次元とは
ここでは1.について解説する。
概要
物理学
物理学においては、我々が住む世界の構築に必要な要素の一つとして考えられることがある概念の一つである。直感的に言えば、次元とは空間の広がりの方向がいくつであるかによって示される。たとえば、私達の住む空間は3つの方向に広がった三次元空間という捕らえ方が出来る。また、時間を次元の一つとして加え、時空とする学説も存在する。この場合、三次元空間は四次元時空であると見なすことができる。
近年では、超弦理論(超ひも理論)といった学説が注目を浴びている。
尚、空間の次元を一般化して量の次元というものを考える事も可能である。ある体系の中でそれぞれ独立して決める事のできる量を「基本量」とし、それぞれのべき乗の積によって他の量の次元を表現する、という方法である。国際量体系においては長さ(L)に加えて質量(M)、時間(T)、電流(I)、熱力学温度(Θ)、物質量(N)、光度(J)の計7つの量が「基本量」として定められ、例えば力の次元はLMT^(-2)と表現される。
数学
数学では、空間の広がりを数式で表すことができ、物理学においても活用されている。
その他の用法
『次元が違う』⇒『次元=世界』
「我々とは格(地位・人種・能力など)が違うので、世界(住む場所・実感しているものなど)が異なる」といった意味を持つ言い回しなどに使われることがある。こういったこともあってなのか、次元はしばしば「世界」という意味で扱われることがある。特にSFやファンタジーでは、ある世界には全く存在しない要素という意味で「次元」という言葉が使われ、要素の異なる世界同士は「異次元」と呼称される。
キャラクター
Pixivで「次元」と検索をすると、大半のイラストは「次元大介」である。
この記事での意味の「次元」を検索したい場合は、他のタグと併用するなどの工夫が必要である。
関連タグ
零次元(0次元) 一次元(1次元) 二次元(2次元) 三次元(3次元) 四次元(4次元) 多次元 異次元
DIMENSION(ディメンション):次元の英名だが、この名を冠したバンドなどの記事になっている。