CV:寺崎裕香
概要
出身はネオ童実野シティにおける富裕層エリア、トップス出身で自宅はプールつきの豪邸である。
性格としてはおとなしくてしっかり者。
龍亞とは双子で龍可が妹である。
元々は病弱で、3歳のころにデュエルキッズ大会決勝で一時昏睡状態になった。
じつはこの昏睡状態のときに龍可の心は精霊世界に在り、そこで彼女の龍たるエンシェント・フェアリー・ドラゴンと出会った。
これ以来カードの精霊の声を聞くことが出来るようになり、劇中でもたびたびそのシーンがある。
しかしこの精霊の声を聞くのは負担が大きいのかデュエルをすると疲れるため、遊戯王のメインキャラクターとしては珍しくデュエルはあまり好んでいない。
この昏睡事件以来、不動遊星に会うまでは龍亞と共に自宅からあまり出ない生活を送っていた。
遊星と会って以降は頻繁に外に出るようになり、精霊世界では逃げ回ったり川に落ちたりと活発に活動し、ダークシグナー戦以降は学校に通うようになった。
他人との関係
龍亞との関係
兄である龍亞との関係では龍亞の考えなしに行う行動を諫めたり、龍亞の疑問に答えるなど、彼の行動をフォローする役割となっている。その際は龍亞以外の他人には言わないような毒舌を言うこともたびたびである。
が、それは龍亞を嫌っていることを意味するのではなく、幼い頃から自分と生活してきた兄を心から信頼しているがゆえのことだろう。
実際、ダークシグナー編ではディマク戦において龍亞のことを「私の一番大切な人」と語っている。
これに加えて、その時点でのシグナーである不動遊星、十六夜アキ、ジャック・アトラス、龍可の4名がレクス・ゴドウィン長官の邸宅に呼ばれた際、シグナーではない龍亞が入ろうとしたのをゴトウィン長官に咎められたが、このとき龍可は龍亞に腕を回して「龍亞と一緒じゃなきゃ行かない」と抵抗し、ゴトウィン長官を折れさせる。
また、この直後に自分が足手まといになることを危惧した龍亞がサテライト行きを辞退しようとした際には、自分の胸の内を吐露した上で龍亞に泣きつくなど、精神面のつながりは深い。
遊星との関係
主人公である不動遊星との関係では、セキュリティに追われて倒れていた彼を見つけ、自宅で匿ったのが出会いである。
この際、発見したのは龍可で、遊星が持つカードに宿った精霊との交信から信用できると判断したのも龍可である。
が、この頃は人見知りだったせいかこれ以降に出会った人間に比べて刺々しい態度であった。
その後はいったん遊星と別れるものの、龍亞がすぐに遊星と再会したことから龍可も再会し、それ以降は遊星との関係も現在のような親しげな態度に変わっていく。
男としても高く評価していて、イケメンDホイーラーとなった龍亞を褒められても「遊星ほどではない」と発言している。
デュエルの腕前
デュエルを好まないためあまりデュエルしている描写がないが、上の通り3歳の時点でデュエルキッズ大会決勝まで進むレベルである。また、ダークシグナー戦では敗北寸前の龍亞からデュエルとデッキを実質的に引き継ぎ、龍亞本人よりもデッキを使いこなして逆転勝利に導いたため現在の実力もかなり高い。(龍亞のデッキをよく知っていたためというものあるだろうが。)
使用デッキ
精霊の声を聞いて作ったという「妖精デッキ」を用いる。
デッキ名にちなんで、「妖精の風」など妖精に関係するカードも多い。
エースモンスターはエンシェント・フェアリー・ドラゴン。
アニメ本編以外では、なぜかこのキャラのデッキは【シモッチバーン】である事が多い。
おそらく、お気に入りカードである《クリボン》との相性を考慮した結果だろう。
加えて防御的なフィールド魔法《古の森》とCPUの残念な思考によって、弱いけど倒しにくいデュエリストとなっている。
漫画版では、『森の』モンスター系カードを中心に構築したデッキを使用し、フィールド魔法を中心とした戦術に特化した森のデッキを使用する。
ただ、彼女のデッキは兄の龍亞のデッキと合成された者であり、『妖精竜エンシェント』だけじゃなく『機械竜パワー・ツール』の2体の決闘竜が入ってる。
使用カード紹介
エンシェント・フェアリー・ドラゴン
シグナーの竜の一角であり、龍可のエースモンスター。
クリボン
龍可のマスコット的モンスターであり、デュエル以外のシーンでも頻繁に精霊として龍可に付き従う。
遊戯王シリーズに登場するクリボー系カードであり、主人公以外のデュエリストが使用する事は珍しい事である。
フランク戦では、永続罠『ゲシュタルト・トラップ』、装備魔法『不死のホメオスタシス』を装備され、『超魔神イド』にサンドバッグにされてしまう。
その後、『妖精の風』の効果により装備カードが破壊された事でモンスター効果が復活し、『超魔神イド』の攻撃時に手札に戻し、フランクのライフを回復し、それを罠カード『オベロンの悪戯』の発動トリガーとして利用した。
漫画版5D'sでは、カードとしては登場しない代わりに、いつも龍可が『クリボン』の人形を抱いていた。
サンライト・ユニコーン
攻撃力1800と、龍可が使用する低級モンスターの中でも高い攻撃力を持つ。
自分のデッキの一番上のカードをめくり、それが装備魔法カードだった場合手札に加える効果を持つ為、『一角獣のホーン』との相性は抜群である。
サニー・ピクシー
光属性シンクロモンスターのシンクロ素材になった場合、1000ライフポイント回復する効果を持っていたが、結局はフランク戦で守備表示で召喚された後、そのまま戦闘破壊された為に消滅するなど、活躍は余り無かった。
レグルス
霊界の中心である『エンシェント・フェアリー・ドラゴン』を守る精霊。
『猿魔王ゼーマン』が生み出した『マイナスの呪い』により正気を失ってしまっていたが、龍可の機転で本来の心を取り戻す。
その後は龍可、トルンカの協力の下、精霊界を救うべく『猿魔王ゼーマン』を撃退し、ディマク戦後は『エンシェント・フェアリー・ドラゴン』と共に龍可のデッキに加わった。
デュエルで使用されたのはルチアーノ戦であり、専用カードとして『エンシェント・サンシャイン』と『アーマード・ホワイトベア』が存在する。
ローズ・バード
破壊された場合、効果により植物族チューナーモンスターを2体特殊召喚する効果を持つ。
視聴者モンスターデザイン応募企画の採用カードである。
スポーア
墓地に存在する場合、墓地に存在する他の植物族モンスターをゲームから除外する事で特殊召喚でき、さらには除外したモンスターのレベル分だけレベルを上げる効果を持つ。
ルチアーノ戦では『ウィード』を除外して自己再生し、『サンライト・ユニコーン』と共に『エンシェント・フェアリー・ドラゴン』のシンクロ素材となった。
ウィード
破壊される場合、他の植物族モンスターを身代わりにする効果を持つ。
ルチアーノ戦では龍亞のターンで『激流葬』で消滅してしまう。
フェアリー・アーチャー
その名の通り、妖精の弓士モンスター。
バトルフェイズをスキップする代わりに自分フィールド上の光属性モンスターの数だけ、相手に400ポイントのダメージを与えるバーン効果を持つ。
妖精竜エンシェント
フィールド魔法が発動されるたびにデッキからカードをドローする効果と、フィールド魔法が存在する事で、モンスター1体を破壊すると言う妖精と言うよりも悪魔に近い強さを持っていた。
龍可のフィールド魔法コンボで、その効果をフルに発揮された。