概要
アニムス公爵。
セフェランを除く、欲にまみれた他の元老院議員とは違い穏健な性格のため、ベクニオン神使のサナキや神使派からは一応信頼を得ている。しかしかなりの小心者であり、気が弱いとみられる部分が多い。ほかの貴族に売り飛ばされそうになったラフィエルを一時の哀れみから私財を投げ売って救ったらしく、ラフィエルにとっては“命の恩人”である。
実は彼もルカン達とともに神使派に抵抗する1人。自分達の愚かさを心得ているものの、ルカンに逆らえず結果的にいままで鷺の民や先代神使を見殺しにしてしまった。そのため、ラフィエルにとっては命の恩人であるが、同時に仇でもある。一見利口にも思えるがその性根は強い者に従う自らの保身で精一杯であり、最終的には「導きの塔」へと進軍してきたアイク達に敗れる。自分の罪深さを自覚し、正の女神アスタルテが自分たち元老院の石化を解いたのは決してルカンが言うような理由ではないと気付いていたが、結局はルカンやアスタルテに従い続けることしかできず、サナキに断罪され、最期は女神に救いを求めて息絶える。