作品紹介
宮原るりによる、少年画報社の「ヤングキングアワーズ」にて連載中の漫画。作者の出身地でもある岐阜県が舞台。
キーワードは「話の腰はシモに折れ!」(単行本コミック帯)。
ストーリー
高校1年生の宇佐和成は、両親の仕事の都合もあって念願の一人暮らしを手に入れる。
自分の城となる四畳半があるのは、古き良き日本家屋を下宿にしている「河合荘」。しかし新生活に胸を躍らせる彼を待ち受けていたのは、厳然たる男女格差とマイペースな変人(あるいは変態)の下宿仲間たち。
入居先の実態に怯む宇佐だが、憧れの先輩・河合律が下宿していることを知った彼は、律とお近づきになるべく河合荘の一員となるのだった――。
主な登場人物
河合荘の新入りで最年少。世渡り上手なのか、イジられ騙されからかわれながらも住人たちとの関係は良好。図書委員で律のことは以前から知っており、仲良くなろうと奮闘中。
読書にさして興味はなかったが、律の影響で本を読む時間が増えている。
河合荘のオーナーの娘。テンションの低い読書家で登下校時も本を離さず、読み耽って帰りが遅くなることもしばしば。本そのものは武器扱いしている節もある。一人でいることに慣れており、宇佐のアタックには戸惑い気味。
無自覚ながら結構な無茶しい。怖いものを見せられるとすごく眠くなる。
宇佐とはしきり一枚で隔てた同室の住人。変態。以前は小説を書いていたらしく、本人曰く「充電中」の現在は昼間から街中をうろついている。朗らかな人物ではあるものの、風体・言動ともにあやしく、お巡りさんとは顔馴染み。
手先が器用で、工作物で住人たちの暇潰しに貢献することも。愛称は「(犬っぽく)シロ」。
美人で酒飲みのダメンズキャッチャー。さばさばしていてやんちゃで気まま。何かにつけて世のカップルを呪う一方、自身の恋愛となると住人をやきもきさせるほどちょろい。
その反面、進展に躓きがあると大騒ぎする面倒くさいお姉さん。酔うとただでさえヒドい言動がさらにヒドくなる。彩花が天敵。
あざとい小悪魔系女子大生。思わせぶりな言動で人間関係を引っ掻き回すのが趣味。潰したサークルは数知れず、修羅場ネタには事欠かない。
可憐に装っているが内面はめちゃくちゃ強かで、気に障る相手には容赦しない。麻弓には人間性を酷評されながらも懐いており、頻繁に襲いかかっている。
柔和な笑顔を絶やさない河合荘の大家。律とは親戚どうし(住子が大叔母-律が姪孫。住子の兄が律の祖父(故人))。寛容でノリがよく、時に鋭い言葉のナイフを投げつける。
下宿人の目に余る行動には釘を刺すが、外での振舞いに関してはノータッチ。住人の機微に鋭く、晩ご飯で元気づけてくれる。
ただし御飯もなかなかのハイリスクである。
メニューは住子の気分次第でステーキからゆで卵1個という博打レベルであり、かつ住子に指定された場所(箸が置かれる)で食するのがルールのため、庭石上の野外飯や、果ては便所飯を強いられることも。
アニメ化
2014年4月から6月までTBS発でテレビアニメが放送された(全12話)。制作はブレインズ・ベース。
ネット局は、CSでの放送がAT-Xではなくそのライバル局、兵庫県と京都府ではキー系列局ではなくそれぞれサンテレビ・KBS京都であることを除けば、同じ作者の『恋愛ラボ』と共通。
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