概要
一般には、大人物となるものは大成するまでに長い時間を要するという事を意味するとされる四字熟語で、中国の『老子』から取られた故事成語である。
現実で用いられる事もあるがどちらかというとゲームなどで用いられる事が多い。しかし「大器晩成」は成らないほうに重点があり、「真の大器は、永遠に完成することがない」「完成するようなものは、真の大器ではない」と解するべきとする見解もある。
RPGのゲームなどで「成長させるのは大変だが成長すると強い」キャラクターの事を大器晩成または大器晩成型と呼ぶ事がある。
これらのキャラクターは成長させる人と成長させない人に二極化することが多く、育てるのが難しいということから愛が無いと育てにくい。しかしながら育てると他のキャラクターを凌駕する強さを持つ事が多い。
また、大器晩成型の逆として早期熟成型が存在する場合も多い。こちらは逆に最初強い為育てやすいが徐々に成長が鈍くなり最終的には大器晩成型、または普通のタイプのキャラクターに抜かれることになりやすい。
この手のキャラクターは最初に少し使っただけで弱いと感じると、なかなか成長させずに放置する事もあり、初心者にはあまり使われないが、真価が分かる中級者以上であればあるほど利用勝手が良い、という扱いであることが多い。
大器晩成型キャラクターの一例
最初は弱いが、ある程度レベルが上がるとパラメータ増加量が上がり強くなりやすい
最初は弱いが成長率が良い
勉強、スポーツ、芸術各方面で最初は失敗ばかりだが努力家で成長が速く、一定期間練習すれば上級者レベルになる。
当初は、他メンバーより実力面で数段劣っていたが、自身の独特な発想も相まって、成長速度が早くなっていった。
また、専用武器「ウッドスピア」を使った技に「大木晩成」というものがある。
いずれも初期は弱いが、育て上げて進化させることでそれまでが嘘のように強くなる。
また、所謂600族ポケモンは、レベルアップのための経験値がかなり多いことや、進化に必要なレベルが比較的高めなことから、公式からは「大器晩成型のポケモン」と呼ばれている。
関連タグ
蒼炎の軌跡(大器晩成というスキルが登場、経験値入手量が減るが成長率が上がる)
ローマは一日にして成らず:似たような意味のことわざ