概要
一般的に棒や竿の先端に松脂など燃えやすいものを浸した布を巻きつけたもので、西洋では燭台に挿して使うこともあった。
現在では松明が一般的ではなくなっ為、松明を意味する英単語であるトーチ(torch[tɔːtʃ])は懐中電灯を指すようにもなった。
使用法
宗教行事における松明
神事における照明(篝火)や、オリンピックの聖火など神聖なる火を運ぶものとして使われる。
曲芸
ジャグリングに使われる。
普通の松明とは材質が異なり、銅の棒に布を巻きつけたものを使う。
高度な技を必要とするため、素人がまねしてはいけない。
シンボルとして
「世を照らす」、「闇を照らす」というシンボルである。
下向きにして交差させたものは喪のしるしであり、死を意味するものでもある。
建設現場
松明の英単語である「トーチ」は建設現場では高温の炎を出すバーナーのことをいう。
酸素-プロパンや酸素-アセチレンの混合ガスによる炎で金属の溶接や切断を行う。
創作において
主にファンタジーを取り扱った世界で洞窟や遺跡を照らすために携行されるだけでなく、ゲームでも暗闇を照らし出すための重要アイテムとして登場することもある。
近年では某サンドボックスゲームが有名で、視覚確保およびモンスター出現地の制圧に欠かせない重要なアイテムとなっている。
シャドウゲイトの松明
火が消えると必ず主人公が足を滑らせ壁に激突して死ぬ不思議なアイテム。また、自分自身に対して使うと二回目まで、自ら火傷プレイをして、三回目に自ら焼死する一人SMプレイ用アイテムかつ焼身自殺用アイテムでもある
辞世の句(by しんのゆうしゃ)
ああっ ひが・・・!!
たのみのつなの ひが きえてしまった。
くらい!! みわたすかぎり まっくらやみだ!!
わたしは あかりを もとめて てさぐりで
いどうしようとした。
ゴンッ!!
そのとたん あしがすべり かべに きょうれつに
たたきつけられてしまった。
一人SMプレイ時の辞世の句(by しんのゆうしゃ)
ギャーッ!!
かみのけが、かみのけが!!
もえている!!
やけどはからだじゅうにひろがっていく!!
わたしは くるしみ もがいたすえ いのちたえて
しまった。
「魔界村」の松明
主人公アーサーが使用する武器のひとつで、投げると弧を描くように飛び、地面に落ちて炎上する。
この火柱は自キャラと敵キャラの両方に効果があり、火柱が消えるまで松明を投げることは出来ない。
敵に松明自体を当てても効果はあるが、飛距離は短いのでこれも注意すべき点である。