『藤』とは
概要
マメ科マメ亜科フジ属の蔓性(つるせい)の落葉低木。山野に自生し直射日光の差す場所を好む。園芸品種が多く、公園や庭園などに天蓋に藤の蔓を這わせた「藤棚」が作られる。
5月ごろ、房状の薄紫(藤色)の花を咲かせる。花序は長くしだれ、20cmから80cmに達する。
葉は卵形の小葉からなる羽状複葉。夜間は葉をすぼめる。実は莢に収まった豆で秋に暗褐色に熟す。
蔓は右巻きでヤマフジとは逆。木に巻きついて登り、樹冠に広がる。丈夫で縄や細工物に利用される。また、つるから繊維をとり布に織った。
花言葉は、「優しさ」「歓迎」「決して離れない」「恋に酔う」など。花は晩春、実は晩秋の季語。花にはレクチン、樹皮や豆の莢にはウイスタリン、種子にはシチシンといった毒が含まれる。
表記揺れ
関連タグ
ウィステリア/ウィスタリア wisteria/wistaria
「藤」を含む名字
「藤」を含む名字のうち、藤原氏に由来するもの
「藤」を含む下の名前