三・千・世・界
さんぜんせかい
『ONEPIECE』の剣士ロロノア・ゾロの考案した三刀流の奥義。
両手の刀を自分の前で構え、風車のように廻旋させつつ突進して斬り裂く技。
最初に披露したのは世界最強の剣豪、ミホーク相手に最期の一撃として披露するも、まったく通じない上に2本の刀が折られてしまう。
それからしばらく経ち、スリラーバーク編のオーズ戦で久しぶりに披露し、腹を斬った上で弾き飛ばし、オーズの巨体をぐらりと揺るがせた(これによりオーズの背骨を一直線に引き延ばし、ルフィの放つトドメの一撃のための決定打となった)。
また『ONE PIECE グランドバトル!』を初めとしたゲームでは、大抵がこの技がゾロの最強技として登場している事が多い。
「九山八海一世界 千集まって”小千世界” 三乗結んで斬れぬ物なし」
和道一文字と三代鬼徹に覇気を纏い、黒刀にした状態で披露する。(アニメでは秋水も含めて刀全体に覇気が流れるように黒く染まって、紫色のオーラが刀身に渦のように覇気が纏っている。終いには覇気の極限なまでの集中と無駄な纏いの省きか口元や手が覇気で黒く染まっていない)
これにより一層洗練された強化版、『一大・三千・大千・世界(いちだい・さんぜん・だいせん・せかい)』を炸裂し、その威力は島の地形を変えて、最大数千mの巨大な山ほどの大きさ(拳は街ほどの大きさ)はあろうかという巨体となった石像すらも両断する程である。
これにより石像から離脱したピーカは覇気を体全体に纏ってゾロとの一騎打ちに臨んだが、ゾロは空中で三度目となる三・千・世・界を炸裂。その覇気はピーカを凌駕し、見事ゾロは大幹部を討ち取った。
劇場版『ONEPIECE STAMPEDE』では、藤虎の大隕石を真っ二つに両断した(その後、真っ二つになった隕石は軽くミホークが完全に破壊している)。
実はこの技は『ONE PIECE』第1回「キミの好きな技」人気投票結果では第二位であり、1位であるルフィの『ゴムゴムの銃乱打(ガトリング)』とは僅か160票の差であり、3位のサンジのムートン・ショットとは2180票差も離れている。