曖昧さ回避
- 北宋時代に実在した宦官。悪人。読みは「よう せん(むしろ、こちらが一般的)」。『水滸伝』における高俅、蔡京、童貫と並ぶ四姦の1人。
- 『封神演义』に登場する人物。『西遊記』における二郎真君と同一視されている。
- それを原作とした藤崎竜による少年漫画『封神演義』のキャラクター。本項で説明する。
- 『無双OROCHI3 Ultimate』のキャラクター。→楊戩(無双)
概要
崑崙山の道士。変化(へんげ)の術の使い手で天才道士と呼ばれる。
実は通天教主の息子で妖怪仙人。幼い頃、金鰲と崑崙の不可侵条約の為に王奕(おうえき)とトレードされたが、出生を隠匿し、崑崙十二仙である玉鼎真人の門下で育つ。
師をも凌ぐ実力を身につけ仙人の免許も持っているが、弟子の育成に時間を割くよりも自身の技を磨きたいが為に道士を名乗っている。仙人名は清源妙道真君。
プライドが高い故に少々態度が傲慢な所があり、初登場時には、太公望が自分の上に立つ実力を持つか否かを試すテストを行った。
しかし太公望の器を知り、即座に自分を恥じ謝罪するという実直な面も見せている。
それ以後は、太公望の戦略を良く察し実行する右腕となり共に戦う。
王天君のダニ型宝貝で衰弱しつつも、哪吒達の為に奔走する義理堅い一面も。
生物や物体に変身できる変化の術を宝貝無しで使うことができる唯一の道士。
道士や仙人に変化した場合にはその相手が持つ宝貝もコピーして使う事ができるが、自身より上のレベルの者への完全な変化はできない。
戦闘外の場所で妲己に楽しんで変化する事が多い為女装趣味という疑惑がある。
アニメ『仙界伝・封神演義』では漫画版から大幅な設定変更が行われており、仙人界のスパイとして太公望たちを監視するため旅に同行。
計画の真の意味に気がついた太公望の前に立ち塞がる。
余談だが、作者は単行本の後書きにて「妲己と並んで描きにくいキャラ」とコメントしている。
宝貝
・三尖刀(さんせんとう)
楊戩の基本的な宝貝、刀とあるが三叉の槍で、巨大なフォークのような形状をしている。
なお、これは藤崎竜版「封神演義」のものであり、実在の武器でもある三尖両刃刀(さんせんりょうじんとう)あるいは二郎刀(じろうとう)とは全く形が違うことに注意(実際の物は矛に近い)。
・哮天犬(こうてんけん)
犬の姿をしており殺傷能力に優れる、攻撃以外にも騎乗も可能。霊獣ともとれるが、実は宝貝。
・六魂幡(りくこんはん)
宝貝を参照。
(尚、変化能力により、見たことのある宝貝も使える)
関連イラスト
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楊ゼン…表記揺れ