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Dホイール

でぃーほいーる

アニメ及び漫画作品「遊戯王」に登場するライディングデュエル専用のマシンの総称。
目次 [非表示]

Dホイールは、遊戯王5D's遊戯王ARC-V遊戯王SEVENSの3作品で登場するライディングデュエル専用のマシンの総称である。


概要編集

決闘者がライディングデュエルをする際に乗るマシン。基本的に二輪車バイク)の形をしているが、決闘者によって個性的なデザインになっている。また、乗り手と合体する新作モデルもある。「D」はデュエルのことを差す

Dホイールに乗って戦う決闘者を「Dホイーラー」と呼ぶ。


ライディングデュエル専用=競技用の車両だが、一般公道も走れる。

そのため、Dホイーラーの一般的な移動手段としてよく利用されている。

なお、Dホイールを運転するには免許が必要で、作中では十六夜アキが試験を受けている描写がある。ライセンスは一定の研修を受けた上で、セキュリティ職員との卒業検定デュエルに勝利すれば取得できる。

また、免許が取得できない子供用のライディングデュエル用マシンとして「デュエルボード」という自動式スケボーが登場している。


原作者の高橋和希氏によると、Dホイールという設定を盛り込んだのは、「乗り物を出すことで、主人公達の行動半径を広げるため」とのこと。

事実、本作ではこれまでのシリーズに比べて、主人公達が様々な場所へ移動する機会が多くなっており、ナスカの荒野を爆走する場面すら見られる。


5D'sでの動力は、内蔵されているモーメント(永劫機関)の力で稼動しており、機体もまた並みの乗り物以上に頑強に出来ているらしい。高層ビルの上から飛び降りても大した破損も無く機能し続けていたりする。

モーメントの無限動力によって、時速200~250kmという高速走行も可能にするが、これについてはD・ホイールに限らず作品中に登場する自動車やバス、飛行機等の一般の乗り物でも、モーメントが使われているのならほぼ全て同様の出力を発揮できるものと思われる。


ライディングデュエルが開始されると、ホイール自体はオートパイロットへと切り替わるのだが、搭乗するデュエリストの任意で手動運転(マニュアル)へ切り替える事もできる。

WRGPではホイールの操縦技術も競うため、大会ルールとしてマニュアル運転が義務付けられている。

マニュアルでデュエルを開始した場合は、「第一コーナーを先に取った者が先攻を取れる」というルールがある。 ライディングデュエルはスピードカウンターの都合で先攻が有利なのでその争いは激しい。


D・ホイールのデータは、セキュリティを管轄する治安維持局によって管理されており、有事の際はそのデータからD・ホイーラーを割り出すことも可能。


シティを巡回するセキュリティ捜査官には1人につき1台D・ホイールが割り与えられており、中でもD・ホイールを悪用する犯罪者をデュエルで拘束するための機動部隊として「デュエル・チェイサーズ」がある。

彼らは「特殊追跡デッキ」と呼ばれる禁止カードを解禁した特殊デッキの使用を許可されており、さらに捕捉した相手を強制的に自分とライディングデュエルに持ち込ませる事が可能。


遊戯王ARC-Vの世界ではシンクロ次元のデュエリストが使用するデュエルディスクとして登場。

デュエルディスク部分が多次元と同じソリッドビジョンであること以外は前々作と同じ。モーメントのようなエネルギー機関を確認できるが、詳細は不明である

また、フレンドシップカップでのDホイール使用者の年齢はどう考えても免許が取得できないと思われるメンバーが大半(ほとんど中学生)であるが、「デュエルボード」は使用していない。

Dホイールを運転するには免許が必要の筈だが、ARC-Vの世界では不要なのか免許無しでも初めて乗る筈だが、皆結構乗り回している。


おそらくフレンドシップカップではオートパイロットが作動している為、別にこれといって免許は不要ではないかと思われる。


遊戯王SEVENSの世界ではゴーハ兄弟の長男、ユウロが持つ独自のデュエルスタイルのため、Dホイールを所持しているのも彼のみとなる。(対戦相手である遊我は自作の乾燥機を使用している。)

形状はホバーバイク寄りになっており、従来より空中戦に近いデュエルとなっている。

ただコースには障害物が用意されており、スピンを起こしやすくなっているため、相変わらず危険なゲームには変わりないようである。


Dホイール一覧編集

カッコ内は持ち主の名前。

Dホイールを所有しているDホイーラーは他にもいるが、名前等が不明の為判明しているもののみ記載。


遊星号不動遊星

意識を飛ばす

「遊星号」という名前はゲームでの紹介だけに留まっている為、実際作中では一切使われていない。

本来の名称は付けていない可能性もある。


ホイール・オブ・フォーチュンジャック・アトラス

休息

モノホイール型のD・ホイールで、世界に1台しか存在しないといわれている。「運命の輪」という名の通り機体を取り巻く大きな車輪が特徴。構造上、前方が一切見えないのでモニターが前方を映し出している。

偽ジャックが登場した際は、全く同じ形状のD・ホイールに乗っていた(でもよく見ると、色が若干グレーっぽい)。

ARC-Vではデュエルディスクが世界観に合わせてソリッドビジョンタイプのディスクへ変更されており、カラーリングがボルガー&カンパニー社での改修後に近いものになっている。

型番が公開されており「(type-FSC)HOF-01/R」。FSCはフレンドシップカップ、HOFはホイール・オブ・フォーチュンを指す。もっともホイールは「Wheel」なので誤字の可能性はある。

シンクロ次元でのDホイールのCMで「最高のSatisfactionを貴方に」と書かれていた事がネタにされている。


ブラックバードクロウ・ホーガン

ARC-Vではデュエルディスクが世界観に合わせてソリッドビジョンタイプのディスクへ変更されている。

それ以外で、カラーリング、デザイン等はほぼ変更無し。

空も飛べる仕様も継続していた。


ギガントL鬼柳京介

後述するギガントR(ミネルヴァ)の兄弟機とされる。


ギガントR/ミネルヴァカーリー渚

ゲームではミネルヴァという名前に変更されている。


ブラッディー・キッス十六夜アキ

ライディングデュエルの新星!

アキがD・ホイールのライセンスを取得した後に遊星達から贈られたもので、遊星・クロウ・ジャックの3人により製作された。スピードカウンター部分がハート型になっているのが特徴。


デルタイーグルブルーノアンチノミー))

グラサンブルーノ

既存のバイクの常識に全く捕われない特異な形状をしているのが大きな特徴。見た目は修正テープである。

ブルーノの呼び声に呼応して自らやって来る事に始まり、背部の後輪のみで走行したり、それでいて遊星達の乗るD・ホイールを上回る能力を誇るなど、後述するT・666を含め未来世界の技術が盛り込まれていると思われる。

ブルーノが事故を起こし記憶喪失になってから、覚醒し呼ばれるまでの間ずっと海中に放置されていたようだが錆が一切ない(ように見える)。未来の技術の賜物だと思われる


シュトルム・ウント・ドランクシェリー・ルブラン

名前はドイツ語で「疾風怒濤」を意味する。


D・ファントム(ゴースト(ディアブロ))

ゴースト(ディアブロ)達が搭乗するD・ホイール。ゴースト達とセットで開発された。

遊星とブルーノが開発したエンジンソフトが盗用され、性能が向上している。


T・666(テリブル・オーメン)プラシド

Dホについて聞きたい事がある

登場の際はプラシドの呼びかけに応じて亜空間から出現する。

通常のD・ホイールよりも車輪の数が多い(3輪)が、最大の特徴は持ち主と合体する。もっともプラシド自身も身体はロボットであるため、厳密にはD・ホイールというよりもプラシドの半身として捉えるのが正しいかもしれないが。

後述のT・ウロボロスに合体する際は、同機の頭部(コクピット部分)部分へと変形・合体する。


マシン・デイブレイクチーム太陽

一台しか無いのでチーム3人で乗り回している。

元は太郎の父親が所有していたDホイールを太郎が空き缶やハンガー等をレギュレーターやY字フック等の代わりにする等で不良部分を改良した物。モニターはファミコンの様なピクセル調で、通信時の画質も悪いが、Dホイールとしては十分機能している。

WRGPにて突如発生したゴーストによって故障してしまったが、遊星とブルーノに直してもらう。

そしてジャックのホイール・オブ・フォーチュンより性能が強化された(ただし吉蔵はスタート時点ではスピードに慣れずに一度転倒しそうになったものの、後に使いこなせた)。機体名のデイブレイクとは英語で「夜明け」の意味。


ヴァルハランダーチームラグナロク

それぞれ1号、2号、3号という形で人数分の同型機が存在。


G(グリーフ)・ヘカトンケイルホセ

1軸2輪駆動という珍しい形状のD・ホイールであるが、他のD・ホイールと違い座席に相当する部分が見当たらず、運転者自身が合体して運用する事を前提に設計・製作されたとしか思えないというツッコミどころ満載の機体。

後述のT・ウロボロスに合体する際は、同機のベース部分へと変形・合体する。


T(トリニダード)・ウロボロスアポリア

上記のプラシド、ホセ、ルチアーノのD・ホイール(デュエルボード)が1つになったD・ホイール。作品中で確認されているD・ホイールでは最も巨大と思われ、ボマーやロットンのそれすら上回る規格外のサイズを誇る。

3つの首を持ち、タイヤが搭載されている左右2つの首と、マシンの中心(ベース)部分はホセのD・ホイール、中央の首はプラシドのD・ホイール、尾はルチアーノのデュエルボードがそれぞれ変形・合体して成り立っている。


モーメント・コアフライホイールZ-ONE

電動式アンモノイド

デュエル時以外も常に搭乗しているので、厳密にはD・ホイールというよりもZ-ONE自身の生命維持装置のような役割も果たしている

常時空中に浮遊しており、彼の意志で身柄ごと移動している為、このD・ホイールが出来上がって以降は様々な部分が彼の肉体や精神と直結しているものと思われる。

そしてデュエルの際は、モーメント・コア専用のオプションパーツとして、「時械神」を宿した専用の巨大なカード(石版)を収める専用デッキと、石版カードをドローしたり持つための巨大な2つの腕(手)が出現し、ゾーン及びD・ホイールの本体であるモーメント・コアと連動し稼動する事でデュエルを行う。登場初期の形状からアンモナイトと言われる事も。


パラドックス号(仮名)パラドックス

劇場版「超融合!時空を越えた絆」にてパラドックスが乗っていたD・ホイール。正式名称は不明。

アポリアやZ-ONEなど他の未来組の面々が乗るD・ホイールと同様で、白色を基調としたカラーリングと大型を誇る機体サイズが特徴。また、3輪の車体や機体先端部のドラゴンの頭部を彷彿させる形状は、先でも述べた通りプラシドやアポリアの機体を思わせる。

時空を移動するタイムマシンの機能も兼ねていたり、スタンディングデュエルの際は変形して空に浮遊したり、フィールド魔法「Sin world」発動時にはソリッドビジョンの投影を補助する機能も搭載されていたりと未来の技術を思わせる。


オメガホーク

ゲームに登場。デルタイーグルの色違い。


Dボード編集

龍可龍亞、そしてルチアーノが搭乗している簡易型のD・ホイール。

モーターを内蔵した、特殊な形状のスケートボード。専用のコネクタをデュエルディスクに接続する事で、デュエルディスクのモーメントエネルギーによって自走し、ライディングデュエルが可能となる。これにより、D・ホイールのライセンスを持たない者や体格・年齢等の問題からD・ホイールに搭乗できない子供でもライディングデュエルができる。

作中ではこれでハイウェイでのライディングデュエルを行ったり、D・ホイールと並走するシーンがあったりして、相当なスピードを出せることが窺える。ちなみに遊星に曰く「一晩あれば製作可能」「D・ホイールと違い、整備も簡単」らしい。


A(アンバー)・ケツァルカートルルチアーノ

通常のデュエルボードと比較すると少々大型で、機皇帝スキエル∞のような青いカラーリングが特徴。スタートダッシュでジャックのホイール・オブ・フォーチュンを追い抜く程の出力を持っている。未来世界特有の技術力なのか、それとも龍可達の乗るデュエルボードを含む通常のボードでもD・ホイールと遜色ない速度を出せるのかはやはり不明。上記のT・ウロボロスに合体する際は、同機の尻尾部分へと変形・合体する。


龍亞、龍可のD・ボード龍亞龍可

龍可のデュエルアカデミアにやってきたルチアーノから譲り受けたもの。

制御系に仕掛けが施されていたようで、強制的にライディングデュエルをさせられる、という機能があった。

龍亞のは龍可のD・ボードを見て羨ましがり、遊星が一晩で作成したもの。急ごしらえの代物にもかかわらず、上述の龍可機に引けを取らない性能を誇る辺りは遊星の技術力が成せる技と思われる。


遊戯王ARC-V編集

無題

遊戯王ARC-Vシンクロ次元のDホイールはフレンドシップカップで使われたものも含め、いくつか登場しているが、ユーゴリンシンジ・ウェーバー達含め、この世界のDホイーラーのDホイールは名称があるのか不明。

プラシド達の様に、セルゲイ・ヴォルコフも作中でDホイールと合体する。


漫画版ではユーゴのDホイールは『TK2000PS』と呼称されている。


関連タグ編集

遊戯王 遊戯王5D's

ライディングデュエル


ランニングデュエル

↑Dホイールを使わない自分の足で走り出すデュエル


遊戯王ARC-V シンクロ次元

ユーゴ(遊戯王ARC-V) リン(遊戯王ARC-V) シンジ・ウェーバー セルゲイ・ヴォルコフ

次々シリーズに登場したDホイーラー。


遊戯王SEVENS ユウロ


コライドンミライドン:スカーレット、バイオレットの伝説のポケモンだが、バイクの様な形状に変形する事からDホイールを思い出す人が続出した。


Dホイールのパロディ編集

ハーミーズ(アズールレーン):艦船擬人化ゲームでありながら遊戯王パロディの方が多いという異質のキャラクターで、改造すると実艦をモチーフにしたDホイールのような装備に乗る。彼女の改造実装と共にDホイールがトレンドワード入りしたこともある。

センシティブな作品

エレナ・ブラヴァツキー:イベント『デッドヒート・サマーレース!』で搭載していた乗り物がホイール・オブ・フォーチュンに似ている。チーム名も「サティスファクションE∴T∴E」。

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