概要
現国王カイネギスの甥。世襲ではなく実力で次期ガリア国王と目される。
獣牙族最強である獅子としての誇りと力を過信し、ベオクの知恵や魔道を軽視している。良くも悪くも猪突猛進な性格で先を見ないところが多いが、次期ガリア国王としての実力と器はある。上記のとおり、カイネギスも若い頃はスクリミルのようであったという。
暁でガリア軍の大将として登場し、始めはベオクの策略を卑怯だと嫌い、軍議にも真面目に参加せずライを困らせ、セネリオから呆れられていた。だがセネリオの策により進撃率が遥かに上昇したことから、ベオクの知恵を甘く見すぎていたと考えを改め、参謀としてのセネリオの実力を特に気に入っていた。
ゼルギウスとの一騎打ちに破れガリアに帰還した際には、自分だけでは何もできなかったと自らを省みるなど、カイネギス王の目論見は功を成し、物語のなかで精神面が大きく成長した。