CV:稲田徹
概要
通常のライオンよりもずっと大きな体格、二足歩行も出来る運動能力に、鋼鉄の檻を一撃で容易く粉砕するほどのパワーを誇る怪物。
しかしパワーに秀でる一方で頭は悪いらしく、大の食いしん坊で基本的に食べ物のことしか考えておらず、食欲が絡むと任務そっちのけで我を忘れたり、モージの命令さえ聞かなくなることもある。
肉食獣のくせに人間が食べるお菓子などにも目が無く、コミカルな一面やどこか憎めない愛嬌を持ち合わせており、なんだかんだでモージには可愛がられている。
名前の由来はライオネル・リッチーと思われる。
余談だが、原作漫画ではライオン然とした毛色をしているが、アニメ版だとよもぎ色の体毛に藤色の鬣、更に初期の頃は目も充血したかのように赤くかなり毒々しい色合いになっている。
活躍
東の海編最序盤におけるバギー海賊団との戦いでモージと共に登場。ナミの策略に巻き込まれて鉄の檻に閉じ込められていたルフィを檻ごと粉砕せんと襲い掛かるも、結果的に檻からルフィを解放しただけに終わる。
当時、既に海王類をぶっ飛ばすほどの力を得ていたルフィにデカいだけのライオンなどもはや敵ではなく、反撃を貰ってあっという間に戦闘不能に追い込まれ、更にカバジにも制裁を受けるなど、散々な目に遭わされた。
扉絵連載「バギー一味のその後」では、バギー海賊団の次期船長の座を巡っての決闘でカバジとモージが消耗したところを寝ぼけて両者を撃破、漁夫の利を得る形で次期船長となり、新たに「リッチー一味」として海賊団を率いることとなる。
しかし、食べ物目当てでとある島の先住民「クマデ族」に襲い掛かるも返り討ちに遭い、絶体絶命のところを帰還したバギーに救われ、九死に一生を得ている。
ちなみに一時船長になった直後わざわざタイトルを「リッチー一味冒険記」と手の込んだ改名をしているが僅か2週で最終話扱いになった。
その後戦う姿を披露することはなかったが、物語の所々でバギー海賊団の面々と合わせて登場しており、その際にはこれまで以上にコミカルな姿も見せている。
なお、新世界編では食いしん坊が祟ったようで、ブクブクのデブライオンと化していた。
また、バギーがクロスギルド立ち上げ時にクロコダイルとミホークの怒りを買って殺されかけた際には、他のメンバー同様バギーを心配する様な素振りは一切見せず、ただ黙々とテーブルの上の料理を貪っていた。
関連タグ
ホーリー:飼い主共々敵役として登場した巨獣つながり。