カイネギス
かいねぎす
ラグズ獣牙族ガリア王国の王。穏和で思慮深く、絶大な戦闘能力を備えると同時に国内外への政治的配慮にも満ちた名君だが、若い頃は甥のスクリミル同様血気盛んな性格だったという。影武者でもあるジフカを補佐役にしている。
ベオクとの共存を強く望んでおり、デイン国王アシュナードに殺害されたクリミア王国先王ラモンと協力して両国の間に同盟を結んだ。アイクの父グレイルとは過去に傭兵として雇った間柄で、傭兵団のティアマトとも過去のガリア、クリミア両国の交換武官によりガリア国王宮に駐留していた関係から、ベオクの女性のなかでは別格に信頼している。
『蒼炎』ではクリミアから逃れてきた王女エリンシアらを保護し、祖国復興の手段としてベグニオンへ向かう支援を行い、またクリミア解放軍にガリア兵を貸し与えるなどできる限りの助力をした。物語中では戦う機会は無いものの、あの漆黒の騎士も彼との交戦を避けた(ただし、必ずしも勝敗の有無の理由から退いたわけではなかったが)ことから、かなりの戦闘能力を窺えた。『暁』では裁きの光の後、ジフカとともにユンヌの啓示に従ってシエネ領内に入り、ティバーン・エリンシアらと合流して正の使徒を片づけ、終章から正式に参戦する。常時化身していられるうえ、非常に高いパラメータを持つ。
なお、『暁』の後日談ではスクリミルが生存している場合、王位を退位し王城から去っていくが、スクリミルが死亡していた場合は引き続きスクリミルに代わる後継者が決まるまでの間、獅子王としてガリアを治めることになる。
ガリアの獅子王 カイネギス
「わしはガリア国王カイネギス。
民には獅子王と呼ばれておる。
そなたの志のため、力を貸そう。」
属性 | 無 |
---|---|
兵種 | 獣/重装 |
武器 | 獅子王の爪牙(専用) |
奥義 | 緋炎 |
A | 遠距離防御4 |
B | 迎撃隊形3 |
C | 遠距離警戒3 |
2019年4月から登場。
獣としては初の重装ユニットで、覇骸エーデルガルトが実装されるまでは唯一だった。重装タイプの獣は化身していると遠距離反撃ができる。
ユニットとしてみると遠距離壁に特化した性能で、獅子王の爪牙の攻撃+3と武器の全ステータス構え効果とAスキルの遠距離防御4によって守備魔防+8かつ敵の強化を無効化と遠距離攻撃とブレード系は落としづらい性能になっている。速さが低い点は迎撃隊形でカバーしている。
ただし、近距離の重装特効、特にイドゥンには注意。また、火力のインフレが進んでいるのでただ化身化しただけでは普通に落とされることもある。飛行城等高難易度マップで運用するなら応援や大紋章、連携等でのステータス補助も考えておこう。
そして、「重装の行軍」を利用して化身状態になるには重装マムクート(もしくは行軍を継承させた同じ自身)と組まなければならない点にも注意。当然これらは入手が困難なので入手が容易な獣の踊り子リュシオンを入れておくと回復もこなせるので相性が良い。
2022年8月のアップデートで錬成武器対象に。敵のHPが75%以上の時でも効果が発動するようになった。そして敵から攻撃された時のみ受けるダメージと範囲奥義のダメージを70%軽減が追加。これは総選挙エーデルガルトの専用Bスキルと同じ。
特殊錬成効果は自分のHPが25%以上なら、戦闘中、敵の攻撃守備-5かつ絶対追撃。化身状態なら自分の攻撃守備魔防が敵の戦闘開始時の攻撃の25%-8だけ増加(最大10、最低0)する。戦闘開始時の敵の攻撃値が72なら上限値の+10になる。これでHP次第で絶対追撃も可能になり、ダメージ軽減に攻撃守備魔防が増加する新たな個性を得た。ただし迎撃隊形が少し腐ってしまうので別スキルに変える必要がある。
また能力強化効果は戦闘開始時の敵の攻撃値判定なので、戦闘中に攻撃を伸ばすスキルで固めた相手には効果が小さくなってしまう点にも注意が必要。
登場時に開催されたイベント「想いを集めて 果たすべき責務」ではガリアの民をまとめ、アスク王国と協定を結んで戦いに協力、支援を行うことを決定した。また、現国王として次期アスク国王となるアルフォンスに王としての心構えを説ている。
一方でアスクが優しい国であるが故に他国に攻められてしまう「弱さ」についてもライと共に気づいており、異世界に来ても争いが存在することに悩むモゥディに彼が持つ「優しさ」を褒めた上でガリアの民が持つ「力」の重要性を説いて立ち直らせている。
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