CV:喜多村英梨
概要
アルザーノ帝国魔術学院教授で、主人公グレン=レーダスの育ての親。彼に対して厳しい態度を取ることが多いが内心はかなり甘い。
若い女性の姿をしてるが、最低でも400年は生きており、実年齢は不明。本人もそれ以前の記憶がなく、自分の真実を知るべく学院の地下迷宮の攻略に挑み続けている。
10年前までは帝国宮廷魔導士団特務分室の執行官ナンバー21「世界」として活動していたが、グレンを引き取るきっかけとなった事件を以て除隊した。軍への影響力は弱くなったが、帝国の現女王であるアリシア七世とは個人的な友人であり、彼女を愛称の「アリス」と呼んでいる。
能力
魔術師としての位階は最高位の第七階梯。魔術特性【万理の破壊・再生】により、既存の法則を独力で破り自在に再構築することができ、長い人生の中で多くの強力な魔術を生み出している。
もっとも、その魔術理論のほとんどは他人が理解できるようなものではなく、ほぼセリカ専用の魔術となっている。
さらに先述した魔術師としての位階はセリカのためだけに最高位が用意されており、戦闘能力はロクアカ世界の人間最強のバランスブレイカー。
ぶっちゃけ強すぎて彼女の動きを封じたり、騙し討ちするなどして、彼女との直接対決を避けるような計画を立てる敵が多い。
なお、教授職は迷宮に挑むために得たものだが、指導者としても優秀。しかし、調子に乗ると指導内容も無茶苦茶になり、一時期不在だったグレンの代理で教壇に立った際には、汎用魔術の術式に神を殺せる特性を付与した魔改造を施し、生徒たちをドン引きさせていた。
- 私の世界
セリカの固有魔術。懐中時計型の魔導器「ラ=ティリカの時計」を介して発動し、自分以外の時間を一定時間止める。
「妖しげな美貌を持つ見た目は20代の金髪」・「不老長寿」・「コードネームが『世界』」あたりで某吸血鬼を連想していた読者は「やはりか」と言ったとか言わなかったとか。
- イクスティンクション・レイ
自作の強力な破壊魔法。詠唱を省略しても発動できる。
一応グレンもこの魔法を使えるのだが、触媒を消費してブーストした魔力をほぼ全てつぎ込み長い詠唱をして発動してもなお本来の威力の1/100以下の劣化コピーという有様である。それでもセリカという規格外を除けば「超一流」と評するに値する魔導士が苦戦する敵を一撃で滅せる威力が出るが。
- ロード・エクスペリエンス
物に宿る残留思念を自分に憑依させる儀式魔術。本来儀式は長時間かかるが、セリカの場合は三節詠唱でそれが可能。
余談
セリカ役の喜多村英梨が先生・教師を演じるのはこのセリカの役で初めてとなる。