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マメ亜科

まめあか

マメ科植物の多くが属するグループ。「蝶形花」と呼ばれる独特の形態の花を咲かせるのが特徴。

概要編集

マメ科植物の伝統的な分類で認められていた3つの亜科(マメ亜科・ジャケツイバラ亜科・ネムノキ亜科)のうちの一つで、種数でマメ科の約7割の約1万3800種を占める最大のグループ。


萩(試作)

花の形が非常に特徴的で、花弁は5枚あるが、中位の翼弁と下部の竜骨弁と言われる2対4枚の花弁が雄しべと雌しべを覆い、上の旗弁(きべん)と呼ばれる最上部の花弁が大きく立ち上がって非常に目立つ。マメ亜科特有のこの形態の花を蝶形花という。


近年の分子系統解析によると、ジャケツイバラ亜目は基底的なマメ科植物の寄せ集めであったとされているが、マメ亜科は系統的にひとまとまりと認めてよいとする研究が多い。


」として種子を利用するダイズインゲンマメラッカセイなどのほか、スイートピー(レンリソウ属)、ハギ(ハギ属)、クズ(クズ属)、ルピナス(ハウチワマメ属)、エニシダ(エニシダ属)、クローバー(シャジクソウ属)、レンゲソウ(ゲンゲ属)など、草花や野草として馴染み深いマメ科草本の多くがマメ亜科である。マメ亜科で木になる種は熱帯に多く温帯には少ないが、フジ(フジ属)は蔓性木本となる。クローバーやレンゲソウやフジやルピナスは一見すると蝶形花ではないように見えるが、小さな蝶形花がよせ集まって花を形作っている。

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