概要
『トラキア776』以来約6年ぶりとなる据え置き型ハード作品。トラキアからFEのシナリオに参加し、『封印』でメインシナリオを担当した堀川将之氏がディレクターで関っている。
メインシナリオは『烈火』のよこやまけんが担当。ストーリーは異なる民族の対立と共存を主軸にしている。
ゲームキューブ用であるが、Wiiでも互換性があるためプレイ可能。
堀川氏が「戦場で行うには不自然な会話が多い」と感じていたため、支援会話は拠点で行うシステムに変更された。
3DCGによるグラフィックや、ムービー内のキャラクターボイスの追加など当時の最新技術を活かした試みがある。
ゲームキューブの生産数がやや少なかったのが理由か売上は15万本と歴代でも低い数字となったが、本作のファンが多かったためか2007年2月22日には続編『暁の女神』も発売された。
新システム
拠点
従来の進撃準備の強化版。
売買をはじめ、ボーナス経験値の振り分け・キャラクター会話(支援会話含む)・スキルの着脱など、さまざまなことが行える。
体当たり
重量が自分よりも軽いキャラクターを突き飛ばして移動させる行動。
なお、騎兵・竜騎兵など一部ユニットは突き飛ばすこと・突き飛ばされること共に不可能である。
スキル・ぶちかましを利用すれば、2マス先まで突き飛ばすことが可能。
ラグズ
化身という特有の行動があり、化身ゲージがたまりきると化身ができる。
なお、ターンが経過するとゲージが減ってゆき、なくなると人型に戻ってしまう。
ストーリー
女神に祝福されし大地、テリウス。
そこには、神に近い姿をしたベオク、神と獣のはざまの姿をしたラグズという二つの種族がいた。
彼らは、長い歴史の中で抗争、和解を繰り返しながら、それぞれの国を作り生を営んできた。
そして現在、テリウスには七つの国家が割拠し、微妙な均衡の元で比較的安定した時期に入りつつあるかと思われた。
だが、人々の気づかないところで動乱の影が忍び寄りつつあった…
テリウス大陸
テリウス大陸の歴史は、武器と英知をもって戦う【ベオク】、自らの肉体を化身させて戦う【ラグズ】という二つの種族の勢力争いの歴史でもある。
『クリミア王国』
武より文の発展を目指し栄えた国。
ベオクの国では、唯一、ラグズに対し友好的な態度を示している。
現在は【賢王】と呼ばれる国王ラモンの下、安定した発展を続けている。
キャラクター
『デイン王国』
強固な反ラグズ思想にまとまっている国家。
元々、武力向上に力を注いでいたが、特に現国王アシュナードが王位についてからは、極端な武力偏重がみられ、不穏な動きを見せている。
キャラクター
『ベグニオン帝国』
大陸最大の勢力を誇る宗教国家。
【神使】の別名を持つ少女皇帝サナキを頂点に戴き、実に大陸の半分の土地を領土として保有する。
キャラクター
『ガリア王国』
ベオクの国クリミアと友好関係を築こうと試みる。
キャラクター
(キサ・リィレはライとレテの支援会話に名前のみ登場)
『フェニキス王国』
国王ティバーンの強力なカリスマ性により統率される。
ベグニオンと確執があり、ベオクの商船に対し海賊行為を行なう。
キャラクター
『ゴルドア王国』
幻と言われる竜鱗族の国。
ベグニオンと同じだけの古い歴史を持つが、他国の交流をほとんどもたず閉鎖的。
ラグズとベオクの争いに、大きく干渉しないスタンスを守る。
キャラクター
『キルヴァス王国』
フェニキスに隣接する島国。
フェニキス同様にベオクの船に対し海賊行為を行なうが、対象はベグニオンに限らず無差別である。
キャラクター
旧セリノス王国
濡れ衣を着せられてベグニオン帝国臣民によって滅ぼされてしまったサギの民の国。(セリノスの大虐殺)
キャラクター
その他のキャラクター
関連リンク
(一部文章は上記公式サイトより抜粋)
関連動画
余談
発売当初はあまり売上が伸びなかったが、Wii発売後には互換性のためか本作に注目する層が増え、後に中古価格が高騰するほど売れたエピソードがある。
関連タグ
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