概要
中国の歴史において、国を陥れて民を虐待したとされる悪女3人をさす。
以下の4人のうちの3人を指す場合が多い。(例えば中華人民共和国政府の公式見解に沿った場合は則天武后は名君となるのでそれ以外の3人となる。)詳細は各記事を参照されたい。
妲己
殷王朝紂王の妃。王を堕落させ王朝崩壊を招いた元凶と言われる。ただし、彼女が実在した人物かどうかは疑わしいとする意見もある。
呂雉(呂后)
劉邦の正室。劉邦の死後、強権を握り残虐な粛清や処刑を行ったと言われる。
武則天(則天武后)
中国史上唯一の女帝。権力を手にするため殺人や毒殺を繰り返したと言われる。
西太后
清の咸豊帝の妃。夫の死後清朝の実権を握り強権を振るう。清朝崩壊を象徴する人物とも言われる。
余談
近年では以下の人物も加えて中国四大悪女と呼ぶこともある。
江青
毛沢東夫人で、文化大革命を推進させた中心人物のひとり。中華人民共和国政府においても「林彪・江青反革命集団」として明確に悪女認定されている。
また、実在が疑われる妲己を外した場合、中華人民共和国における公的な中国三大悪女は呂后・西太后・江青となる。