概要
楽園や・・・ここはこの世の楽園や・・・!
酒池肉林とは、古代中国における伝説的な悪王・殷の紂王が国政が傾くほどの贅沢をし、王宮内を酒で池を作り、肉(豚の丸焼きらしい)をいくつも立てて(あるいは木に吊るして)まるで林のようにした事から生まれた故事成語である。
要するに度を超して贅沢だ、という意味である。
転じてPixivではこれでもかと言うほどオニャノコたちがキャッキャウフフしているイラスト、視聴者が無茶苦茶贅沢に感じるほどの力作などに付けられる称号としてタグにつけられる。
ちなみに本来の言葉の意味としては、前述通り「性欲」は関係ない。
ただし、酒池肉林の中では裸の男女が追いかけっこして夜遅くまで騒いだたとも記されており、あながち間違いとも言い切れない。
異説
実は酒池肉林は度を越えた贅沢などではなく、神事の一部だったという説も近年あがっている。池を酒で満たしたのは「神を迎えるにあたって少量の酒では失礼にあたるため」、肉も同様に神を盛大に迎えるためのものであった、という説である。
紂王が周に討たれるにあたって、殊更にその所業を悪意の方向に解釈されたという説が説かれるにあたり、この説が生まれたものである。同様に殷の前王朝である夏・そして後王朝である周も、その終末期の王は悪逆非道の限りを尽くしたとされるが、いかにも一方的過ぎるとの考えから、見直しが図られているものと思われる。
藤崎版封神演義設定
こちらでは実際に酒で池を作った上に、林に虎と罪人を放ち、罪人が処刑されるのを酒を飲みながら見物するという非常に悪趣味なものになっている。おそらく、妲己のために珍しい動物を放し飼いにした動物園を作ったという故事と、酒池肉林をミックスさせたものと思われる。
関連タグ
董卓(真・三國無双シリーズ)(酒池肉林が夢)
タマモキャット(主に藤崎竜版に近い設定を持った宝具「燦々日光午睡宮酒池肉林」を使用)