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ドクトル・ホグバック

どくとるほぐばっく

ドクトル・ホグバック(DOCTOR.HOGBACK)とは、少年漫画『ONE PIECE』に登場する医者・海賊である。
目次 [非表示]

「そして紹介が遅れた このおれは!!! 世にも名高き ドクトル・ホグバック!!!」

「通称!! “天才”だ!!! フォスフォスフォス!!!」


概要

スリラーバーク海賊団の幹部、四怪人の1人で「フォスフォスフォス」なる特徴的な笑い方をする。

王下七武海の海賊ゲッコー・モリアの傘下であり、船医を務める。

 

外科医として天才的な手腕を持ち、数々の奇跡を起こした名医。

そして医者として得られる地位と名声の全てを手に入れたが、12年前突然として姿を消してしまう。失踪とも誘拐とも噂されたがついに解決されず、世間ではホグバックの名はもはや伝説となっている。

この失踪事件の正体はスリラーバーク海賊団への入団であり、深い霧の海を拠点にしていたためにホグバックの所在が世間に漏れなかったのである。

 

スリラーバークに無数に存在するゾンビ達は、このホグバックの医療技術によって修復及び強化された死体に、モリアが他者から切り取った影を入れて作られたもの。

 

麦わらの一味の船医であるトニートニー・チョッパーはホグバックに対して強い敬意を抱いていたが、彼の語った「死者の蘇生の研究」の実態が “他者の死体を無理やり動かして言いなりにしているだけ” に過ぎない「命をバカにした研究」である実態に激怒、激しく失望するに至った。


プロフィール

本名ホグバック
異名天才外科医
年齢45歳→47歳
身長223cm
所属スリラーバーク海賊団四怪人
所属船スリラーバーク
出身地西の海
誕生日12月19日
星座いて座
血液型XF型
好物スープスパゲティ
初登場単行本46巻 第446話『ドクトル・ホグバック』
CV岩崎ひろし

人物

世間の評判通りで腕は確か。

だが優れた手腕に反比例して非常に傲慢で、医者としての倫理観も欠如している。

例えばスリラーバークで対峙したチョッパーに対して 「おれはただ天才だっただけ! 金の為に手術はやったが、診たくもねェ患者達が次から次へとひっきりなしに世界中からやってくる! 迷惑なモンだ、面倒臭ェ! そこいらのバカ医者共に救えねェ命もおれなら救えちまう、こんな天才の悩みがてめェにわかるか!?」 と吐き捨てたり、使用人で自分が作り出したゾンビでもあるビクトリア・シンドリーを蹴り倒した上で「床を舐めろ」と命じ、その横で「おれもそうだが、彼女もさぞ嬉しかろう… 再び人間としてこの世を生きる事ができるんだからな!」と悪びれもなく語るなど品格は相当に下劣。

 

尚、モリアと接触する前はまだギリギリ踏み止まっていたようだが、シンドリーの逝去などによって悪漢と化した模様。

 

そんな悪辣さの一方、普段の生活ではシンドリーに振り回されるギャグ要員と化しており、ゾンビ以外の同僚にも皮肉混じりながら協力しあうなど、味方との関係はそれなりに良好。

味方に対しては歪みや裏表の少ない発言も多く、稀に敵対者にも「御見それした」などと、おちょくりなのか本人なりの敬意なのか判断し難い言動を見せている。

そして自身の条件通りシンドリーを復活させたモリアの能力を「奇跡的な能力」と評しており、モリアへの忠誠心が特に高い人物でもある。

 

医師として問題点の多い人柄のため、純粋に敬意を抱いていたチョッパーには「ここまで悪党だと気持ちいいくらいだ」と激しく失望されているが、「尊敬すんのはてめェの自由、失望すんのは筋違い! てめェの理想と違ったおれを医者として許せねェとでも思うのならとんだ思い違いだぜ!」と、ある程度は筋の通った正論を返したりもしている。

 

ちなみに黒ひげ海賊団の船医・ドクQは普通のリンゴに「食べると爆発するもの」を交ぜて配り「運試し」をする人命を軽視したような行いをしていたため、ホグバックほどの外道でも比較的害が少ない方なのが悲しいところ。

おまけに、(新旧七武海メンバーの中では)政府組織に対する問題行動が少な目なモリアの影響なのか、海軍や政府の要人視点では悪目立ちするような行動がドクQ以上に少ない上、海賊以外の生者への問題行動も間接的なものが目立っている。

 

尚、彼と対極の位置に就く人物にヒルルクがいる。

相当なヤブ医者の上に素行は悪く、かつて大泥棒として荒稼ぎしていた過去もあるので善人とはとても言えないが、一方で医者としての心構えは本物。

そして本人曰く「金のために」やっていただけのホグバックと違い、どんな治療も無償で請け負っていた。

性格は非常に悪いが必ず患者を救う名医ホグバックと、善意から無償で治療を行うものの必ず病気を悪化させる藪医者ヒルルクはまさに対照的な存在である


能力

一般的な海賊船の船医に相当する。四怪人の中で唯一戦闘力が皆無だが、医療技術により死体の強化手術や仲間の治療を行いモリアをサポートする。


その医術は作中でも最高級であり、腕や足、筋肉等の完全な移植手術が可能。

また、オーズの遺体は凍傷で右腕が欠けており、作中で見られる右腕はホグバックが精巧に復元したもの。

 

『ONE PIECE』世界では欠損した身体の部位を復元できる医術は基本的になく、青キジが片足である様子から海軍本部世界政府の医師でさえ、そこまでの医術はないと推測できる。

シーザー・クラウンヴィンスモーク・ジャッジなど、ベガパンクの科学・医学情報の盗用で同格の技術を得た者はいるが、ほぼ単独で復元などに成功した人物はいまだ現れていない。

彼の医術はオペオペの実チユチユの実等々、作中屈指の回復能力にも匹敵すると評価できるだろう。


活躍

スリラーバークでは影を取り返そうとする麦わらの一味に立ちはだかり、使用人のシンドリーに命令を出して一味の一部(チョッパーロビン)を倒そうとしたが、チョッパーの説得によりシンドリーの思考が一時的に鈍りホグバックの命令を聞かなくなった時、島内を彷徨っていたオーズに踏み潰され戦線離脱した。


戦いが終結して一味が去った後、サンジに倒されたアブサロムと合流してルフィとの戦いに敗れた意識を失っていたモリアをスリラーバークから連れ出して治療し、モリアをマリンフォード頂上決戦参戦にこぎつけた。


その後は本編で姿を見せてはいない。

現状、かつてのスリラーバークの四怪人の中では唯一所在も安否も不明となっており、再登場しないままONEPIECEの物語は最終章へ突入した。


余談

  • モデル

キャラクターのモデルは、お笑いコンビ・南海キャンディーズ山里亮太であると言われている。

山里氏は、過去にONEPIECEの映画を宣伝する企画で作者の尾田栄一郎と知り合って以来、彼との交友関係があり、スリラーバーク編が始まる以前「今度南海キャンディーズっぽいキャラが出てくるけどいい?」と打診され、了承したようだ。

またシンドリーのモデルは山里の相方・しずちゃんこと山崎静代

彼女は女優としても活動しており、シンドリーが『生前舞台女優だった』設定の原型の可能性もある。

 

突拍子もない発言や行動を淡々と繰り出すシンドリーと、それに慌てふためきながら突っ込みを入れるホグバックのやり取りは南海キャンディーズのネタを彷彿とさせ、外道ながらもどこか憎めないコミカルさにもあらわれているのかもしれない。


  • 内面に関する考察

下劣な言動が目立つが「中身などどうでも良い」と吐きつつも、ホグバックが生前のシンドリーを語る時は性格や立ち振る舞いしか口にしていない。

見た目さえ同じならいいのなら、適当に女を買ってそっくりに整形すればいいはずである。人身売買が公認されているし、彼には整形技術も財力もあるのに、実際ははるかに異常かつおぞましい死体盗掘である。

そして、命令者に忠実のゾンビの特性を活かして生前のシンドリーの模倣もさせず、むしろ普段は自分に反抗的に=生前のシンドリーとは対照的に振る舞わせている。


彼の半生を簡潔に振り返れば、どんな患者でも治せるのに、惚れた女が自分を振った後、自分とは全く関係ないところで死んだだけである。恐らく「振られた」か「事故で死んだ」のどちらかだけなら立ち直れていたはずが、ダブルパンチ(更に「1度は自分が救った患者に死なれた」事態も合わせたトリプルパンチ)を食らって、私人と医者の双方ダメージを喰らって完全に折れてしまったのだろう。


ゾンビシンドリーについて「外見さえあればよかった」と断言しているのは恐らく「元から外見にしか興味がなかったんだから、これでいいんだ」とする強がりと思われる。


この前のエピソードであるウォーターセブン編において、ゴーイングメリー号の修復についてルッチが「どれだけそっくりに作っても『別の船』だと実感してしまい苦しむのは他でもないお前たち自身」と忠告したが、全くその通りになっているのがホグバックである。そしてそれを最も痛感しているのもまたホグバックである。


また、チョッパーに対しても「見たくもねェ患者がひっ切りなしに来る」「金のために手術はやったが」などと悪態を並べているが、本当に金のためなら律義に全員診る必要はない上、実際は来院した患者を律儀に治療し評判通りの実績がある。

「金のため」との動機は『一番助けたい人が自分の手の届かない所で死んだ』苦い経験と、周囲からの『素晴らしい医者』との称賛によって矛盾が生じ、自分の腕が認められなくなる乖離をも生じた末、ホグバックは「おれは元から『金を稼げるだけの腕のある医者』なんだ」とする逃避反応から出た自虐と思われる。


更にチョッパーから「お前が一番人間扱いしてないんじゃないか!!!」と喝破された際には、開き直るでも言い返すでもなく明らかに表情を崩して動揺しているのを見ると、心に受けたダメージから目を逸らしている自覚はあった模様。


何より回想シーンにおいてみられる診療所では、彼の患者達はシンドリーを含め一様に笑顔であり、非常に暖かな雰囲気が読み取れる(ホグバック自身も、彼女の優しさに惹かれているように見える)。

少なくともシンドリーの生前は、ホグバックは世間の評判通りの天才名医だったのだろう。


死者の尊厳を踏みにじる行動は許される行為ではないが、ホグバックの場合その行為を通じて自分自身の尊厳をも破壊して心の痛みから逃げようとした(そして逃げきれなかった)節がある。

また、モリアが撃破された後、彼をつれて脱出したり見つからないペローナを気にかけたりと、仲間との関係が良好である実状が見受けられ、一部の読者から「スリラーバーク海賊団において彼が最も充実していたのは、仲間のちょっとした怪我を診る時だったのではないか?との考察もある。

そう考えると単なる『堕ちた天才』『外道』とも切り捨てられないキャラとも捉えられる。


また、同じ医者のキャラクターがそれぞれの重要人物を失った状況を見比べると、

  • ホグバック:大切な人を救う力はあったのに手が届かなかった
  • ロー大切な人に手は届いたが救う力がなかった
  • チョッパー:大切な人を救う力もなく、手も届かなかった

との対比が見て取れる。


関連タグ

ONEPIECE スリラーバーク ゲッコー・モリア ビクトリア・シンドリー

アブサロム ペローナ トニートニー・チョッパー

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