ベビー・トラゴンとは、遊戯王OCGに登場するドラゴン族のエクシーズモンスターである。
もしかして→ベビードラゴン
概要
「PHOTON SHOCKWAVE」で登場。
レベル1のモンスター3体を素材としてエクシーズ召喚される、ランク1のエクシーズモンスターである。
元々遊戯王OCGには「ベビードラゴン」というモンスターがいたが、名前が似ているだけで外見の共通点はない。
そもそもドラゴン族でありながらドラゴンらしい要素は無く、デフォルメされた子猫のような外見をしている。だがまあ、可愛いから許す。
「トラ」ゴンなだけに、体毛は虎柄。海外版だと角がない。
モンスター効果は、オーバーレイユニットを取り除くことでレベル1のモンスターの直接攻撃を可能にする効果。
レベル1でありながら高攻撃力を持つワイトキングや機皇帝などに効果を付与すれば強力であるが、同様の効果を持つ装備魔法、光学迷彩アーマーが存在する。
劇中での活躍
遊戯王ZEXALにて、主人公九十九遊馬の使用カードとして登場。
遊馬が初めて手に入れた、ナンバーズでないエクシーズモンスターである。
元々は遊馬と同じ学校の生徒である表裏徳之助のカードで、彼から遊馬にプレゼントされた。
しかし、それはベビー・トラゴンがエクシーズ召喚されることを発動条件とする罠カード「ウラトラC」を使うための徳之助の罠であった。
これにより遊馬はエースカードである「希望皇ホープ」を奪われ、窮地に陥るが、徳之助がベビー・トラゴンの効果を理解していなかったことが逆転に繋がり、遊馬はデュエルに勝利。
このデュエルを経て、正式に遊馬の所有カードとなった。
後にキャッシーとのデュエルで再登場した時は速攻魔法によって強化され、まさかのフィニッシャーとなった。
攻撃名は「ベビーストリーム」。
しかし、限定的過ぎる効果が災いしてかその後のデュエルでは登場せず、さらにWDC編からは新たにナンバーズでないエクシーズモンスターである「魔人」シリーズをいつの間にか手に入れ、それを主軸に戦っているためますます活躍の場が失われており、印象的な入手をした割に扱いは悪い。まあ、この手のモンスターの宿命といってしまえばそれまでなのだが。
劇中では徳之助にクズカード呼ばわりされてショックを受けて落ち込んだり、遊馬が守備表示にしてくれたことに喜んで飛び回ったり、カード効果で強制的に表示形式を変更されて目を回したりと多彩な仕草を見せた。
漫画版では「No.17 リバイス・ドラゴン」のコントロールが奪われた時に遊馬と同時に驚いたり、自身の効果発動時にかっこいいポーズをしたりと、アニメとはまた違った可愛らしさを見せてくれる。
ちなみに漫画版では、幼少期の徳之助の感情に合わせてカードの表情が変わっていった。
その外見や仕草の可愛らしさから、遊戯王DMのクリボー、GXのハネクリボー、5D'sのロードランナーに次ぐマスコットモンスターとして扱われていることが多い。(え? クリボン? ほ、ほら、あれは主人公のカードじゃないし……)
ちなみに、クリボー、ハネクリボー、ロードランナーはいずれもレベル1のモンスターなので、頑張ればこれらを素材にベビー・トラゴンをエクシーズ召喚することも可能である。