概要
『ONEPIECE』に登場する剣士ロロノア・ゾロの考案した居合術。三刀流ではなく、一刀で行う。
全ての物体の持つ「呼吸」を感じることで、その物体を切り裂く絶妙な角度、力、速度を把握し、神速の居合で敵を斬る。初使用の際には全身が刃物=鋼鉄の硬度を持ち、「ゴムゴムのバズーカ」に匹敵する威力の「鬼斬り」に無傷で耐えたMr.1ダズ・ボーネスに対し一発で意識を失わせるほどの重傷を与えた。
強化版
死・獅子歌歌(し・ししそんそん)
新世界編では更なる研鑽を積み、空を飛ぶ龍をも斬り殺す上位技。口にくわえた刀で相手の体勢を崩し、一刀両断する「獅子歌歌」の強化版である。
キング戦では単純に一刀流で使用。
黒刀 死・獅子歌歌(こくとう し・ししそんそん)
劇場版『ONEPIECE FILM GOLD』のダイス戦で使用。武装色の覇気を纏い硬化した状態で繰り出す居合。
「極虎狩り(ウルトラがり)」や「千八十煩悩鳳(せんはちじゅうポンドほう)」を耐え抜く強度を誇る金の鎧を纏った状態のダイスを一撃で沈める程の威力を持つ。
余談
・技名の元は「子々孫々」。【子孫の続く限り】という意味のこの言葉を、『そん→song→歌(ソン{グ})』と連想し、この字面に当てはめて「獅子が勝利の咆哮を上げる」かのような意味に仕立てられている。
・『ONEPIECE』は初期から覇気に関する伏線が散見されるが、アラバスタ編での回想でゾロが師・コウシロウから教わった「呼吸」に関するエピソードも見聞色、武装色の覇気に関する述回だとする説もある。
後にワノ国の侠客ヒョウじいは流桜(ワノ国における覇気)を解説する上で、上記のコウシロウに近い事を言っている。また、コウシロウはワノ国からの移民・霜月コウ三郎の息子であることも判明。呼吸を知ることもまた、ワノ国の剣術の極意であることが明かされた。