概要
敗戦国デインを統治するベグニオン帝国駐屯軍の総督。ジェルドの上司にして主。
帝国元老院の有力議員の一人でもある。私利私欲を満たすため、駐屯軍を介してデイン国内で無法の数々を行ってきた。壷を集めるのが趣味。
一言で言うと無能であり、デインの統治は完全にジェルドに任せきりにして自分は壺を愛でる日々を送っている。普段何もしない上に問題解決能力も低く、想定外の出来事や問題の後処理もジェルドやルカンに丸投げするなど、面倒なことはとにかく自分では片付けない姿勢を貫く。
一方で己の保身になると無駄に行動が素早い典型的な小悪党であり、第1部ではルカンの助言から駐屯軍すべてを切り捨てて手際良くデインを脱出し、デインで無法の数々を行ってきた責任すべてをジェルドに責任転嫁した後のうのうと本国でのさばっていた。
第4部ではグラーヌ砂漠でミカヤ達を討ち取るため現れる。ルカンを女神の代理人として媚びへつらい、サナキを偽神使として暴言を吐きまくるなど完全に主君をルカンへ鞍替えしており、無能・俗物・不敬と三拍子そろったベグニオン貴族の腐敗を体現している。
彼の悪行は暁の団の面々にも知れ渡っており、元デイン軍メンバーとの戦闘会話が豊富だが、デインで自分のやってきたことを「済んだこと」と全く反省していない様子。会話内容も屈強そうな者相手には尻込みする一方で、か弱そうな女性には一転して強気になる姿は意気地のない小物と言うほかない。
クラスは司祭(ビショップ)。初登場は第1部6章とかなり早いが、実際に戦うのは第4部3章と終盤も終盤。大抵のプレイヤーから「そういえばこんな奴いたな」と忘れられている。
こちらが動きにくい砂漠マップで地の利を生かして遠距離光魔法パージを放ってくるため地味に鬱陶しい敵将だが、しょせんミカヤ隊が誇る一騎当千の精鋭達の敵ではなく、頼みの綱であるルカンも早々に退いたことで見捨られた形となり、倒される。歴代の悪役たちがそうであったように、ヌミダもまた悪事のツケからは逃れられないのであった。