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アルベルト=フレイザー

あるべるとふれいざー

アルベルト=フレイザーとは富士見ファンタジア文庫より刊行されたライトノベル、ロクでなし魔術講師と禁忌教典の登場人物の1人。
目次 [非表示]

「わかった。お前がそう言うのなら、俺も信じよう。」


CV:高橋広樹

概要編集

ロクでなし魔術講師と禁忌教典の登場人物の1人。

鷹のような鋭い目つきを持つ青年。

宮廷魔道士団特務分室の一員で主人公グレン=レーダスとは相棒のような存在。

執行者ナンバー17、コードネームは星。


正確無比な魔術運用を行う正統派魔術師の教科書といえる強さを持つ。

そのため『帝国随一の狙撃手』とも呼ばれ、恐れられている。

遠距離の魔術狙撃が得意で狙ったところを必ず打ちぬく腕を持つ。

といっても近接戦も弱いというわけではなく、近接格闘やナイフ術まで使いこなす隙のない魔術師。


9のために1を切る。

特務分室時代、グレンが最後まで割り切れなかった所を割り切りなおかつそれを正当化する偽善者じみたこともしない。

必要悪の正義を貫きつつも己が手で重ねた犠牲、重圧、罪悪感に耐えて見せる偽悪者。


だがアルベルトは自分のように現実にそうそう見切りをつけた人間と違い、最後まで正義の魔法使いであることを諦めなかったグレンをまぶしく思うという一面もある。


関連タグ編集

ロクでなし魔術講師と禁忌教典 グレン=レーダス


ネタバレ注意編集















































































本名をアベルといい、13年前に住んでいた村を悪魔に襲われて両親を殺され、姉とともにパウロ牧師に引き取られて5年間魔術の訓練を受けながら育ち、司祭の資格を取得する。だが、8年前に師父が「天の知恵研究会」の一員で、彼こそが《葬姫》の分霊を宿す姉を利用するために親を殺した仇であること、さらに家族同然の他の孤児たちを儀式で犠牲にしたこと、そして自分が1を捨てる決断ができなかったせいで再び家族を全員失うという悲劇に絶望。外道魔術師を滅ぼすため、自らの甘さと共に名前と神への信仰を捨て、“9を救うために、1を切る”主義を生涯貫き復讐者として生きた謂れを持つ“偽りの英雄”アルベルト=フレイザーの名を名乗っている。その過去から、ジャティスは「復讐鬼」「報われない茨の道を行く聖者」と評する。

13巻では蒼天十字団撲滅作戦の際、《月》のイリアの危険性に狙撃手である自分だけが対抗できることから、狂言で女王の暗殺未遂を引き起こす。討伐部隊の精鋭魔導師15名を狙撃で倒し、新任執行官の《剛毅》《太陽》《節制》の3名も圧倒して魔術師生命を断つ。そしてリィエルを人質に取られたグレンと熾烈な戦いを繰り広げ、リィエルを犠牲にすることへの苦悩により僅差で敗北する。ほぼ同時期に『封印の地』の定期保守管理作業部隊の随行護衛任務についた時、深層領域で国の根幹に関わる真実を知る。その直後にフェロードから接触を受けて“青い鍵”を渡されるが、グレンとの問答で仲間を頼る決断をしたことで鍵を砕き、帝国の秘密をバーナードとクリストフに相談する。

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