概要
デイン=クリミア戦役でクリミア軍に参加した女性魔道士。自称「一流の魔道使い」。
出身地は不明だが、初登場時にベグニオン帝国内の建物に居たことや、旧知のラルゴの出身地もベグニオンであることから、ベグニオンの生まれである可能性が高い。
一流を称するだけあって魔道への造詣は深く、作中ではトパックの魔道の師匠を請け負い厳しくも愛情を持って指導している。「オバさん」と呼ばれても無視する一方で「キレイなおねえさん」と呼ばれると機嫌が良くなる(ちなみに『蒼炎』での外見設定年齢は24歳)。
自身を「洗練された都会の女」と称するが、実は田舎生まれ。そのためか『蒼炎』では同じく田舎生まれで似たような悩みを持つネフェニーにシンパシーを覚えて良く接し、化粧など女を磨くためのアドバイスをするなど世話焼きな面が強い。
終戦後はラルゴと結ばれ、『暁』ではクリミア王都に小さな酒場を開いて二人で営んでいる。マカロフのサボり場と化しているがなかなか盛況らしくエリンシアもよく足を運んでいるようだ。
出会いと経緯は不明だがエイミを養女として育てており、彼女が“印付き”であることとは関わりなく母親として惜しみない愛情を注いでいる。作中では人格に問題のある“印付き”のキャラが多いが、それは先天的なものではなく環境によるものであることを示す好例と言えよう。
自信家でありながらコンプレックスも多く、言動の数々からしても俗っぽさ全開であるが、性根は心優しく家族思いで、相手のことを思った行動と発言のできる人物。ジョフレやタウロニオとの会話を見ても、戦争の中にあって大切なものを見失わない理性的で温かい性格の持ち主である。
ユニット性能
クラスは『蒼炎』では賢者。
『暁』では炎の賢者(ファイアーセイジ)→大賢者(アークセイジ)。
『蒼炎』では初期上級職ながら初期値も成長率もなかなか高く、遠距離魔法メティオを初期装備で持ってくるため戦力としては申し分ない。ただサブ武器の軽器があまりに残念過ぎる性能のため、杖を使える叩き上げの魔道士には汎用性で及ばないのが厳しいところ。スキル「見切り」を活かして敵のスキル持ちにぶつける運用をしたい。
『暁』では夫ラルゴが怪我を負って戦えなくなったため、カリルがラルゴの分まで戦場へ出ることに。そのため『蒼炎』におけるラルゴのステータスを代わりに引き継ぐことができる。
炎魔道士の競合相手が多いが、弟子のトパックは育成期間がかなり厳しく、終章強制出撃のサナキは力がへたれやすいので最強の炎魔法「レクスフレイム」を扱いにくいという難点がある。一方のカリルは「見切り」の有用性が前作から跳ね上がっており、安定した成長率に加えてクラスチェンジ後には杖を扱えるようになるため時期を問わず活躍が期待できるだろう。