猫と竜
ねことりゅう
なぁ、羽のおじちゃん。おいら人間の子供に、魔法を教えてやりたいんだ 。
魔獣が跋扈する森の奥に、一匹の火竜が舞い降りた。
竜は一つの卵を産み落とし、土に埋め、狩りにでかけ、命を落とした。
その卵の上に、一匹の猫がやってきた。
猫は埋まった卵の上で子猫を生み、子猫たちは知らずと竜の卵を温め続けた。
竜の子が孵ったのは、子猫たちが生まれてから四日後のことであった。
猫たちは、ちょっと変わった「空を飛び火を噴く猫」を、家族に加えて生きていく……。
小説家になろうにてアマラ氏により執筆された短編で、いくつか繋がりのある作品が執筆されてから2016年4月22日に纏められた小説が販売。
暫くして漫画家の佐々木泉氏により漫画版が描かれる。
猫竜と呼ばれた1匹の竜を中心に様々な猫達と人間たちのエピソードが描かれている。
漫画版は2024年12月現在は10巻まで発売されている。
猫(基本的に通称や見た目、立場が名前になっている)
物語の中心になる猫(ケット・シー)に育てられた竜。
本来の親は狩りに出た所を人に狩られてしまう。
産まれた際に丁度自分の子を育てていた母猫こそママにゃんにより一緒に猫として育てられ共に成長した。
それにより猫を家族として大事にしており、猫に何かあれば危害や殺した者を瞬く間に制裁に向かう。
結構結婚話にうるさいが自分の事を突かれると途端に口籠ってしまう。
親兄弟達からは「羽の(子or弟)」、猫達からは「羽のおじちゃん」と呼ばれている。
人間からは当初「皇竜」と呼ばれていたが、国王と対面した際に、自らそぐわないと「猫竜」が適当と提案、以降「猫竜」と呼ばれるようになる。
猫竜の育ての親。
暫く育てていた所を後述のアンネロッサに召喚される。
上記のは本名ではなく、愛称みたいなものである。
猫竜以外にデーモンやソラクジラなど、様々な種族を優しく育てて全員から信頼されている。
おっとりとしたマイペースな性格の持ち主で色んな人を振り回している。
元は普通のケット・シーだったが召喚されてからカーバンクルを食べ続けた結果、膨大な魔力により変異して不老+長寿の存在になり、尻尾も2本になる。
人間
似たような容姿で何代か出てくるが、主に登場する国王は猫竜と友好を結んだ王の数代後と思われる。
他に、猫竜に滅ぼされ欠けた代、猫竜と友好を結んだ代、猫竜の友好を結んだ代の息子、が登場している。
ママにゃんを召喚した少女。
最初は気弱であったがママにゃんと一緒にいるうちに彼女に影響を受けておっとりでマイペースな性格になる。
段々と実力を付けて行って宮廷魔術師から母校の教師、校長となって行き、今ではのんびりとエンジョイしている。
ママにゃんと一緒にいた影響かアンネロッサ本人も長寿で不老な存在になった様で普段は魔法で老婆に変身している。
一応結婚はしていて曾孫がいる。
- ケット・シー
良くファンタジーで言われるのと変わらないが、この作品では人の魔法とは別に独自の猫魔法が使える。
猫魔法は人も覚えられる物は覚えられる。
この作品では普通の猫も存在しており、一部は普通の猫としてふるまっている。
人の様に猫が食べれないものを普通に食べれる
- 流れ猫
ケット・シー達の間で困った際の解決屋
王国ではヤジュウロウを元にしたお話がされており、大好評(本猫としては凄く恥ずかしがっている)。
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すべて見る- 吾輩は“森の猫“であるからして!
あいのあいさつ
猫に転生?!何だって!!?ならば猫なりに愉快な人生を歩んでいこう!と思ってたら何か起こりそうな予感がする──、そんなようなお話です。 【最重要項目】 ⚠️なんでも許せる方向け。読了後の苦情は受け付けません⚠️ 本当は短編として一話に纏めようと考えていたのですが、中々に収まらない長さになってきそうだったので性懲りも無く新しいシリーズを始めることにしました。てへ。 今年に入ってからは文字書きよりもお絵描きにやたら力を入れていたり、色んなアレコレが疎かになったりしちゃってる作者です。早くも6月突入しましたよ!しっかりしなさいな!!と自身を叱咤激励中。 もはや文字書きとしても絵描きとしても人権を失ってるレベルで遅筆極まってますが、地味に色々と書(描)き進めているので、忘れた頃に何か投稿されるんだろうな……と生暖かい白い目で見てもらえると幸いです。 かしこ。12,634文字pixiv小説作品