概要
アクセルシンクロとは、『遊戯王5D's』に登場する用語である。
解説
シンクロ召喚を超えた特殊召喚方法で、「シンクロを超えたシンクロ」と言われる。
言及されていないが、本編ではライディングデュエル専用の召喚方法。
通常のシンクロ召喚が通常・効果モンスターとチューナーモンスターを使うのに対し、
シンクロチューナーと呼ばれる、シンクロモンスターでもあるチューナーモンスターと、シンクロモンスターを使うのが特徴。
2体のシンクロモンスターを使うため、基本的にはアクセルシンクロを含め計3回のシンクロ召喚が必要となる。
罠カード「緊急同調」等を使わない限り、シンクロ召喚は自分のターンにしかできないが、アクセルシンクロは相手ターンにも行える。
このアクセルシンクロをするために必要な境地が「クリア・マインド」である。
不動遊星はプラシドとの戦いで遂にクリア・マインドに達し、アクセルシンクロを行うことでシューティング・スター・ドラゴンの召喚に成功した。
なお、シューティング・スター・ドラゴンのカードは初め何も描かれておらず、アクセルシンクロをした時に初めて絵柄が浮かび上がるようになっている。
アクセルシンクロをすると、光をも超える速度を出せる。
また、Dホイールごと一旦消え去り、対戦相手の後ろから登場するという演出がなされる。
登場から習得まで
WRGP開催前の第74話にて、謎のDホイーラーが不動遊星に対して使ってみせたのが最初。
その際はTGワンダー・マジシャンとTGパワー・グラディエイターを素材にTGブレード・ガンナーが召喚されている。
そして、遊星が初めて成功させたのが第108話。
実に30話以上(放送期間にして半年を越える)の開きがあり、その間にアクセルシンクロについて全く言及されない回が続いたのである。
第102話では「機皇帝に対抗するために、今の俺が導き出した結論」として、遊星がシンクロモンスターを融合素材に使った融合モンスターである波動竜騎士ドラゴエクィテスを召喚したことから、視聴者からは「アクセルシンクロはどうした」、「忘れられているんじゃないか」、「アクセルシンクロなんて無かった」とまで思われるほどであった。そこからはアクセルシンクロについて再び触れられるようになり、6話後には実際にアクセルシンクロを行い、忘れ去られていない事が示された。
デルタアクセルシンクロ
アクセルシンクロの更に上を行く召喚方法で、「トップ・クリア・マインド」に達することで行われる。
シンクロモンスター3体(内1体はチューナーモンスター)で行うのが特徴。
アーククレイドルでの戦いの中で、「Z-ONEを止めて欲しい」とブルーノことアンチノミーから、遊星に託された。
現在確認されているのはかつての歴史での遊星が使用していたという「コズミック・ブレイザー・ドラゴン」とそれを基にアンチノミーが習得した「TG ハルバード・キャノン」
リミットオーバーアクセルシンクロ
デルタアクセルシンクロの更に上を行く召喚方法で、「オーバートップ・クリア・マインド」に達することで行われる。
シンクロモンスター5体(内1体はチューナーモンスター)で行うのが特徴。
ゾーンとの戦いの中で、遊星が仲間たちから支えられているのを気付くと、遊星の全体が黄金に輝き、シグナーの竜全てを使い、「シューティング・クェーサー・ドラゴン」のリミットオーバーアクセルシンクロに成功した。
アンチノミーやゾーンの生きた未来には存在しなかった、誰も知らない新たな境地であり、未来を知るゾーンに勝つ唯一の手段でもある。
漫画版
漫画版では本編ではアクセルシンクロは登場せず、9巻収録の書き下ろし特別篇で、遊星のデッキに入っていた速攻魔法「アクセル・シンクロ」にて、真閃珖竜スターダスト・クロニクルをアクセル・シンクロした。
また漫画版5D'sの漫画を担当した佐藤雅史先生が描く「サトマサのとことん遊☆戯☆王」第10回では漫画本編では通常のシンクロ召喚をした聖珖神竜スターダスト・シフルをアクセル・シンクロしている。