「集いし願いが新たな速度の地平へいざなう」
「光さす道となれ!シンクロ召喚!」
「希望の力、シンクロチューナー」
「フォーミュラ・シンクロン!」
概要
フォーミュラ・シンクロンは、『遊戯王5D's』に登場する光属性・機械族のシンクロ・チューナーモンスターである。
カードテキスト
シンクロ・チューナー・効果モンスター
星2/光属性/機械族/攻 200/守1500
チューナー+チューナー以外のモンスター1体
このカードの(2)の効果は同一チェーン上では1度しか発動できない。
(1):このカードがS召喚に成功した時に発動できる。
自分はデッキから1枚ドローする。
(2):相手メインフェイズに発動できる。
このカードを含む自分フィールドのモンスターをS素材としてS召喚する。
解説
不動遊星がアクセルシンクロを行う際に使用するモンスター。シンクロ召喚成功時にカードを1枚ドローする効果を持ち、相手ターンでもシンクロ召喚を行うことができる効果もある。アニメではカードをドローする効果は1ターンに1度発動することができ、さらに強力であった。
通常のシンクロ召喚とは異なる召喚条件を持つ一部の特殊な例を除けば、レベル2というシンクロモンスターの中では最も低いレベルを持ち、その関係上シンクロ素材は必ずレベル1チューナー+レベル1でチューナー以外のモンスター1体となる。
シンクロ・チューナーモンスターにはこのカード以外にもTGワンダー・マジシャンやライフ・ストリーム・ドラゴン等が存在するが、OCGでアクセルシンクロを狙う場合にはレベルが低くシンクロ素材に制限もない(上記の通り実質的にレベルに制約はあるが)このカードを使うのが現実的とされていた。
カードをドローする効果も強力であり、TGハイパー・ライブラリアンが場にいる状態でこのカードをシンクロ召喚できればこの2体だけでレベル7のシンクロモンスターを特殊召喚する準備を整えつつ強欲な壺を発動したのと同じ効果が得られる。さらにTGハイパー・ライブラリアンがもう1体いれば3枚カードをドローしつつシューティング・クェーサー・ドラゴンをリミットオーバー・アクセルシンクロできた。さすがにそれは強力すぎると判断されたのか、このカードとハイパー・ライブラリアンは共に制限カードに指定された。その後、リンクモンスター追加時にエクストラモンスターゾーンの追加によるルール変更によって、どちらも無制限に復帰したことがあったが、現在はハイパー・ライブラリアンは再び制限カードとなっている。
近年までこのカードのシンクロ素材として有用なグローアップ・バルブが禁止カードとなっていたため、少し使い勝手が悪くなったりしていたが、それでもシンクロ・チューナーの中では最も有用であることからこのカードはかなりの高値で取引されていた。しかし、エクシーズモンスターの登場などによりレベル1モンスターの投入を強いるこのカードの評価は以前よりも下がり、長らく制限カードになっていたことや、このカード以外にもシンクロチューナーの選択肢が増えたことや更なる召喚法の追加、何度も再録されたこともあり現在はストレージに入っていることすらある。