特性のデータ
初出 | 第7世代 |
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効果 | 自分のわざで相手を倒すと、自分の能力の中で最も高い能力ランクが1段階上がる。 |
概要
第7世代から登場した謎のポケモン、ウルトラビーストの中でも一般的な種が有するとくせい。
簡単にいえば相手を倒せば倒す程自身を強化可能というドS特性。
強化される能力は自身の持つ能力で一番実数値が高い能力。
攻撃のみ上昇であったじしんかじょうと違い、1番高い能力であれば何でも強化される。
そのため調整次第で上昇させられる能力を変えられる点が魅力。それを有効活用可能なUBは少ないが……。
ウルトラビーストは尖った能力の持ち主が多く、1度特性発動を許すと簡単に止めることが不可能となる。基本は攻撃または特攻が上がるように調整される。
特にただでさえ攻撃性能が高いデンジュモクやカミツルギがこの特性を発動させたものならば、並大抵のポケモンは片っ端から叩き潰されてしまうであろう。
但しそこはUB。能力の癖の強さのせいで意外と難儀もする。
能力を上昇させる手段がメテオビームしかないウツロイドや物理系積み技を習得出来ないフェローチェは火力上昇をビーストブーストに頼るしかなく、デンジュモクはどう足掻いても特攻しか上がらない(下降補正個体値0ですら他能力が追付かない)ため、意外と中途半端な素早さがフォロー出来ない。
つまり尖った能力をさらに尖らせるため、他能力フォローが難しいのである。
とはいえ素早さ以外の能力が平均的であり、実際にブーストしなければ1番高い能力が判断できないテッカグヤの様なポケモンもいる。能力値が上がり、おおよその型が判明した時には手遅れになりかねない。特にテッカグヤのやどみが型は素早さをブーストすることも多く、1度ブーストを許してしまうと手が付けられなくなる。
他にもりゅうせいぐん軸のアクジキングやばかぢから軸のマッシブーンが下がった能力のフォローの為に活かす、という芸当も可能。
USUMでは新種のウルトラビーストが登場したが、彼らも当然のようにビーストブーストを持っている。特に面白いのはツンデツンデ。何とビーストブースト持ちとして、その中で唯一スキルスワップが習得可能。スキルスワップで仲間のポケモンにビーストブーストを渡して積ませたり、火力や耐久力を特性に頼っている相手のポケモンより無理やり特性を引き剥がす手段としても活用可能。
味方を倒しても発動するため、ダブルバトルではデンジュモクが「ほうでん」が抜群の味方と敢えて組んで「ビーストブースト」の餌とするというプレイングもある。
また、その特性の性質上、第8世代ポケモン剣盾より登場したダイマックスとは相性が抜群である。
ちなみに他にも設定上は特殊なウルトラビーストとされるポケモン(およびその疑惑がささやかれているポケモン)が存在するが、流石に彼らに持たせるのはマズいからか特性は「ビーストブースト」ではない。