クラス:白鷺王子
概要
ベグニオン帝国に滅ぼされたセリノス王国の第3王子。ラフィエルの弟で、リアーネの兄。
「セリノスの大虐殺」が起きたとき、彼は父ロライゼと共にティバーン率いる鷹の民に救出されて虐殺を逃れることができた。それから20年以上もの間フェニキスに滞在しているため、鷹の民の者とは兄弟同然に親しい。
しかしそのせいか、『物静か』『優雅』『繊細』と呼ばれる鷺の民本来の性格とはかけ離れ、鷹の民の性質である力強さと誇り高さが出ており、見た目に反して気が強く、積極的で激しい性格になってしまった(ニケ曰く「あの見た目にあの性格は、ある意味、暴力としか言えん」)。本人もティバーンのようになりたいらしく、軟弱な体に嫌気が差している。木の実等しか食べれない筈なのにティバーンの好物を片っ端から食べて死にかけたり、本来人を攻撃することのできない鷺の民にもかかわらずタナス公オリヴァーの顔面を殴り、逆に自分の手の骨の方にひびを入れたりと、アイクからは漢らしいと称される。
今でこそ現代語を流暢に話すが、フェニキスに来た当初は古代語しか話せなかったらしい。
「セリノスの大虐殺」以降ベオクを警戒し、一時は“禁呪”を使おうとするまでに憎んでいたが、リアーネとの再会や『蒼炎』でのクリミア解放戦争を通じて次第にベオクに心を開くようになる。キルヴァスの王ネサラとは幼馴染。
『暁』後日談では新国家の重鎮となり、気の強い性格を生かして精力的に活動したという。
『蒼炎』における唯一の再行動ユニット。
『蒼炎の軌跡』発売の11年後にて明らかになった事実だが、趣味は竪琴だという。
ヒーローズでは
白の王子 リュシオン
「セリノスの鷺の民…リュシオンだ。
果たしてお前は信頼に足るのか、
よく見極めさせてもらおう。」
属性 | 緑 |
---|---|
兵種 | 獣/飛行 |
武器 | 白鷺の翼(専用) |
補助 | 歌う(専用) |
A | 飛燕金剛の構え2 |
C | 獣盾の鼓舞 |
19年1月から登場。ラグズなので、ターン開始時に獣・竜以外の味方が隣接していないとその場で化身して移動力+1が付与される。
原作同様の再行動ユニットでもある。3マス移動可能な飛行タイプの踊り子がいかに凄いのかは召喚士ならよく分かるだろう。また、ヒーローズのシステムに助けられる形で彼もやっと念願の「攻撃」ができるようになったが、再行動ユニットなので速さ以外の能力は控えめ、青ユニットのトドメ役として戦わせてあげよう。青ユニット…おや?。ちなみに、攻撃方法は翼で特殊な風の渦を作って攻撃する。魔法攻撃のようだが、獣タイプなので物理攻撃である。
ターン開始時に2マス以内の味方のHPを7回復する武器効果は単発では少ないが、戦禍の連戦など長期戦を意識した運用ではとても有用。ヒーラーと踊り子枠が一人で済むのは嬉しい。他にも思わぬところで助かることもあるので、常にリュシオンの近くの位置をキープしておきたいところ。
スキル構成などはリアーネとよく似ており、武器は同じでA・Cスキルが両者で対になっている。ただしリアーネはBスキルも自前で持つのに対しこちらは空欄となっており、そのため初登場のガチャ終了後は☆4での登場がある。☆4で「飛燕金剛の構え2」が継承できるので継承素材としても優秀だが、上記の通り再行動役として非常に有用なユニットであるため、手に入れたらまずは是非育成してみよう。特に獣パーティやマムクートパーティを組む場合は化身するのも容易なので絶対に組み込んでおきたい。獣タイプやマムクートタイプのヒーラーがいないという点でも彼やリアーネの存在は重要である。
余談
担当声優の石田彰は『暗黒竜と光の剣』のドラマCDではクラウスを、黎明編/紫嵐編では主人公のマルスと、その父コーネリアスを、OVAではゴードンを演じた経験があり、実に13年ぶりにFEシリーズを演じた。