概要
マメ科マメ亜科フェヌグリーク属の一年草。和名はコロハ。シャンバリーレという名は主にイランで使われ、日本ではフェヌグリーク(fenugreek)と呼ばれることのほうが多い。スパイスの名前として「メッチ」「メティ」(「メッチシード」「メティシード」)とも呼ばれる。
主にハーブ・香辛料に使われる植物で、60cmほどにまで成長し、黄色か白い花を咲かせた後に細長い豆果を付ける。
日本の市販のカレー粉には大抵入っているため、ほとんどの日本人が名前は知らなくとも口にしたことがあり、またその香りを嗅いだことのあるものとして認識できる。
日本では漢方薬「胡廬巴(ころは)」としても知られ、滋養強壮、解熱剤としても使われてきた。
特に、インドや中近東では催乳作用を持っていると考えられており、授乳期の女性が食べる習慣がある。