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妲己

だっき

妲己とは、殷王朝末期、辛帝の后である。
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曖昧さ回避

ダブル妲己
W妲己ちゃん


  1. 贅沢と暴虐を尽くし、古代中国王朝を滅ぼしたとされる。日本においては九尾の狐として玉藻前と同一視される。この項目で解説。以下は、全て彼女をモチーフとしたキャラクターである。
  2. 封神演義』に登場するキャラクター。この項目で解説。
  3. 鬼灯の冷徹』に登場するキャラクター。→妲己(鬼灯の冷徹)
  4. 無双OROCHI』に登場するキャラクター。→妲己(無双)
  5. モンスターストライク』に登場するキャラクター。→妲己(モンスト)

史実及び民間伝承

妲己は中国二番目(発見されている王朝の中では最古)の王朝・最期の王・紂王の妃である。
元は文武に優れていた紂王が堕落していた頃にそれに拍車をかけた張本人とされ、没後2000年経っても毒婦の代名詞みたいに言われている。
牧野の戦いで殷が滅亡したのに際し、命を落としている。
なお、当時の女性は姓名が逆に記載されていたため、彼女の場合は姓が「己」、名前が「妲」らしい。

民間伝承では白面金毛九尾の狐と同一視され、「人間」だった本物の妲己殺害して乗っ取ったとも云われている。
(上述した通り本来は「姓は己、名は妲」なのだが、姓名の付け方が変わった後世に誤解され、姓が「蘇」、名が「妲己」という設定になっている)
小説『封神演義』では紂王の無礼に怒った女媧の送り込んだ三匹の女妖の長女とされている。ただしテキストだと「千年狐」とあり、九尾とは書かれていない。
しかし、彼女が「殷王朝を滅ぼしてこい」という大義名分をいいことに余りにもハッチャけ過ぎたためとうとう女媧は彼女らに愛想をつかし、周軍に殷王宮が陥落した際には見捨てられることとなった。
最期は太公望によって捕らえられ、斬首されて死亡した。

ちなみに安能版では最初から最後まで女媧の捨て駒だったとされ、妲己本人もそれを察していた。
しかも女媧からは「イイ思いしやがって、と言わんばかりに露骨な嫉妬」を向けられたらしい。
「偉い者ほど、ましてや、それが女であればなおのこと、事後処理は残忍非情で、爪を切るように、容赦なく手足を切り捨てるものです」
「欲情を超越して色欲を捨てることと、嫉妬することとは、まったく別なことで(中略)天女も仙女も妖女も、それに下界の婦女も、それは同じことです」
とは彼女の弁で、事実彼女たちは楊戩の歓心を買いたい女媧に裏切られ捕縛されるという、ある意味悲惨な末路をたどった。
しかし、女媧の思惑や性根が大体わかっていながら逃げるでもなく享楽に耽ったのは紂王が男前で帝王でしかも「逞しくて、アレが達者」な男で、女名利を極めつくしたかったかららしいから、半分以上は自業自得なのだが……

  • これに関しては、始皇帝の母趙姫が嫪毐を気に入ったのと似ていなくもない。
また紂王に対しては本当に愛してしまったらしく、死を決意した彼を必死になだめ、彼が自焚するべく去った時には本気で大泣きした。

後述の漫画版では「最強の魔女」みたいな扱いだが、原作だと「強い妖怪の中でも真ん中くらい」という扱いである。
あまり強くない姜子牙でもそこそこは戦えるレベルであり、多分、聞太師とか張奎の方が強い。


藤崎竜版・封神演義の妲己

だっき



「そう……すべてはわらわの意のままに動いてるのよん♡」

「ヒュ――ッホホホ…ホ―――ッホホホホホホホ♡」

CV:かかずゆみ(仙界伝) / 日笠陽子(覇穹)

原作

太公望最大にして最強のライバルにしてラスボスにして物語のヒロイン
金鰲島出身の仙女であり皇后原型は1700歳を生きた妖怪仙人
聞仲趙公明と並ぶ金鰲三強の一人。ただし、趙公明は1500年前に、妲己は600年以上前に金鰲島を離れたため、まだ300歳の聞仲が金鰲島で彼女らと並んでいた時期はない。

夏王朝では「末喜」、(作中の)60年前の殷では「王氏」を名乗り、その絶世の美貌により歴代の皇帝を意のままに操ってきた。スーパー宝貝「傾世元禳」により完成させた誘惑の術を使い、紂王を誑かし贅沢三昧の悪政を行う。
なお、太公望の部族を焼き討ちしたのは「王氏」の時であり、この時は聞仲と九龍島の四聖によって撃破されている。

語尾ハートマークをつける可愛らしい喋り方をし、どんな時にでも余裕の表情を崩さず、太公望以上に恐ろしく切れる頭脳を用いて、他人の心理を読み取り思うがままに利用することが得意。
人肉を喰らうなど残酷な性格をしているその反面、妹想い。

また、金鰲に崑崙から人質として出され、妖怪社会の目に晒され檻の中で精神をすり減らせていた王奕のもとに現れ、母親めいて甘えさせながら心身を妲己好みに壊し、改造しつつ育てあげ、王天君として成長させた。王天君自身も自分が妲己に壊されながら育てられたことは自覚しているが、それでも妲己を母親のように想っており、妲己も妲己でそんな育て方をしつつもそれなりに『母親』としての愛情は持っているなど、独特な関係を築いている。

戦闘面においても圧倒的な力を誇るが、自ら戦いに赴くことは滅多にない。
セクシーポーズをとることで宝貝の効果を上げるという妙な能力(宝貝の効力が誘惑・魅了に類するものゆえか)を持っている。風呂場シーンもあるなど、一糸纏わぬ姿もところどころあったりするなど、歩く18禁のごときエロさを持っている割に、彼女のpixivにおけるR18率と同人誌はかなり少ない。数が少ないことについては他の作品の妲己に対しても言える。作中でもデフォルメされた原作者の上司たちに「少年誌的にNG」という理由で止められており、自分の魅力を最大限に曝け出せないことを嘆いていた。…誰か描いてやれ。


また彼女の特筆すべき点として、『魂魄だけになっても自在に活動でき、自身と波長の合う他の人間に憑依し、容姿や記憶も含む自身の存在情報を上書きして乗っ取る』という借体形成の術の使い手でもある。現在の姿は冀州侯・蘇護の娘である蘇妲己の体に憑依したもので、本来の名前や形態は不明。尚、蘇妲己に乗り移る時に一カットでのみ、妖狐と思われる姿を見せている。
また、彼女に完全に乗っ取られた者は、たとえ彼女がその体から抜け出しても肉体は元に戻らず、魂もその体に残らない(肉体情報が上書きされ、魂も彼女に取り込まれてしまったためと思われる)。

ラスボスにしてヒロイン

太公望の最大の敵であり、第1話から最終話まで変わらないラスボス。これはジャンプのみならずバトルマンガ界全体でも非常に珍しい特徴である。
彼女が最大の敵で在り続けた理由として、知略を武器にするためにバトルマンガ特有の強さインフレが関係ない事などが挙げられる。
そして、もう一つの特徴がヒロインでもあるラスボスという点。
彼女は何度も太公望やその仲間を残酷な策略で絶望へと叩き落すが、同時に太公望が絶体絶命となったときには必ず現れて助けてくれるのである。
ラスボスでありヒロインでありそしてライバルでもある。正にジャンプの歴史上でも非常に稀有な敵キャラクターと言える。

末喜時代に女媧と出会い、手を結び、表面的には女媧の肉体を開放するための手足となっていたが、彼女の唯一の望みとは地球と一体化し真の支配者となること。そのため永久氷壁に封印されていた女媧の肉体を乗っ取った後、太公望(伏羲)に別れを告げ、地球と融合する。その後、女媧の自爆に巻き込まれた伏羲を救い出した。

「本当にそれでいいのん? 太公望ちゃん……」

余談だが、作者は単行本のあとがきで、「楊戩と並んで描きにくいキャラ」とコメントしている。

宝貝

  • 傾世元禳(けいせいげんじょう)効果は宝貝を参照
  • 五火七禽扇(ごかしちきんおう)振るうことで爆炎の衝撃波を発生させ攻撃をする
  • 金霞帽(きんかぼう)精神撹乱系の宝貝攻撃から身を守る(『封神大全』より)

その他

アニメ・仙界伝封神演義

原作の設定は全てオミットされており、歴史の黒幕が時の王朝を衰退させるため用いてきた傀儡という設定に変更されている。自我を持ち、今まで自分を使役してきた黒幕に反抗したが、最後は太公望たちによって倒された。

ゲーム・仙界伝および仙界伝弐(ワンダースワン版)

「仙界伝」と銘打たれてはいるがこちらはアニメ「仙界伝」のストーリーラインではなく、原作漫画版のお話にワンダースワン版のオリジナル主人公が関わっていたら…という、ifのストーリーライン。特に「弐」のほうは原作漫画版本編終了後の世界を、「仙界伝壱(アニメとの区別のため便宜上こう表記する)」の話や設定を取り入れて描いたアフターストーリー。

「壱」ではそれほどWS版主人公たちに絡んではこなかったが、歴史の道標との戦いが終結して数年後、「弐」において、地球と融合したはずの彼女が、何かよからぬ策動を始めていき…。

なお、「壱」、「弐」とも、ゲーム本編中では原作で戦ったあの妲己と戦うことはできないが、
通信共闘(専用ケーブルでWS同士を接続して行う協力プレイモード)用のボスキャラとして戦うことが可能。

関連イラスト

あはん♡
妲己ちゃん



関連タグ

封神演義 蘇妲己 女媧 胡喜媚 王貴人
無双OROCHI 鬼灯の冷徹
酒池肉林

桐敷千鶴藤崎竜がコミカライズを担当する『屍鬼』に登場する妲己を彷彿とさせるキャラクター

チーゲゲゲの鬼太郎に登場した弟。

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