田の姿を録画していた)。


中学生までは大人しい性格だったのだが、高校デビューで現在の様な性格となった(というより、ロナルドと出会って現在の性格になった(単行本20巻購入特典4Pリーフレットより))。

事実、吸血鬼アンチエイジングの能力により幼児化した際、ロナルドを煽る癖以外は大人しい様子が見られた。しかし、センスは独特でへんな動物に興味を示して持ち帰ろうとして周りに止められ、代わりに変身したドラルクを抱き抱えていた。


なお、マザコン故かY談おじさんの術を食らった際には「俺だってたまにはお母さんの胸にギュッと抱かれたい」とこの手の術を浴びた人物にしては珍しく変態度が低い発言をしている。

しかし流石に知られたくなかったらしく、恥ずかしさのあまりサギョウをハンマー代わりにしてY談おじさんをぶちのめし(なお、その時のあけみは満更でもなさそうな顔をしていた)、その後しばらく自室に引きこもった。

素面で自身の性癖を明かした際には、「歯並びがちょっと悪い女の子の口元が好き」「ツヤツヤした髪の頭を撫でたりしたい」と発言している。


容姿編集

前髪の右半分を上げており、左目下にはホクロがある。ダンピールのため耳は尖っており、金色の瞳と縦長の瞳孔を持つ。

整った顔立ちをしており、作中ではにく美やサギョウ、新横浜高校の新聞部女子から「イケメン」と称されている。作者からは「黙っていれば芸能人級のハンサムではないか」と評されている(参考元ラジオ)。


身体能力及び吸対としてのスキル編集

ダンピールとしての能力は相当優秀(作者曰く、「吸血鬼側の形質が強く出ている」との事)。例として不老不死や変身などの吸血鬼の持つ超能力は有していないものの、血液錠剤を飲む事で一時的に身体能力を何倍にも引き上げられるこれには個体差があり、誰でもブーストが出来る訳では無い)。

更にダンピールが持つ吸血鬼の気配を探知する能力も、通常のダンピールの大半は曖昧な位置しか割り出せない(「あちらの方向に気配を感じる」といった程度)のだが、半田はこの能力が飛び抜けて強いため、方角や距離、対象の大きさまで正確に探知出来る。

ちなみにこの気配というのは視覚と嗅覚を合わせた様な感覚で、その血が濃ければより強くなるらしい。だがそれ故に、多数の吸血鬼が一か所に集まるとフレーメン反応を起こしてしまう


作者によるTwitter握手会での情報曰く、ダンピールは吸血鬼っぽい特性を持った人間であり、寿命も人間と同程度。しかし比較的老けにくく長生きではあるらしい参考ツイート)。


作者がTwitterに投稿した戦闘力グラフによるとランクはB、その後投稿された更新版では血液錠剤を用いたドーピングを行えば、人間キャラの中では最強クラスのロナルド・ヒナイチ・ゴウセツヴァモネに迫る力を引き出せると明かされた(ちなみに他の同格キャラは、タビコ業編集長クラージィなどがいる)。


また事務処理能力も高く、職権濫用とも受け取れるロナルドへの数々の嫌がらせもきちんと書類を通した上での行動である(第72死では嫌がらせの度が過ぎていたため、ヒヨシから注意を受けている)。


吸対を志したきっかけ編集

第239死・第240死にて判明した。本人曰く子供の頃から吸対を目指していた訳ではなく、中学生の時のある出来事がきっかけで吸対を目指すようになったとの事(単行本2巻購入特典4pリーフレットには、吸対職員を思わせる格好をした5歳の半田が描かれているが、吸対職員を志望しているとは明記されていない)。


小学校における吸血鬼対策の授業で、講師として来校していた吸対職員(恐らくミツキ、カガと思われる)の説明を受けた結果、半田は「いつか吸対が母親も退治するのではないのか?」という疑念を持ち吸対に対して良い印象は抱いていなかった。


しかし、中学生の時にカズサをはじめとするカズサ隊の面々と共に事件を解決し、彼らの活躍と信条を目の当たりにしたことから吸血鬼対策課職員を志すようになった。


吸対を志すきっかけとなったカズサに憧憬の念を抱いており、アカウントジャックでは「カズサさんみたいな、仕事ができて、ちょっと手段を選ばない人を目指す」と書初めにしたためている(参考ツイート)。


人物関係編集

  • ロナルド

ロナ戦愛読者

高校時代の同級生。吸血鬼退治人を目指す彼を一方的にライバルと決めつけ、様々な嫌がらせを行っていた。高校卒業後は母が『ロナルドウォー戦記』の超オタクになってしまい、ますますロナルドに対する憎悪を滾らせている(あけみはロナルドと息子が同級生だと知らない)。

いつも半田の嫌がらせに怒りを募らせるロナルドも、あけみの件に関しては半田に同情しており、半田が見たら傷付くからとあけみからのファンレターを隠したり、オータム書店の企画であけみと半日デートする時はなるべく穏便に済まそうとしていた。

そのため自室はロナルドを侮辱する落書きだらけ、座布団にはロナルドの写真を張り付け、ロナルドが事務所を持った現在でも監視したりと徹底的に嫌がらせを行っている。また嫌がらせに使用しているセロリは自家栽培しており、収穫季節ではない時期は市販のものを購入している。また、新横浜警察署内にもセロリを自生させた。

ロナルドの揚げ足を取るためにロナ戦は暗唱出来るまでに読み込んでおり、オータム書店(ロナ戦の版元)のサンズとロナデュエルド(論戦)を繰り広げた際は、小説化に際しカットした恥ずかしい裏話などを全て掘り下げ真相を暴いていた程。

もっともこれは「相手の事を知らないで悪口を言うのは良くない」という母親からの言いつけを純粋に守った故の行動であり、確たる証拠がなければ、デマや捏造でロナルドを批判する事はしない。一貫して「アンチはよく訓練されたファンである」を体現しており、あけみからはロナルドのファンだと勘違いされている。

それでもロナルドからは友人と思われており(流石に度を越えた嫌がらせを受けたら鉄拳制裁するが)、高校時代からの友人・カメ谷も含めた3人で出掛けたり遊んだり(そして大抵ロナルドの苦手な怪奇調査も予告なしで行う)と、傍から見れば関係は腐れ縁や悪友に近い。窮地の時にはロナルドと協力し合う事もある。

なお、度重なる悪戯に業を煮やして仕返ししようとした一件を除けば、ロナルドから半田を貶めようとした事はない


  • ヒヨシ

所属する隊の隊長であり上司の一人。才のある上司として尊敬しており、ヒヨシが職場で遊んでいた疑惑があがった際も唯一彼を擁護していた。なお、女癖の悪さは直して欲しいと思っている様子(参考ツイート)。


  • ヒナイチ

所属する隊の副隊長であり上司の1人だが、半田は「ちんちくりん」と評し一方的に対抗心を燃やしている様子。

アカジャでは次期副隊長の座を狙っている旨の発言が複数見られる。一方で、彼女の戦闘能力の高さについては一目置いている(参考ツイート)。


  • サギョウ

所属する隊の後輩。ロナルドの天敵であるセロリと髪色が同じだという理由で気に入っている。ロナルドに対する嫌がらせの一環に巻き込む様子もしばしば見られる。

未熟者と評しているが、根性がある事や狙撃能力の高さについては感心している様子が見られる(参考ツイート)。


  • サンズ

前述の通りロナデュエルドを繰り広げた間柄。サンズからは「闇のロナリスト」と呼ばれている。

ロナデュエルドで徹底的に打ちのめしてもなお『ロナルドに助けてもらった時の写真』を手に踏ん張る彼女を認めており、RINEを交換している。


  • ドラルク

だって(からかうのが)大好きなんだもん!!

同族の類いがあり(ドラルクは純吸血鬼)、ロナルドの弱点を見つけ出す為に初対面で意気投合した仲。ただし、半田の自室やストーカーまがいの行為に関してはドン引きされている。

ドラルク自身は、半田の奇行を許容しているロナルドにツッコミを入れた事もある。また、ロナリストである半田やサンズにロナルドのプライベート写真を提供している模様。


余談編集

  • 作者曰く「一番デザインに難航し、真面目そうな童顔も一案だった。ドラルクとは違うベクトルでロナルドと正反対の外見に、ってことでああなった」との事(参考ツイート)。

  • ギャグ作品かつ「イケメンだから許されている」扱いだが、ロナルドを貶めるための半田の行為は普通に犯罪である(これに関しては家主に無断で床下に住み着いている、上司のヒナイチにも同じ事が言えるが)。

関連イラスト編集

マザコンダンピール半田半田 桃吸死


関連項目編集

吸血鬼すぐ死ぬ 吸血鬼すぐ死ぬの登場キャラクター一覧


吸血鬼対策課


ロナルド ドラルク 半田あけみ 半田白


ヒヨシ ヒナイチ サギョウ モエギ ルリ ケイ・カンタロウ


カメ谷 Y談おじさん


吸死高校同級生トリオ


マザコン 残念なイケメン こいつおまわりさんです


ドラルクの父で、半田と同じくロナルドを目の敵にしている。ただしロナルドの事は息子の友人として認めているため、半田程嫌っている訳ではない。

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