「生きる知の宝である私を傷つけるつもりかこの愚者ども!
愚者は死ね!私を認めぬ者はみな死ね!」
「半獣は最高の実験材料だっ!それの何が悪いというのだ!!」
「屑が……! こんな奴の命1つ奪ったところでなんの慰めにもならん」(イズカを殺した後のティバーンの第一声)
概要
クラスは召喚士。
『蒼炎』ではアシュナードに仕えていた生物学者であった。『暁』ではペレアスの側近で参謀としての地位と信頼を得ている。
言動がひどく風変わりで、自分を「知の宝」、「天才」などと称する一方で、他人を「愚か者」と見下した態度をとる。また、卑怯な作戦を臆面もなく提案したり、他人(自分より愚かな存在)から意見されることを嫌ったりするなど、自己中心が過ぎる人物。そのため、ペレアス以外からの人望は極めて低い。また、自分の研究や発明品に異常な執着を持つマッドサイエンティストの面もある。
『蒼炎』ではグリトネア塔にて指揮をしながら研究をしていたが、アシュナードに預けられたリアーネが脱走し、責任問題を逃れるためにアイク達連合軍が塔を攻めたときにどさくさに紛れて敵前逃亡した。その後の消息は分からなかったが、『暁』第1部にて突如アシュナードの子息と名乗るペレアスを伴って再登場した。第1部終盤ではムワリムに勝手になりそこないの薬を飲ませ、それを責められた際には「駒である一兵に自我などいらない」と発言するなど、どこまでも性悪な行動をとった。
正体はベグニオン元老院の手先で、研究の名の下にラグズでの人体実験を繰り返し、「なりそこない」を生み出した張本人。信頼を得るためにアシュナードの子息と同じように額に「印」があるペレアスを王子に仕立て、デインで思うままに「なりそこない」の実験をしようとしたが、ムワリムに薬を盛った咎でペレアスに研究と薬の使用を止められた。鷺の民に至っては、繊細すぎるゆえに薬を飲ませても効果が出る前に死んでしまう恐れがあったため、自分の研究に不向きと見なして碌に研究しておらず、なりそこないを元に戻すことができる呪歌の存在を知らなかった。ライやティバーンからはラグズの同胞を玩具同然に扱った輩として、ジョフレからは王弟レニングを歪ませた外道として、狂王に対して以上の凄まじい怒りを買っている。
第1部終了後はユリシーズに依頼を受けたフォルカにより拉致され、クリミアのフェール城にて尋問を受けていたが(第2部以降まったく姿を見せなかったのはこのため)、「裁きの光」の後の第4部5章にてユリシーズのもとより逃亡。大量のなりそこないを率いてティバーン隊と対峙するも、彼らの前に無様な死を晒した。元老院議員にも勝るとも劣らない腐れ外道にうってつけの最期だった。
『聖魔の光石』以来の召喚士であり、なりそこないを大量に召喚し続け、ある程度近づくと帝国元老院で開発された「リワープの杖」を使って逃げ、また最強の闇魔法「バルベリト」を扱うなど、魔道系ボスの中でも異端。最上級クラスユニットであるため奥義「陽光」を取得しており、油断ならない強敵である…が、所詮は魔導士系なので守備は低い。よって火力が強い飛行系ユニット、すなわち化身したティバーンや、慈悲スキルを外して十分に育成したアミーテもちのエリンシアならば、逃亡を許さず、かつ反撃を受ける前に容易に仕留めることができるだろう。特に「リワープ」でこれらの近くに逃げた場合は狙い目。杖装備なので奥義は使わず力依存の反撃を行うだけなので安全に倒せる。ただ2周目以降のセネリオの特殊EDを狙っているのであれば、条件の一つとなっているペレアスとの戦闘会話をこなす必要があるので、ひと工夫必要である。遠距離魔法「フェンリル」なら安全に戦闘会話を行えるのでこの時の為に温存しておくのもよい。