玉鼎真人は、中国の古代伝奇小説「封神演義」の登場人物。
pixivでは週刊少年ジャンプで連載されていた藤崎竜版のイラストが多いことから、ここではそちらを解説する。
人物像
玉泉山金霞洞に居を構える仙人で、楊戩の師。
元始天尊門下で、太公望の兄弟子にあたる。元始天尊直下の弟子の中でも優れたものが選ばれる崑崙十二仙の一人。
音速で敵を斬る宝貝斬仙剣を操る居合い斬りの達人。
楊戩を幼い頃から息子のように育てた二人目の父親。弟子の実力が自らを超えていることを認めているが、自信家な楊戩の「僕が認めた五人」のうちの一人に数えられている(残る四人は太公望・聞仲・妲己・申公豹)。
長い黒髪と鋭い目が印象的な剣士風の見た目だが、神経衰弱を真剣水雀と聞き間違えるなど天然ボケな一面も。理知的な性格で、仙界大戦でピンチに陥り混乱した仲間たちを窘めていた。
仙界大戦時、囚われた楊戩を救出するために金鰲島へ太公望らとともに潜入するが、王天君の紅血陣から楊戩をかばい封神される。余談だが連載当時、ジャンプ編集部に彼の死を悼んで白い花が届けられたというエピソードがある(封神大全より)。