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ラグズ

らぐず

ゲーム「ファイアーエムブレム」シリーズの「蒼炎の軌跡」・「暁の女神」に登場する種族。
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ファイアーエムブレム蒼炎の軌跡暁の女神に登場する種族(クラス)。

他シリーズにおけるマムクートのように変身して戦う種族だが、システムや特徴は異なる。


概要編集

【力の民】と呼ばれ、現実の人間にあたる「ベオク」(【知恵の民】)と区別される種族。

通常は人の姿をしているが、戦いの時には気を高めて(化身ゲージをためて)に変身し、その牙やくちばしや爪、ブレス(息)などで戦う。その変身するものによって大きく獣牙族鳥翼族竜鱗族に分けられる。基本的にベオクより長命で、体力や戦闘力はベオクを大きく凌ぐ。

ベオクとはその性質から社会制度が違い貴族制度は存在せず、基本的に一番力の強い戦士が国王となる。ただし、鷺の民は白鷺が、竜鱗族黒竜が強い力を持つ為、必然的に世襲制となる。


物語の舞台であるテリウス大陸の歴史は、ベオクとラグズの闘いの歴史であるともいわれ、長い間二つの種族は戦争を繰り返していた。基本的には双方は対立しているが、中には友好的なものも数少ないがいる。現在はベオクが優勢に立っておりラグズの奴隷がいたりするが、かつてはラグズが優勢な時代もあった。


混血児編集

ラグズの異種族同士(獣牙族と鳥翼族など)では子供はできないが、ベオクが相手ならまれに子供が出来る場合があり、中でも印を持って生まれた者は外見はベオクでありながら、ラグズ特有の長命な寿命と優れた身体能力を持つ。ある程度の年齢になると成長に遅れが出始め、同族同士は見ただけで判別ができる。

ただし、それはベオクとラグズ両方が崇拝する女神アスタルテの禁忌に触れるとされている。そのため印が現れた混血児はベオクとラグズから忌み嫌われており、ベオクは「印付き」と呼び、ベオク以上に混血児を忌み嫌うラグズは「親なし」と呼び存在すら無視をする。「印付き」は自分たちを迫害するベオグよりも、自分たちの存在を否定するラグズの事を嫌っている。


実は印付きは女神アスタルテとユンヌが眠りについた後に誕生した存在であり、女神たちは混血児の存在などそもそも知らなかった為、彼女たちが禁忌とした訳ではなかった。

外見はベオクそのものな上、子どもができた時点でラグズ側は化身などのラグズ特有の能力を失ってしまう事から、ラグズ中でベオクとの友好関係に反対する者が多くなるという理由で、時の有力者たちが「女神の禁忌」とする事になった。しかし印付きは混血児第一世が印付きになるとは限らず、その子孫の中で一度でもラグズと交わったベオクの子が印を発現するのは全くの想定外であった為、印付きたちは謂れのない迫害を受けるようになってしまった。


テリウス大陸ではこのように忌み嫌われているが、ラグズとベオクの共存が実現しているハタリでは正しく理解されており、差別が存在せず受け入れられている。


ユニットとしては編集

戦闘においては、「化身ゲージ」と呼ばれるゲージをアイテムや戦闘やターン経過によって最大まで溜めて、化身して戦う。化身後はターン経過や戦闘によって徐々に減っていき、0になると強制的に化身がとけ人型に戻る。蒼炎の軌跡では人型の時は戦闘になっても戦えなかったが、暁の女神では人型の時には拳や蹴りで反撃できるようになった。(こちらからの攻撃は出来ない)

化身すると、化身前のパラメータ(HP・幸運以外)が二倍になる。ベオクと違って身体で攻撃するので武器の消費の心配がない上に、化身すればほとんどダメージを受けないのでかなり強い種族である。

だが暁の女神では若干弱体化され、全体的に能力が下がって使いにくくなってしまった。化身しないと経験値が入ってこないので元々育ちにくい上に、レベルが低い状態で参入してくるユニット達を強く育てるのは難しい。


なお、ラグズ王と呼ばれる王たち、獅子王カイネギス、およびその影のジフカ、鷹王ティバーン、鴉王ネサラ、狼女王ニケの五人は、お助けユニットともいうべき最強のパラメータを誇るユニット達である。

特にカイネギスは歩行系ユニット中最高、ティバーンは飛行系ユニット中最高のパラメータを誇る。

例外として、三人の鷺の民はシリーズの所謂「再行動」ユニットであり、化身しても戦闘ができない代わりに、「呪歌」という歌を歌って、行動終了後の仲間ユニットを再行動させることができる。幸運以外のパラメータは化身しても低いので、敵前に出すのは危険。


ファイアーエムブレムヒーローズでは、「覚醒」のタグエルなど後発の作品の獣系ユニットと同様に獣ユニットとして扱われ、ターン開始時に竜または獣以外の味方と隣接していない場合(一部例外あり)に化身状態となり、ステータスが上がる。そうでない場合は化身状態が解除される。ただし竜鱗族はマムクート扱い。


種族編集

獣牙族編集

獅子といったに化身し、その爪や牙で戦う種族。寿命はベオクの5~6倍で、ラグズの中では一番寿命が短い。同族との結びつきが非常に密接で、同胞意識が強い。

人型の時は、各々の変身後の獣のようなしっぽを持っており、顔・身体にタトゥーのような紋様がある。

ほとんどの猫、虎、獅子の民は獅子王カイネギスが国王のガリア王国に住む。狼の民は既に滅んでいたと思われていたが、砂漠の向こう側の、狼女王ニケが国王のハタリ王国に住んでいるとわかった。


鳥翼族編集

(タカ)、(カラス)、(サギ)といったに化身し、その爪やくちばしで戦う種族。寿命は鷹・鴉がベオクの10倍、鷺が1000年以上。それぞれが別々の気質を有していることから別々の国をつくっている。

人型の時はやや耳が尖っている以外に、それぞれの鳥類の大きな翼を持って飛行することが出来る。

気質の傾向としては、鷹の民は荒々しく勇猛、鴉の民は狡猾で抜け目ない、鷺の民は繊細で優雅だといわれる。鷹の民は鷹王ティバーンが国王のフェニキス王国に、鴉の民は鴉王ネサラが国王のキルヴァス王国に住む。

鷺の民はロライゼ(白鷺)が国王だったセリノス王国に住んでいたが、ある事件がきっかけで滅ぼされ、現在生きているのは王族の数名のみである。


竜鱗族編集

黒竜赤竜白竜という三種類のドラゴンに化身し、ブレスという特別な息で戦う種族。(黒竜・赤竜は物理攻撃、白竜は魔法攻撃)  ラグズの中でも最も長寿で、数千年以上の寿命を持つ。全体主義的な気質を備えており、その実力は大陸屈指といわれる幻の種族。

人型の時は竜の特徴はあまり持たず、耳がやや尖り肌が褐色を帯びて、顔に紋様の印があるぐらいである。ほとんどの民が黒竜王デギンハンザーが国王のゴルドア王国に住み、国から出ることはほぼない。


関連キャラクター編集

()は自軍ユニットにならないキャラクター


Pixivタグとしては編集

全てのラグズのキャラクターにこのタグが付いているわけではない。特にイラストの多いキャラではその傾向が強いため、目的のキャラがあるのならそのキャラの名前で検索してほしい。

現在ほとんどがラグズのキャラが描かれた作品と、ラグズが集合してテーマになっている作品に付けられているように基準は特にないので、このタグを付けるかどうかは投稿者と閲覧者の判断に委ねられている。

また少数だが、ラグズのように耳や尻尾をつけたキャラクターのイラストにも付けられる。


余談編集

後作である「覚醒」「if」においても獣人が登場するが、普通に人間と結婚し子どもが産まれる。結婚相手次第では、子どもに身体的特徴が引き継がれない為(例:マークカンナシグレ)、必ずしも遺伝するとは限らないらしい。ただし、獣石を使っての変身は可能。禁忌といったものが存在する描写も特にない。しかし、マムクートと人間のハーフであるンンは破壊衝動に襲われ、時折発散しなければならないというデメリットが存在する。


関連イラスト編集

モウディとライガリア軍

生涯ただ一人の人


関連タグ編集

ファイアーエムブレム 蒼炎の軌跡 暁の女神

ガリア フェニキス キルヴァス ゴルドア セリノス ハタリ

獣牙族 鳥翼族 竜鱗族 化身 変身 獣化 鳥化 竜化


亜人 獣人 翼人 鳥人 竜人  ケモノ   獅子 ライオン

 鳥類 猛禽類  タカ  カラス  白鷺 黒鷺 サギ ドラゴン 

猫耳 虎耳 狼耳 獣耳 尖り耳 エルフ耳 尻尾 しっぽ   羽根

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